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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第6章 夏竹や つわものどもが 夢のあと
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変なことは考えないようにしよう

しばらく更新ができなくなるかもしれません。




誤字脱字報告への対応もできなくなる可能性が^^;




これは予約投稿です^^。


 あの神様が地母神……オカマの神様とかではないんだな? おっとっと、変なこと考えてるとまたお仕置きされてしまう。お供えが終わったから、他の面子にもマギハンドでコーヒー淹れて差し上げましょう。


「その魔力の手は使用制限になるのではなかったのかな? 」


あ~、カウントダウンにかからないように作業が終わったら体内に保存しておくことにしましたんで。


「そしたら今晩はいろいろ作ってもらえそうですねー」


おい! 我に何を作らそうとしているのか!


「それはもちろん新しいお料理をです! 先ほどのカカオとやらで、また何か作ったでしょう?! 」


ばれてーら! でもその前に、コーヒーを飲んでみたまえ! 皆を椅子にかけさせて、カップを勧める。あ、ハンナちゃんにはちょっと甘くしておきますか。先ほどのサトウキビをマギハンドで引っこ抜いてきます…… マギハンド、すげー伸びるようになったな!100mぐらい余裕っすよ! サトウキビを持ってきてる間に、席に着いた3人と1柱(精霊は柱で数えるのかしらね? )は、目新しい飲み物の入ったカップを持ち、香りを楽しんでいた…… 飲まんのかい! そんじゃあ、我が一番に飲みましょう! まずは見た目を楽しみます。うーん、ちょっと色が薄いような気がしますな…… 焙煎時間が足りなかったのか、それとも温度が低かったのか……余ってるマギハンドでコーヒーカップを持ちまして、口の近くに近づけて…… あぁ甘い香りがします…… 我、飲めるかな? ちょっと熱そう…… 蛇舌は熱いの駄目かな? ふーふーしてもすぐには冷めないのか……それじゃあ風魔法Lv.1そよ風で、口のところのカップ部分だけふーふーして! そして飲みます。カプ、ずずずー… ことっ。ふぅ…… 久しぶりのコーヒーは涙が出るほどうまかった…… ん? みんな飲んでないのか?


「いや、スネークが涙を流すところを初めて見たのでな」

「あ、やはりそうなんですね! 」

「スネークちゃん! 悲しいなら私が一緒にいてあげます! 」


いや、悲しいから涙が出たのではない。郷愁の念というか、懐かしさのあまり涙が出たというか。


「スネーク殿の故郷は熱帯なのですか? 」


ちゃうねん! 我が昔飲んでいたのがここでも飲めるようになったことに感動しているのだ! まあ騙されたと思って飲んでみろよ!


「いや、さっき飲んでみましたが…… 香りはいいのですが、初めての苦みなので……」

「おや、クラインガルデン殿は苦手ですか? 私はいいと思いましたよ? 茶葉とは違う苦みです。何より香りがよい。白の容器によく合う黒だ。コーヒーというのだな? これはこの木から採れるようになるのだな? 」


そそ。コーヒーの木ですじゃよ。


「苦っ! ただ苦いだけじゃないですか! ぺっぺっ! 」


子供にはまあそうじゃろう…… これは飲んだら眠気覚ましになるのじゃよ。だから夕飯食ったら飲んじゃいかんぞ? おっと、サトウキビが来たので、我丸呑みして、体内で金魔法Lv.1抽出を行いまして蔗糖だけ取り出します。こちらも火鼠の皮衣に入れてハンナちゃんに渡しますよ。


「これは? 」


それはサトウキビから作った蔗糖です! 子供にはコーヒーは苦すぎるから、それを少し入れて、あとミルクがあったらそれも少し入れてみて。多少は飲みやすくなるぞ!


「スネークちゃんがまた新しい糖を作ったのですか。はっ! するとこちらの里でも甘味ができるということに? 」


そうだなぁ。その辺は里の人次第だよな。作りたくなきゃ作らなくてよいし。自分たちだけで楽しみたいんならその分だけ作ればいいさ。


「わかりました。その辺は里長や他の者と話し合いをします」


ただ、サトウキビは夏の間だけしか取れないし、地力を使うから、肥料をたくさん作っておいたほうがいいな。それと水もたくさん必要なので何か水を撒く仕組みを作った方がいい。カカオ豆は、向こうで作業するか。


「それは新しいデザートの予感がしますね! ただ、このコーヒーとやらはいただけません! 」


そりゃ子供にはうまさはわからない飲み物だからな! 恋を忘れた男が偉い坊さんに教えられて飲んだ飲み物なんや! 飲んだら心うきうき、とても不思議ムードになるんや! たちまち男が若い娘に恋をする飲み物なんやーーー!


「それじゃースネークちゃん! 私の分をたんとお飲み! 」


なんか結構たっぷりの蔗糖が入ったコーヒーを飲まされた…… 我、コーヒーは無糖派なんや……




本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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