紫魔法、魔法理から外れる
今週ずっと雨でなんか肌寒い><
8月なのに、もう秋?
牛乳、糖、バター、あと卵。これらから作るお菓子というと、アイスクリームでしょ、プリンでしょ、練乳もでしょ、キャラメルもそうです! ま、ぶっちゃけ、糖があればお菓子としては十分成り立つ、と我思う。それじゃ、つくりますかー!
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でけたー! もう手順は全部すっ飛ばし! プリンは耐熱ガラスにいれて、あとは冷まします。練乳と水飴はいいとして、キャラメルがなんだか固まってくれないなぁ…… もうスプーンに巻き付けて、箸休めみたいなのに置いて、お供えです!
「わーー、できたのねぇ! 」
「これが”キャラメル”ってやつですかー!」
「それではいただきましょう! 」
「そうしましょう! 」
と、ここで、ハンナちゃんが、一声上げます!
「皆さん、待ってください! 食べる前に、スネークちゃんがお祈りをするのです! 何でも神様に捧げないといけないのだそうです! 少しだけ待ってください!」
ハンナちゃんは、プリンやメロンソーダの時のことを覚えててくれたみたいですね! ありがてぇ! それでは…… 3日前の賄賂をお持ちしました! どうぞお収めくだせぇー!
しゅおん!
ドッガ――――――――――――――――――――――――――――ン!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!
シビビビビビビビビビビビビビビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
なにをするだーーーーーーーーーーーーーーーーー!
「ス、スネークちゃん!!! 」
「師匠先生!どうしたの!? 」
「体が透けて骨が見えるわ! 」
「光ってるわ! 光ってるわよー! 」
「なんだか髪が吸い寄せ寄せられる! 」
「神様のお怒りを買ったらしいです! まずいですよ!」
”紫魔法Lv.3 蓄電”
【WARNING!WARNING!WARNING!】
【水魔法消滅まであと15!】
【WARNING!WARNING!WARNING!】
【水魔法消滅まであと15 !】
【WARNING!WARNING!WARNING!】
【水魔法消滅まであと15!】
あっ! 勝手に魔法が使われた! カウントダウンが進んだぞ! どうしてくれよう!
”急ぎてお供え物をすることを提案”
えーーー、一個しか作らなかったからいかんの――――――? 魔法のこと教えてくれたのは魔法の声の人でしょー!
”わたしの分はーーーーーーーーーー!”
の、野太い声が聞こえた! お怒りジャ! 神様がお怒りになってる………… ん? しかしその割に痺れがこないな?
ドドドドドドッガ――――――――――――――――――――――――――――――――――ン!
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリべリベリベリベリ!
シビビビビビビビビビビビビビビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ンガ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!
痺れ(゜∀゜)キタコレーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ん? また痺れなくなった…… いまのうちに…… ハンナちゃん、あといくつかキャラメルを掬って! あとはアイスクリームとプリンもお供えして!!
”紫魔法が神撃雷を受け、魔法の理から外れました”
ハンナちゃんはよはよ! 次の電撃が、(゜∀゜)キタコレ――――――――――――――!
ん? なんか言ったか?
「はい、用意できました! いくつ必要かわかりませんがとりあえず5つづつ!」
これで!なにとぞ!!お怒りをお鎮めくださいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
「あ、師匠先生が光るの止まったわ! 」
「なんかやばかったわね! 」
「小刻みに震えてたし! 」
”…… 今度から私に黙ってお供えしないように…… ”
”すんまへんでしたーーーー! ”
”対不起”
”魔法の声の人、さっきのアナウンスは何?(小声)”
”ツチノコの紫魔法Lv.3蓄電が神雷を受け変質しました。これにより、水魔法に関わらずに魔法を使うことができるようになりました(小声)”
”じゃあ、水魔法以外の属性魔法みたいに使った分だけレベルアップするようになったの?(小声)”
”Exactly!”
なんでそこだけ大声出すねん………
本日はこれにて。
お読みいただきありがとうございます。




