こうなりゃとことん面倒見ます!
今回はこれにて。
次回投稿はいつになることやら……
もう少しで終わりそうなんですがね。
第I部が(*^-^*)。
石鹸か…… ありゃ油分とアルカリ分がないとだめだったよな……メルゼブルグの時はラードと石灰をつかったっけ? あとは灰汁と小麦粉、塩だったか。あとは香料としてヴァニラビーンズいれたっけ? あれ、我の体内で金魔法使って合成できないかなぁ…… 油分と言えば、カカオ豆にも油分がありますな…… それを使うのはもったいない。
”ボルちゃんよ、何か油をもらってきてくれんか? ”
「油でしたら唐揚げに使った油がまだまだたんまりありますよ? 」
”んじゃ、それで。それとハンナちゃんはヒバカリカリンを召喚しといて? あとこれも飲ませておいて”
我、おえっと金魔法を吸わせたスネークン、すなわち錬金スネークンを吐き出します。
「こ、これは……」
”ヒバカリカリンには我に似た機能があるようなのでいろいろ物を蓄えさせておいて、その錬金スネークンで合成させれば何かと便利になると思う。その前に我ができるかどうかが問題だけど。試しにやってみる”
揚げ物の残り油と薪の燃え滓、小麦粉、ヴァニラビーンズを持ってきてもらって、我飲み込みます
”金魔法Lv.3合成”
”何を合成しますか?”
”石鹸を合成してくれます?”
ぽわんぽわんぽわんぽわわわわん!
30㎝四方の変な色の塊が出てきました…… メルゼブルグの時とおんなじだな。とりあえず5㎝四方にカット!
「さすがスネーク! 手際が良い! 」
ちょっくら使ってみてよ。ハンナちゃん、水魔法で水出して。
「あ~、ちゃんとぬるぬるしますね~!これは立派な石鹸です!」
うまくいったようですねーク。それでは本題です。ヒバカリカリンにやらせてみてよ。油は新品でもいいぞ? テストだからちょっぴりでいいし。
「それが…… スネークちゃん、カリンちゃんはこれ以上スネークンを飲み込めないようです」
なにーーーー? 我に似た格好なのに、我の真似ができねーってのか! 許さん! お仕置きジャーーーーー! あ、逃げるな! 危険察知は優れているな! ハンナちゃんの背後に回ったぞ! 捕まえてくれ!
「スネークちゃん…… いじめ、よくない! 」
誰がいじめか!
「スネークちゃんはお兄ちゃんなんだから、カリンちゃんをかわいがらないといけないのです! 」
ぐぬぬ! 都合がいい時だけお兄ちゃん扱いか! ぐれるぞ!
「ヴィンよ、飲み込めないのなら、今飲み込んでいるのを出してからまた飲んでもらえばいいのではないか? 」
「それもそうですね…… カリンちゃん、それでは一旦全部出してもらえますか? 」
カリンちゃん、首をふるふる振りまする。どうやら、貯めるはできても吐くはできないようですな! これは今後の課題です!
「それでは一度送還してスネークンを取り出します。そのあと再召喚してみますね。お戻りなさい! カリンちゃん!」
しゅおおおおん!
あ、消えた! ぼてぼてぼて! スネークンが3つ落ちた!
「そして、お出でませ! カリンちゃん!」
しゅおおおおお!
あ、出た!
「そして、この金ぴかのスネークンを飲み込ませればいいのですね? 」
ああ、あと素材な! ついでに銀スネークンと雷スネークンも作っておこう! おえっおえっと! ヒバカリカリンよ、そなたはこれを全部飲めるようにしておくのジャ!
「兄ヘンに拳骨とかいて、可愛がりですね~」
エマさんはすっかり相撲取りになったようジャな! よう、これは断じていじめではない・・・・・・ 可愛がりなのじゃよ……
「とりあえず、今は金ぴかスネークンと素材だけ飲ませてみますね…… そしてこのあとは? 」
金魔法Lv.3合成、石鹸を合成してと念じてみよ! もしかしたらレベルって言うのはいらんかもしらんが。
「あっ! カリンちゃんが金色にぺかった! …… それだけ? 」
ひょっとしたら体内にできているかもしれないので、もう一度送還して。
「カリンちゃん、何度もごめんなさいね。お戻りなさい! カリンちゃん! 」
しゅおおおおおん!
ぽて、ごろん!
金色のスネークンと、何やら四角い塊の物体が…… 成功したようです!
「なるほど、今度から石鹸が欲しい時は、ヴィンの従魔に頼めばいいのだな! 」
あと、姿見とか銀糸とかもヒバカリカリンに頼むといいぞ!
「おお…… カリンちゃんはそんなこともできるようになったのですね! さすがはスネークちゃんの妹です! 」
妹? 我の子供の設定だったのでは?
「細かいことは気にしないのです! さあ! みんなで湯船にレッツ☆ゴーなのです! 」
あーーー、風呂に入る気満々のようだが、たぶんまだお湯は溜まってないぞ……
それでは今宵はこれにて。
次回がいつになるかはわかりませんが、期待せずにお待ちください><




