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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第7章 失われた水魔法を求めて
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失われた水魔法を求めて

これで第7章が終わります。

この後ツチノコ登場までしばらくお待ちください……


我、再び視力をなくした鳥先生に光魔法Lv.5を当てまして完全回復させてあげます。



『は~、ひどい目におうたわい…… そんな魔法、前の奴は使かっとらんかったのに……』


ん? んんん? 先代神樹さまは疲れの癒やしとか怪我の癒やししか使ってなかったのか? 菌殺しのLv.4とかもそんな感じがしますな。今にして思えば、あのキノコ、マギ・ファンガスも菌殺しでいけたのかもしらん。知ってれば死ぬこともなかったのに…… 神樹さまにはこれも見て覚えてもらっておきましょう!



”光魔法Lv.4滅菌ステリリゼーション! ”


我を青白い光が包む…… ところで、これで菌死んでるのかどうか、確認は取れるのか?


「今の魔法は…… また新しい魔法ですか? 」



うーん、新しいかどうかは知らんけど、光で菌、目に見えない小さい生き物を殺す魔法ですね。


「するとそれも攻撃魔法? 」


うん、そうなるのかな? 菌を殺してレベルが上がるかどうかは知りませんが。とりあえず、神樹さまに仇なす者が来たらさっきのレーザービームで攻撃した方がより効率はいいかもしれません。




『お母様! 私は、私はどうすれば? 』


アナは無魔法が使えるなら、それを使ったらいいと思うぞ。おそらくアナの無魔法は身体強化系だから、そこら辺駆け回って体を鍛えるといい。よからぬ奴が来たら結界の中にいて、相手を観察、勝てそうだったら結界から出てやっつける。これでレベル上げできるかな? でも、ここら辺は迷い惑わしの森だから誰も来ないと思うけど。後はしずちゃんの面倒も見てね。


『わかりました』




神樹さま、しずちゃんは魔力は豊富だけど体力がからっきしだからときどき光魔法のLv.1疲れの癒やしをあててあげてください。光魔法の練習にもなるハズです。


「わかりました」




後は魔力総量を上げるために、我が作った水晶玉を使ってください。



我、おえっと50cm直径の水晶玉をいくつか吐き出します。これは魔力を貯めることができる道具です。これに自分の魔力がなくなるまで注ぎ込みますと、気絶します。起きたら魔力が増えます。あー、これ多分しずちゃんは使うと割れると思うので使わないでね。神樹さまの魔力もどのくらいあるか分からんから使わない方がいいか。



『するとこれは私専用ですね! ありがとうございます! 』



神樹さまには、緑魔法が詰まった水晶岩の方がいいでしょうね。おぇーーーーーーーーー!以前に緑魔法を詰め込んだ水晶岩を吐き出しました。緑魔法Lv.4成長促進プラント・グロースがたっぷり詰まった水晶です。全部吸収できるかどうかわかんないけど、レベル上げの足しにしてちょ。しかし緑スネークンを作らなかったのは失敗でしたね。アレがあれば1日100回緑魔法が使えたのにね。どの程度の魔力量かはしらんけど。と、なんか考え事してたらしずちゃんが頭を寄せてきた…… なに、君もなんか欲しいの?それじゃあ水晶玉を…… 我の光魔法と土魔法、風魔法のはいった水晶玉をあげましょう。火魔法の水晶玉はあげない方がいいかな。…… なに? それも欲しいてか。わかりました、ぞれでは50cm直径の水晶玉にそれぞれの魔法を我の体内で注入して…… おぇおぇおぇおぇ! これでええか?



『こら! ワシにもなんか寄越さんか! 』


ああ、そーいや、赤い実寄越せとか言っとったな。それ、くらぇ、おぇっ!



『えぇ…… 今までの赤い実、お前の吐いたもんだったのか…… このゲロヘビ! 』


あ、ゲロ鳥と言われてむかついてたのかしら? いやなら食わんでよろしいですよ。


『しかし、吐瀉物にしてはまるで捥いだ直後のようなこの鮮度…… 』


あ、高速で赤い実をつついて食してらっしゃる! あっという間になくなった。しかし、この赤い実、IPの数字が増えるだけで、特になにも変わったことは起きてないような……。ま、いいか。そんじゃ、鳥先生よ、腹ごしらえもすんだことだし、その北にあるという赤い実の所に案内してもらおうジャないですか!






「もう行ってしまわれるのですか? 」


そうですね、善は急げと言いますし、こういう時はすぐに行動を起こした方がいいのです。時間をかけて出発を延ばしたりすると、だんだん行く気がなくなっていくのですよ。



『それではお母様、再びここでお帰りをお待ちしてます! このクソゲロ鳥よ! お母様に何かあったら私がお前を成敗するからな! 』


『無事に帰れるかどうかはそこのヘビ次第じゃ! 北は寒いところだからな! うごけなくなってそのまま冬眠から永眠へとかわるかもしれんぞ! クワックワックワッ! 』



ああ、それはないから! 我、火魔法が使えますから、残念! 

 







 それでは出発しますか。我、コウのタローの首にかけた籠の中にぴょんと飛び乗ります。うむ、なかなかの乗り心地。顎だけ出して外を覗くこともできますな。それでは、出発です! 行け行け、羽ばたけコウのタロー!


『ウム、それでは参る! 』




どうやって飛ぶのかと思ったら、コウのタローは翼を広げると風魔法を使って一気に上空へ飛び立ちました。あっという間に神樹さま達が小さくなっていきます。それでは、失われた水魔法を求めて。


今度は北に向かって、走ろうか! 

季節は今、DOHCロマン! 

Pure spirit! 

ツチノコ・インテグラ!

 


最後にまた、インテグラネタを振ってみたのですが。。。


気づいたら700話でした(ん? 700投稿になるのか><)。

話が広がっていくと今度は終わり方を考えていかないといけませんね><

とはいえ、まだまだ道半ばです。

ゆっくり投稿にお付き合いください(*‘∀‘)

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