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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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我、寒さには勝てないようです……

ちょっと早めに投稿・・・

本日の二話目はあるのか?


 グラニーラムゼースミスの神樹様の声が聞こえた! ただ今絶賛大ピンチのようだ! 早急に現地に向かいたい! 現状、我が作った地下通路の中で住んで、どっちが向かうべき方向なのかわかりません。 ならば! 一旦外に出なければなりません。そのあと地面をびょんびょん跳ねていくと時間がかかるので、空を飛んで向かうしかありませんな。


”エマさんよ! 我が天井に穴を開けるから! そのあとは我を空に放り投げろ!”


そうは言いましたがね! あんなに全力で投げられるとは! 今日の晩飯の事聞かれたので、 ハオスエンテ(後で教えられたが、なんかアヒルっぽいとりらしい)のから揚げじゃね? てきとーに答えたら、しっぽ部分をむんずと捕まれて


「から揚げ、楽しみに待ってまーーーーーっす!!!! 」


天井部分にぱっくり開けられた大穴に向かって全力で振り上げられた! 


あーーーーーーーーーーれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! 


体が回転しながら急上昇する! 伸びあがったままでは回転の遠心力が頭に加わるので、急遽、まるまる! 我の基本技能や! 丸まっていく間にも上昇速度は落ちません。わが眼に映るは空と大地がクルクルと入れ替わる様!




空(そ~ら)を飛ぶ♪

ヘビが飛ぶ♪

くもーを突き抜け 星になる♪

火ィを吹て(吹かなかったけど) 

土を裂き スーパーヘビィが舞い上がる♪



歌っとる場合か! マジで夏空の雲を突き抜けてるぞ! エマさんはドンだけの勢いで投げたねん! あれは積乱雲の上にできる金床雲や! と、いうことは今日あたり夕立が降るのかな……? …… そうじゃねーーーーー! あれが下に見えるってことは、ここはもう、対流圏を突き抜け、成層圏に突入してることになる! まだ上がるのか? うぅぅ…… だんだん体が冷えていく!


 急に・・・・・・ 寒くなってきたから…… 考えが…… 我は幻想生物の生命体となり、永遠に宇宙空間をさまようのだ。そして、死にたいと思っても死ねないのか? 考えるのが面倒になり・・・・・・ 二度と地球へは戻れなかった…… 



 何やら体に圧を感じる…… 最初感じたのは柔らかだったのだが、徐々に圧は強くなっていく…… 頭が働かない…… 何この状況は…… 目の前にあるのは、つい先ほどの記憶と寸分違わないもの・・・・・・ 空と大地がクルクルと回転している光景だった。


ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ落ちるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!おたすけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!



”スネーーーーーーク! しっかりしろ! ”

”ぼぼぼぼぼるちゃんかーーーーーーーーーーーーーー! おたすけーーーーー! ”

”落ち着け! まずは体を全身ゴム化するんだ! このままだと撃墜するぞ!”


か、か、体をゴム化・・・・・・ あっ! 無魔法かーーー! 

あーーーーーーー地面が近くに来た――――――!



”無魔法Lv.3ラバーボディ! ”


【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと31!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと31!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと31!】



地面に衝突する前に全身ゴム化に成功! そして、地面に弾性衝突! 


バィィィィィーーーーーーーーーーン!

 

再び、我、空へ!



お読みいただきありがとうございます。<(_ _)>

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