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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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新兵、散る!




「スネーク!土埃が立つから、跳ねるのを止めてくれないか?」


あう!そうですねーク!


我、跳ねるのを止める。ハンナちゃんは相変わらずの苦笑くしょり顔だ・・・

エマちゃんは我のことなんかどうでもよくて、もう食べ物しか見ていない。我の立場は?


「フーム、藁だと火力が続かないな・・・」

鍋にガルスガルスの切り身を入れて火加減を見ていたボルちゃん。あれ?栗は?


「栗は藁の中で焼き栗にしているが?」

じゃあ、どんどん藁入れないと!火が続かないでしょ!


「藁全部燃やしちゃっていいんですか~?藁けっこう役に立つんですけど~?」

「ほかに何か燃やすものがあるか、バウアー新兵?」


”ボルちゃんボルちゃん、枝をたくさん持ってったでしょう?あれ、使わないの?“

“あ、あれは、ほかに使い道が・・・”

“枝についている小枝も?”


“何の話ですか?”

“ボルちゃんが小枝を持ってるという話だ”

”スネークちゃん、隊長のことをボルちゃんって呼んでるんですね“

“ミアちゃんて呼んでたら怒られたからね”

“私のことはハンナちゃんと呼んでいいんですよ~ウフフ”

“ハンナちゃんは何か燃えるもの持ってないの?”


“ヘビさんはあたしには聞かないんですか~?”

“エマさんは何か燃やすものをお持ちではないでしょうか?”

“あたしだけなんで丁寧口調なんですか~?持ってますよ、燃やすもの。薪でいいんでしょう?

あたしいつも薪割りしてるんでちょっと貰ってるんだ~“


我、ジャンプ・ジャンプ・丸まってしっぽだけ“身体伸縮ラバーボディ”!・その他全身を”全身硬化ハードボディ“!・相撲エルフの腹に向かってジャンプ!


ドムッ!

「ゴフッ・・・」


崩れ落ちる相撲エルフ。散ったか・・・しかし、おかしい、相撲取りはこれくらいのぶつかり稽古けいこ平気でたえるのでは・・・?それはともかく・・・


“薪があるんなら始めから出しとかんかい!”


「うわわ、スネークちゃん怒ると怖いね!」


「こいつは黙って怒るからな!何がツボなのかいまだにわからん!しかし、今のはわかるな!始めから出しておけば・・・」


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