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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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相撲エルフ、昼食の後




薪を出させた後、昼食になった。我、食欲はないので皆が食べるのを待つ・・・

待ってる間、池の水のないところに土魔法Lv.3で大穴を掘っていく。


大穴ビッグホール!”


うーん、最初のころに比べて穴の大きさと言い、深さと言い、かなりの大きさになっているが・・・

調整できるのか、これ?


“ちょっぴり小さめの大穴ビッグホール!”


先ほどより少し小さめの穴が開いた・・・

込める魔力で大きさが変えられるようだ・・・

Lv.1との違いが判らない・・・


我は、丘のむこう側に行って、溝を掘ることにした。丘の斜面を同じ高度で水平に、少し下るように土魔法Lv.7“横に穴を掘る(トンネル)”ただし上半分は空いている。掘った後は地面を石にしていく。いわゆる水路ですな。この水路を丘に沿ってらせん状に下っていき、最後にくぼ地の貯水池に溜まるようにした。もう一方の丘にも同じ細工を施す。あとは、池を大きく深く、底を固めるだけだな。もう昼食は終わったかな?


様子を見ると、相撲エルフは寝ていた。やはり相撲エルフは相撲取りだったな。腹いっぱいになったら昼寝で体重をつけるんですね!


「すまん、スネーク。こいつは食事の後はこうなったら動かんのだ!」

“甘やかしてますなぁ、隊長殿!”

ぐぬぅ・・・こぶしを握り締めるボルちゃん。


「それよりも、スネークちゃん!緑魔法見せてくれるって約束でしたよね!さあ!さあさあ!」

ポーチから食べ終わった桃の種を取り出し、ぐいぐい押し付けるハンナちゃん。もう、押しの強いコばっかやな!


“待て待て、まずは池の掘削からだぞ!ハンナちゃんは我の土魔法をご覧あれ!”

土魔法Lv.3“大穴ビッグホール!”


大き目に魔力を込めると、池全体の深さがどどーんと深くなった・・・つづいて

土魔法Lv.13“土の石化セディメント!”


何やら目に見えない光が我から穴全体に降り注ぎ、池、というか穴面は全てカチコチになった。


“ボルちゃん、これでどーよ?”

ボルちゃん、うーんと考える。ハンナちゃんはしばらく口を開けていたが


“スネークちゃん、これだと、池に溜まった水を使えなくありませんか?”

はーなるほど、そうですね。何かいい案ある?


“池の側面に階段を作るのはどうでしょう?池の水が少なくなっても汲みに行けるようにするんです!”


OKOK!その案でいきましょう!我、池の一辺を土魔法Lv.13“土の石化セディメント!”を使い、さらに石になったところを土魔法Lv.18“石細工ストーンワーク!“で階段にした。


「おーーーーー!素晴らしい魔法です!スネークちゃんは伝説の賢者レベルの魔法使いですね!」

「そうなのか、スネークよ?」


“いや、我に聞かれても知らんがな。念のために水を入れまっせ!”

水魔法Lv.2

“水(ウォーーーーーーーーーーーーーーーターーーーーーーーーーー)!“


外国にある水を吹き出すライオンの化け物の像・・・今、我はそれの仲間になった・・・

口からドバドバと吹き出す水・・・池が満水になるまで動かなかった我・・・


「隊長、スネークちゃんって、何者なんですか・・・?」

「私もよくわからない・・・何者なんだやつは・・・?」


あきれた声が聞こえていた・・・


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