表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我はツチノコ  作者: あいうわをん
第6章 夏竹や つわものどもが 夢のあと
634/786

紫魔法、魔法理から外れる

今週ずっと雨でなんか肌寒い><

8月なのに、もう秋?



 牛乳、糖、バター、あと卵。これらから作るお菓子というと、アイスクリームでしょ、プリンでしょ、練乳もでしょ、キャラメルもそうです! ま、ぶっちゃけ、糖があればお菓子としては十分成り立つ、と我思う。それじゃ、つくりますかー!

+++++++++++++++++++++

 

 でけたー! もう手順は全部すっ飛ばし! プリンは耐熱ガラスにいれて、あとは冷まします。練乳と水飴はいいとして、キャラメルがなんだか固まってくれないなぁ…… もうスプーンに巻き付けて、箸休めみたいなのに置いて、お供えです!


「わーー、できたのねぇ! 」

「これが”キャラメル”ってやつですかー!」

「それではいただきましょう! 」

「そうしましょう! 」


と、ここで、ハンナちゃんが、一声上げます!


「皆さん、待ってください! 食べる前に、スネークちゃんがお祈りをするのです! 何でも神様に捧げないといけないのだそうです! 少しだけ待ってください!」


ハンナちゃんは、プリンやメロンソーダの時のことを覚えててくれたみたいですね! ありがてぇ! それでは…… 3日前の賄賂をお持ちしました! どうぞお収めくだせぇー!


しゅおん!


ドッガ――――――――――――――――――――――――――――ン!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!

シビビビビビビビビビビビビビビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! 


なにをするだーーーーーーーーーーーーーーーーー!


「ス、スネークちゃん!!! 」

「師匠先生!どうしたの!? 」

「体が透けて骨が見えるわ! 」

「光ってるわ! 光ってるわよー! 」

「なんだか髪が吸い寄せ寄せられる! 」 

「神様のお怒りを買ったらしいです! まずいですよ!」


”紫魔法Lv.3 蓄電”


【WARNING!WARNING!WARNING!】


【水魔法消滅まであと15!】


【WARNING!WARNING!WARNING!】


【水魔法消滅まであと15 !】


【WARNING!WARNING!WARNING!】


【水魔法消滅まであと15!】



あっ! 勝手に魔法が使われた! カウントダウンが進んだぞ! どうしてくれよう!


”急ぎてお供え物をすることを提案”


えーーー、一個しか作らなかったからいかんの――――――? 魔法のこと教えてくれたのは魔法の声の人でしょー!


”わたしの分はーーーーーーーーーー!”


の、野太い声が聞こえた! お怒りジャ! 神様がお怒りになってる………… ん? しかしその割に痺れがこないな? 


ドドドドドドッガ――――――――――――――――――――――――――――――――――ン!

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリべリベリベリベリ!

シビビビビビビビビビビビビビビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

ンガ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!


痺れ(゜∀゜)キタコレーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


ん? また痺れなくなった…… いまのうちに…… ハンナちゃん、あといくつかキャラメルを掬って! あとはアイスクリームとプリンもお供えして!!


”紫魔法が神撃雷を受け、魔法の理から外れました”


ハンナちゃんはよはよ! 次の電撃が、(゜∀゜)キタコレ――――――――――――――!


ん? なんか言ったか?


「はい、用意できました! いくつ必要かわかりませんがとりあえず5つづつ!」


これで!なにとぞ!!お怒りをお鎮めくださいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!


「あ、師匠先生が光るの止まったわ! 」

「なんかやばかったわね! 」

「小刻みに震えてたし! 」


”…… 今度から私に黙ってお供えしないように…… ”

”すんまへんでしたーーーー! ”

対不起ドィプーチィ


”魔法の声の人、さっきのアナウンスは何?(小声)”

”ツチノコの紫魔法Lv.3蓄電が神雷を受け変質しました。これにより、水魔法に関わらずに魔法を使うことができるようになりました(小声)”

”じゃあ、水魔法以外の属性魔法みたいに使った分だけレベルアップするようになったの?(小声)”

”Exactly!”


なんでそこだけ大声出すねん………


本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ