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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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ツチノコ救出作戦



村長さんところの畑に到着。相撲エルフが鍬持って待ち構えた。いつの間に追いついて追い越したんだ!


「あたし、ここ何度も来ててぇ、近道知ってるんですよぅ、ウフフフフ」


へーさよか。んで、この畑では何が採れるの?


「あー、ここは、いまだとー、こっちでいうところの、赤根と、丸根と、花芽菜と、あとは・・・竜の髭菜?シュパーゲルの仲間ですね!」


聞いたことないけど・・・赤根はニンジン?丸根はカブかな?あとなんだ?

エマさん全種採って来た。


“赤根はニンジン・・・丸根は、タマネギじゃねーか!タマネギは根っこじゃねー、葉っぱなんだし!花芽菜は、ブロッコリ。竜の髭菜、ははーん、アスパラガスでしたか!ええんでない?そんじゃお昼はシチューにしましょか?オニクはボア肉がまだあるよね?夏の暑い時に温かいものを食べて汗をかく!これでいこうか!みんなはどれくらい食べるか知らんから、奥さんにどのくらいとっていいか聞いてくれ”



こうして我らは必要分を確保して再び村長宅へと戻ったのであった。帰ったら若奥さんが戻っていた。


「スネーク先生、フライパンだけど明日にならないとできないって」


“頼んで次の日にはできるのかーーーー、仕事が早いね!スミスさんだっけ?村中の家庭の分を作らなきゃいけないから、忙しくなるかもね。それと、鍋の大きさに合わせたふたを木で作っといた方がいいかもね”

「・・・かもね、だそうです!」


ハンナちゃんが我の言うこと忠実に伝えてくれる。


それじゃあ、シチューを作りますか!作るのはハンナちゃんですけども!あ、ハンナちゃんはメモとるのに忙しいですか。エマちゃんは採って来たもの、泥がついてるのは泥を落として、皮つきのやつは皮剥いて。おお、さすがに実家が農家なだけあって手馴れているな!奥様達はさっき見てたホワイトソースを大きな鍋で作ってみて。大事なのは焦がさないように、粉がだまにならないようにね。さてと・・・我、することなくね?ハンナちゃんはもうホワイトソースの作り方、わかるよね?そしたら、我、いらなくね?ちょっと村の外の様子を見てきたいのだが・・・だめ?なんで?何かあったときのため?何もあらしませんがな!よし、我、パイルダーOFF!ハンナちゃんの頭からテイクオフ!


テイクオフした途端にアーダちゃんにとっ捕まりました!なになに?アーダちゃんも蛇頭巾がしたい・・・うらやましかったのかな?・・・さよか。ほんじゃあ、アーダちゃんの頭に、我、パイルダーオーン!


アーダちゃん、暑くない?ちょっと汗が出てるよ!我、風魔法Lv.1微風ブリーズを我とアーダちゃんに吹くように調節。はー涼しいね・・・何で屋内にいて暑いのかと思ってたらシチュー作ってるからだった。我、さりげなく皆に微風を吹かせておく。あ、エマちゃんは野菜切り終わった?そんじゃ、ボア肉も食べやすいように・・・あ、アーダちゃんが食べやすいくらいの大きさよ、エマちゃんだと一口サイズが巨大だから、アーダちゃんには食べきれないでしょ?そうそう、それくらいに切って、別のなべで焼いてて・・・半分ぐらい火が通ったら、鍋から取り出して、それじゃ、ホワイトソースに野菜を入れて、ああ、お酒なんかあるかしらん?ホワイトワインがある?ほんじゃそれをいれてみましょ!味を見ながらちょっとずつ入れていってね!ああ、計量しながら入れた方がいいかもね!味見していってね!・・・ん、うまい?ああ、そう、そりゃよかった・・・オニクはもう入れた?そしたら焦がさないように、じっくり加熱して・・・できた?できたーーーーーー!

結局、我は誰からも救出されませんでしたとさ。




本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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