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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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我、神樹さまから新しい魔法を授かる

        ・

        ・

        ・

我、目が覚める。神樹さまの根本で丸まって寝てたようだ・・・

女神様は見えないが声は聞こえる。


「お起きになられたようですね。それでは、まず光魔法をご確認ください」


我、光魔法と念じてみる。

“テロリン”

いつもの音だ。


“光魔法Lv.1”


光魔法ってどんな魔法かな?

“光魔法Lv.1 疲れを癒す”


「光魔法については無事取得できましたね。それでは水魔法のご確認をお願いします」


水魔法か。いつの間にそんな魔法を身に着けていたのか・・・

あれか、うろの中で飲んでた水(実は樹液だった)のせいか。


我、水魔法と念じる。


“テロリン”

“水魔法Lv.1”


この魔法はどんなもんかな?


“水魔法Lv.1 のどの渇きをうるおせる水が出る”

まあ、Lv.1はこんなものか。


「さて、光・水・土魔法がそろいましたね。それでは緑魔法を合成してくだい」

このパターンでいくと、念じるだけでいいのかな?


光・水・土魔法、合成!

“テロリロリーン”

音が変わったぞ!?


“緑魔法Lv.1”

「使えるようになりましたね。それではあなたがうん〇した場所(花積んだところね)に行ってみてください」


言われた通り、気を失う前に花摘みした場所に行く。相変わらず、こんもり盛り土があった。


「まずは水魔法を試してください」

ハイハイ、水魔法ね。まだ使ったことないけどいいか。


水よ出でよ!


我の口から、盛り土に向かって、水がしゃーーーーーっ・・・


見様によってはゲロっぱい・・・

よらなくてもゲロっぽい。


「それでは続きまして、緑魔法をお願いします」

ハイハイ、緑魔法ね。Lv.1の緑魔法は・・・


“緑魔法Lv.1 種が芽吹く”

なるほど。ちょうどいい魔法ですな。それでは・・・


種よ芽吹け!

よくわからりません・・・うまくいったのかしらん?

「ありがとうございます。うまくいきました」


神樹様からお礼を言われたので、これでいいのだろう。あとは毎日水魔法と芽が出たら光魔法をやればいいのか。


 我は神樹様のところに戻ってきた。そういえば、気絶する前に落っこちてきた赤い実はどうしたのかな?

「あれは私の枝で編んだ籠に入れてあります。ぜひお召し上がりください」

あれ、もらっていいんだ。そういえば、あれ食べたとき、急に視界が広がったような感じがしたんだけど、どうしてですか?


「私の実は、“知恵の実”と呼ばれてまして、食べると知性のレベルが上がるらしいです」

ああ、なるほど。食べたら急に頭がよくなったわけね。そんじゃあもう一つ食べてみますか。


パク!

あまーーーーーーーーーーーーーーーーーい!


これは食べても気絶しないものでしたね。うれしーーーーー!

「あ、う〇こ(花摘みね)される時はぜひ緑魔法をお願いしますね」

笑顔でお願いされてしまった。まあいいけど。














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