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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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強行突破作戦




えーと、今日は全部で何作った?


料理;ホワイソース、シチュー、イモフライ、ガルスガルスのから揚げ、コロッケ。

料理のための素材;レオーノイモ粉(片栗粉の代用)、丸豆油

料理のための道具(作ってもらう予定);フライパン、ターナー、おろし金


作り方はわかった?ホントは黒麦じゃなくって小麦の方がいいと思うんだが・・・

いや、無いものねだりはいけませんな!ハンナちゃんはレシピメモの作成で忙しい?

ああ、そうですか・・・エマちゃんはから揚げ食うのに忙しい?

ああ、そうですか・・・から揚げ、うまいか?そうかそうか・・・

我としては、一味も二味も足りないと思うのよねぇ・・・やはり、醤油とかマヨネーズとか・・・

あ、ケチャップはできそうかな?香辛料も足りないし・・・

待て待て、マヨは卵があればできなくない?卵と油・・・は丸豆から作れる・・・

後なんだ?酢か?酢はねーよな~・・・


え?あるの?旦那が飲み忘れてたワインをほっといたら酸っぱくなった?

食欲ない時に使う?へーそう。もったいないから取っておいてちょっとづつ使ってる?

そうですか。そんじゃ、ボルちゃんがガルスガルスの卵取ってきてくれるらしいからマヨネーズのレシピだけ教えとくね。レシピつっても生玉子と酢と油を混ぜるだけなんですけどね!

それで冷暗所でほこりが入らないようにフタをして1日くらい待つの!美味しい調味料が出来上がりますよ^^。分量は・・・いろいろ試してみそ!あーできてすぐに食べるのは駄目だよ!卵の殻に菌がいますからな!菌は酢でいなくなります!


「スネークちゃん!また私の仕事を増やして!」


ああごめんなさい。レシピメモるのハンナちゃんのお仕事でしたな。右手でメモしながら左手でイモフライ食べるのは止めなさい!奥様方もやってるから問題ない?そういう問題ではありません!子供のころから躾けないと・・・あーーーアーダちゃんが真似をしている・・・


あれ?このコはだーれ?アーダちゃんじゃないんじゃない?うぉ?いつの間にか小さいお子たちがたくさんいるよ!気づけばお年寄りもたくさんいるがな!人が増殖しとるーーーーーー!ゾンビや!ゾンビが出てきたんやーーーーーー!!我、焦る!


「スネーク先生、慌ててどうしたんですか?」


“どうしたもこうしたもあるかい!人が、人が増えとるがな!”


「・・・増えとるがな!だそうです!」


「ああ、村の人が集まってきましたね。そう言えば、スミスさんもいらっしゃってますね。あ、スミスさん、こっちこっち!スネーク先生はこっちですよ」


やって来たのはこの中には珍しい男の人・・・おじさんでした。おじさんはこの村で初めて見たような・・・まだ見てなかったよな!おじさん。


「あー、これがお話の従魔さんか。俺はこの村の鍛冶やってるスミスっつうもんだ。よろしくな!」


スミスさん手を出しますが、我、握手はできないよ!なぜならば、我には手がないから!


「おっとすまんすまん!蛇だから手はねえわな!じゃあこれだ!」


右拳骨を突き出し我の頭に近づける。我、体を伸ばして頭をぶつける!


「おお、やっぱり言葉がわかってるんだな!すげーな、エルフの従魔は!」


我、従魔でも何でもないのだが、まあいいでしょう。

それはいいのだが、何だか小さい子供たちが増えとるがな!

こやつら、アーダちゃんと一緒かい!我が怖くないのか!まずい!

このパターンはおもちゃにされるパターンや!捕まってはまずい!どこかへ堆肥だ!

堆肥ではない、対比だ!何と比べる!退避だーーーー!

大人たちはまだまだ食べるのに夢中ですな!

子供らはもうお腹いっぱいになってあきたから、我を変わったおもちゃと思っちゃのでしょう!

言うとる場合か!我はすでにアーダちゃんに発見されてしもた!隠れて逃げるのは無理か!

ならば、人のいないところにジャンプ!

人のいない所見つけてジャンプ!


そう言えば昔、ダイヤモンドゲームというボードゲームがありましてなぁ・・・あ、居間でもある?それをやってるみたいだと、今ふと思ったのですよ。我、居間から庭へ、庭から外へと逃げだした。


もう、子供の相手はやっとれん!我、強行突破に成功せり!



本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。


果たして年末年始に書き込みはするのか?どーしよー?そーじしよー

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