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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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昼食の激戦!

メリクリスマスです^^





日が中天に達するにはまだまだ時間がある頃、大鍋で作ったシチュー・・・のようなものができた!できたはいいが、この村の台所を握る奥方約何人?ざっと見ても20人は超えている・・・らしき人物たちが村長宅の庭先に集まっていた。集めてきたのは村長宅の若奥様。新しい料理のお披露目のためだ。具はただの野菜しかない貧相なシチューですな^^。奥様が皿をもって集まって来た奥様方にちょっとずつシチューをお玉で掬っていきます。配給のようですな、我、見たことないけどな!新しい料理とはそれほどありがたいものかいな?ウム、我もタダでもらえるものがあるなら並びますな、ありがたいですな!おおっと、ここでボルちゃんから緊急連絡や!フムフム、ふんふん、ゴブジにヨージか!あーあー、ゴブジゴブジ、聞こえますか!うむうむ、ハーハー、だいじょーV!・・・ホウホウ、へーへー、望外だそうだ!・・・ガルスガルスは狩れたの?・・・オーバー!なるほど。


“スネークちゃーん、隊長から連絡があったみたいですね?どんな様子でした?”

“ちゃんとガルスガルス狩れたってさ。あと、何とかディアも狩ったっていってた”

“隊長がオニク狩ったんですかぁ?やったぁ、お昼はオニク食べれますね~!”

“いや、昼は無理だろ?だって狩りの最中だぞ!シチューとやらで我慢しときなさい!”


あと食ってすぐ寝ないように!食べた後にすぐ寝ると牛になりますよ!


 奥様方、大鍋で作ったシチューをあっという間に平らげてしもた・・・そんな調子で食べてたら村長さんところの材料、すぐ無くなるよ?なに大丈夫?作り方だけ教える?材料は持ち寄る・・・鍋も持参した?ああ、そう。それじゃあ、庭で作業する?そしたら鍋の数だけ火を熾して・・・ハンナちゃんがやる?じゃあ薪は・・・エマちゃんが薪割りする・・・えらいぞ!食っちゃ寝ばかりじゃなかったんだな!よっしゃ!そしたら我、張り切って水を出しちゃうぞ!・・・え?気持ち悪がられるから止めて?ああ、そう・・・我、どうしましょうかと思ったら、アーダちゃんに捕まった・・・あ!そちらの奥様、初めまして!我はスネークちゃんなり!丸くてかわいいヘビでございます!あー、そんなに離れないで・・・だいたいの奥様はそんな反応ですな。え?そこの奥様!我、食材じゃないですよ!!ヨダレ垂らすのは止められて-!!!


 我がアーダちゃんに振り回されている頃、村長宅の庭先では数十の大きな鍋を前に奥方様たちが各々ホワイトソースを作っていた・・・この炎天下、大変やね・・・我、風魔法Lv.1を広範囲にかけてみる・・・かけられる・・・微風が吹いて料理している方々の涼になります・・・んー?ちょっと待って?これに水魔法を加えたら・・・魔法二つでは合成できないけど、別々に起動できねーかな?まずは水魔法Lv.1を重力に負けないように、なるたけ小さく・細かく・微細に吹き出してみる・・・できますな!そしたらそれを微風に乗せて・・・


「あら、何か気持ちいい風が吹いてるわね?」


奥様の一人がのたまってます。気づかれたか^^。しかし、こちらには誰も気づかない・・・アーダちゃんとハンナちゃんを除いて!んーー、もしかしてアーダちゃんは魔法使いの素質があるのではなかろうか?そして魔法使いはヘビを怖がらないのでは?邪推じゃすいです・・・あ、蛇推ジャスイです!!蛇は推す、月下の門・・・


薪割り終わって、エマちゃんが戻って来た。戻ってきたところ悪いんだけど、籠持って我を村長畑へ連れてってくれる?どうもニンジン、こっちでは赤根だっけ?、タマネギは丸根、あとジャガイモ・・・お助けイモの種も持って行って!村長宅の庭先に植えた奴はもうなくなっちゃったので・・・これらを収穫しないと足りませんがな!ハンナちゃんは村長奥様に伝えといてね。




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