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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第6章 夏竹や つわものどもが 夢のあと
629/786

帰るまでが討伐です

新章突入!


…多し!



訂正;警告文を入れ忘れてました><

 ピクニックの途中、山の崖から転落死をして異世界転生をした男がいた。転生したのは何とツチノコ。世界樹と呼ばれる大きな木のもとで生きていくことにする。ツチノコはその世界樹から魔法の使い方と新しい魔法を伝授されて恩義を感じることになる。残念ながらその世界樹は枯れてしまったが、その世界樹の種から育った苗木を枯れてしまった世界樹の遺言で代わりに育てることになる。そんな暮らしをしていたら、ある日世界樹のもとに、別の場所にある世界樹の危機を救ってほしいとエルフが現れた。ツチノコはスネークと名乗り、そのエルフとともに世界樹を救出する旅に出た。世界樹の危機の原因は、同じく異世界転生をして竹の魔物になった女の子だった。ツチノコは危機の原因となった女の子をその場所から移すことを決心し、自身の技能『貯める』を使い、体内に取り込むことにする。こうして、世界樹の危機は除かれたのであった。


++++++++++++++++++++++++++++


 月明かりの下で、我は今後どうするか考える。ここで残っているお仕事は、グラニーラムゼースミスの神樹さまの住みよい場所をつくること、ネズミとツバメの回収、この二つだな。マギ・バンブーのマギの部分がなくなった竹はどうしようか? 我、竹の生えている場所へ、ジャンプ・ジャンプ・大蛇ーーーンプ! すたっ! 10点10点10点10点10点! 満点です! 崖の屋上に到着。さて、竹はたくさん生えてますが…… 魔力を感じませんな。ここは日当たりはよいけど、水をどうするんだ? 雨が降らなかったら、じきに刈れてしまうな。他所に生えている奴も、水の補給ができる場所以外は枯れてしまうか…… 枯れる前に刈っちゃって、ここのエルフ達の素材に使えばいいんじゃねー? 我、賢い! なんの素材にすればいいかな? 燃やせるし、薪には使える。だけど、竹なんだし、しなやかさを使ってなにかできないか? 川があるんだし、釣り竿とか…… あ! ナーギーがいるんなら、竹筒の罠を作るのもいいんじゃね? …… でも、まずはマギ・バンブーがいなくなったことをエルフどもに納得させないといかんね。そこら辺はボルちゃんとグラニーちゃんにまかせるか。あとは…… 我、水魔法とそれに関する魔法が16回しか使えないんだよねぇ。なんとかならんかね? 水魔法の水を貯めておく? それより水魔法を貯めておく方がいいよね。そしたら水晶玉をたくさん作って保存するか。別に玉でなくってもよさそうだな。土魔法を使って体内で玉にすればいいんだし。それならさっそく…… 


”物品生成! 水晶を! でかい塊で! ”


ギギギギギギギギ!

ギリギリギリギリギリギリギリギリ!

グガ―――――――――――ーーーーーー! 


何かでっかい六角柱のが、出た―――――――――――――――――――!なにこれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー? 出たと同時に周囲の崖がどんどん低くなって、最後はなくなった―――――――!崖の石壁を、そのまま水晶に変えちゃったのかな? 水晶部分を横倒しするように土台を砂に変えていきます。ゆっくり倒れて…… ずしーーーーーん! 横になった。これ、飲み込めるかな? イメージや! 魔法も技能もイメージが肝心! いただきまーーーーーーーーす! あんぐ! 何やらこれまたスルスルと巨大な水晶の塊が我のお口に吸い込まれていきますよ…… これもまたシュール! あっという間に飲み込み終了! いったいどれほど飲み込めるのでしょうか? 調子に乗った我、グラニーラムゼースミスの里のある岸壁を除いて、その辺にある壁崖を次々と水晶の塊に変えていっては飲み込み、変えていっては飲み込んだ……。無限に入るのか? おかしい、絶対におかしい! ま、魔法や技能なんておかしくて当然だ!しかしそれにしてもおかしい。今日は魔力たくさん使ったはずだが、まだ魔力の欠乏状態にはなってないな…… ちょっと前だったらすぐに立ち眩み(立ってないけど)になって倒れるくらいの魔力を使ったはずだが…… もうちょっとやってみる? 土魔法Lv.30 地形操作で、平らになった場所にもう一度水晶の塊、エアーズロックのようなものをだします! いでよ! 大地の涙! ウルルとサララ!


”土魔法Lv.30地形操作グラウンドコントロール


ギギギギギギギギ!

ギリギリギリギリギリギリギリギリ!

グガ―――――――――――ーーーーーー! 


再び、でっかい水晶の山ができた! ハイキングにぴったり! 今なら足を滑らせることもありません! 落下しても風魔法で楽々クッション! でもこれは登山ではありません!  我、大地の涙を飲み込む! 漁に関係ないのかな? あっという間に吸引成功! 吸引力の落ちない掃除機です! もう何でも吸引できそうな感じだが…… そろそろ、か…… ちとめまいを感じる。我、風魔法Lv.4空気壁エア・ウォールで空気階段を作り、どんどん登っていき、グラニーラムゼースミスの里のある崖よりも高くなったところから、今度は風魔法Lv.4の空気壁でスライダーを作り、滑っていきます…… 急げ、急げよ…… 気絶する前にグラニーラムゼースミスの里に戻りますと!


「スネーク! 何があった! 」


ボルちゃんとエルフさん達が慌てた様子で広場にいた。ん? なにかあったかな?


「今、里の外で大きな音と振動がしたぞ! マギ・バンブーが何かしたのか! 」


”…… ああ…… アレ、我がやった……… 特に……… 問題ない…………”

「そうか! 問題ないんだな! それではみんなにそう伝えるぞ! おい、スネーク! 」

”そろそろ………… 魔力不足になるから……………………… 我……………… 寝るよ………………… どこか安全なところに……………… 連れてけ……………………………”


伝えた…………… 意識を失う前に…………………………………… 青魔法Lv.7祝福・強………………………………………………………………………………………………………………………… 


”ブブブブブブブブブ!”

…………………………………………………………………………………………… はや…………………………く………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

“どのような祝福を施しますか?”

“水晶……………………………に……………………………………………………………魔力……………………………………………………………………………………………………………………蓄えられるよう……………………………………………………………………………………………………………………に………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………”

うまく………………………… いった……………………………………………………………………………………………………のか?……………………………………………………………


”バババババババババ!”



【WARNING!WARNING!WARNING!】


【水魔法消滅まであと15!】


【WARNING!WARNING!WARNING!】


【水魔法消滅まであと15 !】


【WARNING!WARNING!WARNING!】


【水魔法消滅まであと15!】



本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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