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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第6章 夏竹や つわものどもが 夢のあと
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赤い実の秘密

ボル・イタチことミィアちゃんの話し方はこんな風になりました……


在りし日のお笑い番組のネタが^^;


若干の修正;最近僕なんだか→最近、我、なんだか

訂正;赤意味→赤い実

でした^^







グラニーちゃんの赤い実を食ったボル・イタチ、ぺかーっと光りました! 光が収まりますと、ボルちゃんのところにまっしぐら! まっしぐらなのであります!


”みゃーーーーー、あるじさまーーーーーーーーー! ”


「ミィアちゃん! お前、喋れるようになったのか! スネークよ! これはどういうことか?! 」


うーん、たぶんだけど、名前を付けた生き物? ボル・イタチって生き物なのかなぁ? よくわからんけど、魔物でも何でもいいが、そいつにこの赤い実を食べさせると、なんか賢くなって喋れるようになる、ような?


「はっきりとわからないのか? 」


前例が…… 石臼の時はそうだったよな…… あのへんなウナギコイも突然喋れるようになったし。あ、そう言えば、我も赤い実食べたら急に賢くなった感じがしたぞ!


”賢くなったぁー、 お兄ちゃんのおかげーーーー!”


なんと、ボル・イタチのミィアちゃん、我のことをお兄ちゃん呼ばわりですか! なぜに?


”お兄ちゃんは主さまの一番の従魔ーーーーー! 私、二番の従魔ーーーーーー!”


か、賢い! 兄弟子ならぬ兄従魔だからか! しかし、我は明日で従魔解除じゃ! 今後はミィアちゃんが一番従魔を名乗るがよい!


”わかったーーーーー、お兄ちゃん!”


お兄ちゃん呼ばわりは変わらないのかよ!


”最近、我~、なんだか生きてる気がしないよ~”


だって魔法生物なんだから~

生きてるってなぁに?♪ 

生きてるんてなんだろ♪ 


”おにぃちゃーーーーーーん、アレちょーだいーーーーー! ”


ボル・イタチ、我の周りをぐるぐる回りやがります! 


アレとはなぁに、アレとはなんだろ?


”ぴかぴか光る玉ーーーーーーーーーーーーーー、あ! あそこにあるーーーーーー!”


待て! それはこの部屋の照明じゃ! 光魔法を閉じ込めた玉だな! 我の体内で大き目の水晶玉に光魔法を閉じ込めて、はい、おぇっと! やーーー、直径1mぐらいの水晶玉が出てきましたな! ま、眩しい!


”おごちそうさまーーーーーーーーーー! ”


ボル・イタチは玉に飛び乗り大の字に張り付きます! 光魔法の魔力を吸収してるのか・・・・・・ やがて腹いっぱいになったのか玉からころりと落ちて鼾をかきだした。欲望に忠実な子やな! 

その様子を見ていたハンナちゃん


「確かに知能が上がっています! 以前は”みゃっ”とか、”みぃあ~”とかしか言ってなかったのに。 ヴァイスハイト・オープストの新しい活用法なのです!これは確かめてみる必要があるのです! スネークちゃん! さっさと赤い実、寄越すです! 」


せっかく我、個人的に食べようとしてたのだが…… まあたくさん捥いだからいいけど。えーと、ひとつでいいの?


「何言ってやがります?! ヒバカリちゃんとイズミちゃんとホムラちゃんとクルルカンちゃんの分の4つに決まってます! 」


決まってんのか。ヒバカリってのは我に似たこやつだよな。イズミちゃんとホムラちゃんはそれぞれ水の大蛇と火の小蛇だったな。クルルカンちゃんというのは…… 赤い実刈り取ったときに見た子だったかな? とりあえず、赤い実をおえっと吐き出します。


「それでは順番に、今いるヒバカリちゃんから! さあさ、お食べなさい! 」


今、我の目の前にいる、我に似た蛇が、ゆっくりと口を開け、カパ! 赤い実に食いつきました…… 我の場合、咀嚼力が強いのか、シャリシャリと食べれますが、この子はどうも丸呑みするようですな…… 口のなかに徐々に吸い込まれていきます…… 赤い実の大きさに広がっていった喉の部分がゆっくりと寸胴ボディに近づいています…… 我らはいったい何を見させられているんだ?


「ヴィンよ…… 4体同時に召喚することはできるか? 」

「んんん、どうでしょう? 2体同時はできましたが…… 」


赤い実食べたからできるようになってると思うぞ! あれ、知力が上がるみたいだからな。


「なるほどなるほど。ならば積極的に食べるようにした方がよいのですね。そんなことは聞いたことがなかったのですが…… 」

「もしかして、我らは知ってはいけないことを知ったのかもしれませんな! 」

「そうかもしれません。このことはここにいる者以外、極秘ということで」


えっ? 公開情報にすればいいんじゃねーの? 秘密にする意味が分からん!


「スネークよ…… もし、このことが公になったとする。 エルフの全員が赤い実を欲しがると、どうなると思う? 」


エルフの内部分裂が起きそうですなぁ…… マルス・プミラの赤い実って、実が成ったらどうするんだ?


「半数は王里に献上することになる。残りはその里で自由にしていいものとなる」


王里にはたくさんの赤い実が集ることになるな…… 


「仮に一樹で2000個ほど成るとして、里は20あるからな。最低でも2万は集まることになる」


全部食べてるんかしら?


「集められた赤い実がどうなるかは特秘事項で上の方しか知らされてないし、下のものは詮索してはいけないのだ」


そんな秘密が…… ありそうだな! おっと、ヒバカリちゃんがやっと全部飲み込んだな! なんかぼんやりと光ってますな。

続きかきます・・・

書くが、今日投稿できるとは限りません^^;(と、利根川先生・・・)

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