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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第6章 夏竹や つわものどもが 夢のあと
666/786

ネズミの雌に子を付けた名称は版権的にやばいだろうか?

しばらく更新ができなくなるかもしれません。

誤字脱字報告への対応もできなくなる可能性が^^;


今日はまだ大丈夫かな?



気が付けば、666話投稿だった。まだだ、まだ終わらんよ!


 は~、まだお供え作らなきゃらならんのか~…… ここじゃ材料がないからもう戻るか。そろそろ暗くなってきたし。そういやハンナちゃんはどうしてここに来たんだ?


「それは、ご飯ができたから呼びに来たに決まってます! 」


腹が減ったら勝手にみんな集まると思うのだが?


「スネークちゃんは呼びに行かないと全然来ないでしょうが! お腹が減らないかなんか知りませんがちゃんと食べてください! 」


”おい! ワシも腹減ったぞ! ”


あーあ、うんこ鳥も腹減るのか。


”当たり前じゃ! 遠くから飛んで来たんで、はらペコペコじゃわ! そこのお嬢さん、うまい飯頼むぞ! ”

「あ~、この鳥さんも念話が使えるのですね…… えと、お名前は何というのですか? 」

”うむ、よくぞ聞いてくれた。ワシはコウ、コウのタローじゃ! 飯のことは頼んだぞ? ”

「タローさんですね。それで、タローさんは何を食べるんでしょうか? 」


こやつは世界樹の赤い実を食いに来たんだ! それはもったいないから、こっちの小さい赤い実でも食わせとけ! 


”そっちの赤い実は、甘くてうまいんじゃが、いかんせん小さくってのう……たくさん食べても腹の足しにもならんわ! ”


あー、たくさん食べてたもんね。種がごろごろ出てたわ! ほぼ小さい赤い実の種だったぞ。全部に緑魔法掛けてたら小さい赤い実のなる木だらけになるところだった。これ、どうしようか…… うんこ塗れで触りたくないな。


”クヴィークヴィー”


ん? ネズミたちがいるのか? 何してんだ?


”赤い実食べる~”

”赤い実甘い実小さな実~”

”高い、高い、登れ、登れ”


小学抗低学年の国語の教科書かよ。まぁなんかいっぱい成ってるみたいだし。カカオとバナナは我がもう回収しちゃったからな~。なんかよくわからんが、ネズミ達のご飯になるんならいいか。


Boooooooooooooooooooooooom!


突然、先ほど植えたばかりの小さな赤い実の成っていた木から爆発音が聞こえた! なに? 敵襲? 敵なんていないはずだけど?


「スネークちゃん! あれは火鼠の爆発した音では? 行ってみましょう! コウさんと…… おじさんはここで待っててください! 」

「おじさんて…… オレはハンス・クラインガルデンという。お嬢ちゃんには名乗ってなかったっけな。オレも行くぞ! 」


ハンナちゃんには言ってなかったっけ?我も言ってないことがある!


「どうしたのですか? 愛の告白? 」


違うわ! ネズミとツバメ、我の眷属にしたから。あー、そろそろ去るので、眷属の使役をクラさんに任せていいか?


「え? あれらを眷属にしちゃったのですか? なんでまた? 」


いや、行きがかり上……って、それも後だ! そら、現場に行くぞ! うんこ鳥はそこで待っとけ! クェェェェェ! とか鳴きやがったが無視して三人で現場に向かった。

++++++++++++++++++++++++++++++




 現場に到着する。なんだか香ばしい匂いが……… 田舎の道を通ると匂うあの匂いの事じゃないぞ! 文字通り、嗅いだことのあるいい香り…… 


Baaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaang!





あぁまただ! やはり火鼠が爆発してる?


”クヴィーーーーーーーーーーーーーーー、ネズ子ぉーーーーーーーーーーーーーー! ”


爆発したのはネズ子? 我が付けてしまったのだが、いいのか? 漢字じゃないからいいか!


Booooooooooooooooooooooooooooooooooooooooom!





今度は我らの近くで爆発が!


”クヴィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 、ネズジローーーーー!”


なんかお兄さんと合わさったような名前だが…… 木の枝で爆発したな! お前ら、何をやってるんだ!


”クヴィ~~、赤い実食べてただけだよ~ぉ”


実を食べただけなのか? なぜ爆発する?


”知らないよぉ~、ネズ子の最後の言葉は、苦ッ! だったよぅ! ”


え? 苦いもの食べたら爆発するの? あの小さな赤い実は別に苦くとも何ともなかったぞ?


「スネークちゃん! 火鼠は種を齧ったのではないですか? 」


え~? それだけで爆発する~?


「ストレスで自棄になったのかもしれません! とにかく、あの赤い実は食べさせないようにしないと!」


そうだな!おい、ネズ太郎たち!


”ネズ太郎爆発したー! ”


なんということでしょう! まあいい、ネズミども! その実は食べるな! いや待て! 実は食べてもいいけど、種は齧るな!


”クヴィーーーーー! みんな! 聞いた?  実を食べる許可が出たわよーーー!”


あら、無許可でしたか。なんでもいいが、その種は齧るなよ? 絶対だぞ?


Baaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaang!

Booooooooooooooooooooooooooooom!

Baaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaang!

Booooooooooooooooooooooooooooom!

Baaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaang!

Booooooooooooooooooooooooooooom!


あんなにチュウ意したのにーーーーーーーーーーーーー! お前ら、一回集合!



 枝に登っていたネズミたちがわらわらわらわらと幹から下向きに降りてきた。全員集合したか? ん? ネズミの数はもっといたような気がするが…… これで全部?


”全部です! ”


ひぃふうみぃよー……20匹ぐらいしかいないよ? 


”これで全部です! ”


そんじゃあお前ら、まずはこっちの赤い実を食え! おぇっと吐いたるはマルス・プミラの赤い実。こいつ

らに一匹に一つ…… は大きすぎるから、1/8にカットする。3個あれば足りるな。


「ス、スネーク殿? これらにヴァイスハイト・オープストを与えるのですか? 」


ん? まずかった? これ食べるとなんか賢くなるのだが…… あ、もう食べちゃったね。


”クヴィーーーーー!”


さっき喋ったのは誰? オマエ、リーダーね?


”わかりました! わたくしネズ美がリーダーを務めさせていただきます! ”


そんじゃあ、確認するけど、さっきの実食べても何ともないか?


”実は甘くておいしかったのであります! ”


爆発したのは種を齧ったから?


”種を齧ったやつが爆発してしまったであります! ”


そんじゃあ、これからは種は齧るな! 後なぁ…… この匂いが気になるのよなぁ…… 



本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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