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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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神樹さまを空へ

時間かけると脳内から設定が飛んでしまいますね^^;


 空へ留まってる時間を減らしたいので再び我の進む方向へ、風魔法Lv.4空気壁エア・ウォール、壁と言っても柔らかいもので! そう、空気のたっぷり詰まったふかふかのクッションのようなものを! 名前も変えましょ、空気枕エア・クッション


空気枕エア・クッションを登録しました”


これならぶつかっても、いたくなーい! 弾性体になった体を元に戻します。ザシュ! ぼっふーーーん! ぽん! 上へ向かう力はなくなりました。あとは落下するだけ…… 風魔法で神樹さまが植わっている場所へ、スイ――――ッと滑空していきます。大木を目印にしていきますが、どうも周りの緑色が濃いですなぁ。やべ、マギ・バンブーがやたら蔓延はびこっている! 


”スネーク! オマエ、何をしたんだ! マギ・バンブーがやたらと元気になったぞ! ”


ああ、やばいですな! 神樹様の燃えがらは、彼奴にも効くようです!


『・・・・・・』  


おや? 神樹さまもなにかいってますな? ボルちゃんはちょっと黙ってて!


『・・・・・・ もっと・・・・・・ ください…… 』


おお、喋れるようになるまで回復したか。


『・・・・・・ はい…… どなたかわかりませんが……ありがとう…… もう少し・・・・・・ 今のをいただければ・・・・・・ あつかましいと…… おもわれますが…… 』


いまのかーーー。今のは我、もう持ってないんだよねぇ…… んんーーーーー、どうしたらいいものか。とりあえず、竹が邪魔だから、竹のないところへ移動しますか?

 

”スネーク! さっきなにをしたのだ!? ”


我、ボルちゃんのいる場所へ、空気枕エア・クッション! ぼふっんとしっぽから着地! 10点10点10点10点10点! 金メダル間違いないですな!


「スネーク! 状況を説明してくれ! 」 


説明しろも何も・・・・・・ 葉っぱが全部落ちて瀕死ひんしだったグラニーラムゼースミスの神樹さまに緑魔法をかけたのだが、養分が足りません養分を補給してくださいと言われてな? 神樹様の養分っつったら、神樹さまの亡骸の燃え滓しかないだろ? 我の持ってる神樹さまの物と言ったら背負子ぐらいしか思いつかなくて…… あ! ボルちゃんの背負子も神樹さまが素材だったよな! あれくれ! 燃やして肥料にする!


「・・・・・・ マルス・プミラさまの素材を燃やして肥料にしたのか? それをこの辺りに撒いた?それでこの辺りのマギ・バンブーが繁殖したのか!? 」


う・うん…… そうかもしらんね。


「スネークよ…… マルス・プミラさまの素材なら、背負子よりもっと大きなものがある! それを使ってくれ! 」


ん? なんでそんなもんもっとるんだ? 


「マルス・プミラ様の木材は魔力を通しやすいのでいろいろなものの材料に使われるのだ! 私は弓を作ろうと思ってアシアティカ様の大きな枝を頂いたのだが…… この際弓はいい! 私はスネークに武器をたくさん作ってもらったからな!」


ああ、そう言えば、何本か枝を切ってましたね。すっかり忘れてた。そんじゃ、いくつ必要かわからんがとりあえず1本出しとくれ。ボルちゃんは腰のポーチに手を突っ込むと一本の巨大な枝を取り出した。ああ、お懐かしや、神樹さまの枝ですね。この上に乗って赤い実を食べようとして地面に落ちたのは今は昔。


「スネーク! 感慨にふけっている時ではない! いいかスネークよ。燃やすにしてもここはだめだ! ここで燃やしてしまうと、マギ・バンブーの養分になる恐れがある! グラニーラムゼースミス様だけに届けないと! 」


だったら、移植トランスプラントするしかないが…… グラニーさんは我の魔法に耐えられるだろうか……


『・・・・・・ 少しの間だけ・・・・・・ なら…… 我慢します…・・・ よろしく…・・・』


わかりもうした! それでは、いきます! 神樹さまを、


緑魔法Lv.2移植トランスプラント


【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと29!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと29!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと29!】



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! 大地が揺れる! ミキミキミキミキ! 巨木から変な音が! ブチブチブチブチブチ!大幹が上下に振動し、根本の大根が地上に姿を現す! 細根が切れてる音がする! 大丈夫かよ?


『・・・・・・・・・フーーーーー……・・・・・・ ハーーーーーー……・・・ ウーーーーーー・……ヌヌッ……アアッ! 』


だ、大丈夫かグラニーさん? 


『大丈夫・・・・・・ ですから…… 』


よっしゃ! もう少し頑張りや! 根っこがだいぶ出てきたで! 苦しい時はヒーヒーフーって呼吸するんや! ヒーヒーフーや!


『ヒーヒーフー…… ヒーヒーフー…… 』


よく考えたら、神樹さまは木なんだからこの呼吸法はいらんな! そんなことを考えてるうちに、巨木が大地からせりあがってきた! そして完全に根の部分から浮いている! 浮いてる! 空を飛んでまっせ! 空を飛んだ木は、この世界にも中々いないだろう! 


お読みいただきありがとうございます。


さーーー、これから続き書くぞーーーー!

いつ、投稿するか、それはこちらの自由・・・ くくく。

その気になれば(利根川先生気どり^^;)

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