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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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我、神樹さまからお願いされる


 ツチノコ。前世では噂にはなっていたものの、発見はされずUMA扱いだったはずだ。

魔法が使えるこの世界でもツチノコは幻の生き物なのか?


 それはそうと、自分のステータス調べたらマボロシ~!と出てたけど、その部分が幻想生物族と他人には読めるのかな?我のステータス魔法、おかしくね?


我のことはさておき、女神さまは何という生物なのですか?


「私は女神などではなく、目の前の木です。言葉のわかる生き物からは神樹とも世界樹とも呼ばれてます」


ぐおーーー!いきなりど偉いキャラ(?)にあってしまった。どうしよう?逃げた方がいい?


「私がここにあらわれたのは、神の子にお願いを聞いてほしいからです」


お願い?たかだかヘビの分際で、神樹様のお願いをかなえられるとも思えませんが・・・


「いえ、私は先ほどあなたの魔法を見ました」


やはりお花摘んでるところみられていたか><


「お願いというのは、これを召し上がっていただきたいのです」


神樹さまはどこからか取り出した光輝く実を差し出した。


これなんです?


「これは光魔法が使えるようになる実です。あなたにこれを召し上がっていただきたいのです。毒じゃありませんよ。あなたも毒蛇じゃありませんし」


ガーン!ダジャレ先に言われた!


それと我、毒持ってなかったのか!


「あなたのステータスを見たところ、もともと土魔法が使えるようです。それに私の中の樹液をお飲みになられたのでしょう、水魔法も使えます。さらにこの実をめしあがっていただいたら・・・」


いただいたら?


「土、水、光魔法の合成魔法、緑魔法が使えるようになるのです」


緑魔法ってなんやろか?


「緑魔法は植物に関する魔法です」


で、緑魔法を我に使わせて、何をさせたいの?


「さきほど、あなたがうん〇(花摘みね)をされるのを拝見しました。それでそのう〇こ(摘んだ花ね)のなかに私の種があったのです。この方ならば、私の次代を託せるのではないか、と」


なるほど。我に種まきをさせたいのね。別にいいよ、この世界でほかにすることもないし。でも、ほかにも誰かいるんじゃない?我、生まれたてのベイビーヘビーだよ?


「複数の魔法を使え、なおかつ意思の通じる生き物となるとほかにおりません。実を食べるだけなら大きな鳥がたまに来るのですが」


じゃあ、そのおおきな鳥さんに任せたら?


「あれは実を食べてどこかで〇んこ(花吹雪ですな)をするのですが、きちんと埋めてくれないので種が芽吹く前に虫たちや小動物たちに食べられてしまうのです」


ふーん、わかりました。んじゃ、食べてみますかね?



我、差し出された光輝く実をパクリ!丸呑みする・・・


にがーーーーーーーーーーーーい!


飲み込んだ瞬間、我の体、光だす・・・


あかん!


これ、うろの中で食べてたアレと同じパターンやー!


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