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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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今宵はこれまで



家の外に一匹ひとり出た我。まずは桃を食べてのどを潤す。我、腹が減らないのはおかしい気がする・・・


村の様子を見て回り、村の外の牧草地、蕎麦・黒麦畑を見てみる・・・

フム、やはり土が乾燥してるな・・・しばらく雨降っとらんな。水撒きもせんと大丈夫か?

誰のかわからんが、畑を見つけると我、畑の中央で大蛇ダイジャンプ!頭を軸にローリングして水魔法を使う・・・首の角度を変えてまんべんなくまき散らす・・・


我、これをスプリンクラーと名付けよう!技というほどのものでもない!

二回目のジャンプをしたらLv.3”養分吸収アブサープション!”水も養分に違いない!



畑はあらかた回ったか・・・それじゃ牧草地にも水を・・・牧草地は広いなぁ!うん?無魔法Lv.3で体をゴム化して、貯水池の水をいったん飲んで・・・ガブガブ飲んで・・・

いくらでも飲めるが、半分ぐらいにしておこうか、それだけ飲んだら、丘の高いところに登り・・・


ゲェーーーーーーーーーー!吐いたところに緑魔法Lv.3“養分吸収アブサープション!”


別の高いところでゲェーーーーーーーー!“養分吸収アブサープション!”


いたるところでゲェーーーーーーーーー!“養分吸収アブサープション!”


こんなことを繰り返した結果・・・枯色気味だった牧草地はまばらに緑になり、しおれて見えた蕎麦・黒麦畑は茎・葉ともにツンツンになった・・・



さて、お助けイモとやらはどこに植えるのがいいか・・・やっぱ村長宅かな?村長宅に戻ってきた我。待てよ、このイモ品種改良してたな・・・谷一杯になったら増えるのを止める・・・ここ谷じゃないからどうなるんだ?このままだとまずいから


“緑魔法Lv.5”品種改良ブリーディング!“

“プップー”

“どのような改良を施しますか?”

そうだな・・・病害虫に強く環境が苛酷になるにつれてより多く養分を蓄える、でどうかな?

“パヤヤヤ~ン”

”品種改良に成功しました”


多産であることは必要ないだろう。ここは土の養分も少ないようだし、雨も少なそうだ。村長たちはよくこんなところで生活を続けようとしてるな。先祖代々の土地で住んでいこうとしてるのか・・・人の営みに脱帽・・・ん?待てよ?村長とポルさんは冒険者だったんだよな?ここの村出身なのか?冒険者が畜産業に転職したのか?まあいいか・・・村長宅の庭に穴掘って一粒ずつ埋めていって・・・全部終わったら一気に緑魔法Lv.1“発芽スプラウト”!水魔法Lv.1で水を撒いたら、緑魔法Lv.3“養分吸収アブサープション“Lv.4”成長促進プラントグロース!”植えたお助けイモの半分は種として結実させます・・・あとの半分は地下茎(お助けイモの食べる部分は茎部分なのだよ^^)を掘りだして食べ比べですな。


最後は・・・さっき食べた桃の種を・・・お花摘み^^。場所はお助けイモから離れたところ。土魔法で穴を掘り、プリっとひりだして穴埋め。そのあとは一連の魔法コンボ(緑魔法v.1水魔法Lv.1緑魔法Lv.3緑魔法Lv.4)をかける・・・立派な桃の木がやすんじた。まあ、実がつくまでは成長させなくていいでしょう。今日はここらへんで寝るか。土魔法で穴を掘ってそこに入り、土魔法で頭の部分だけ出して土をかぶせる・・・


ふぁーあ、お休み・・・Zzz







Zzzってツチノコに見えるな・・・





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