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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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カグヤさん、エルフさん達を知る

ちょっと早い時間に投稿。


 私は今日、たくさん魔力を吸い取って精霊になることができた。この状態なら誰かの目を借りなくっても竹の生えている場所からなら自由に外に出られるわけよ。最初はゴーレムのいた場所にいて、次は日当たりの悪い場所、その次はなんだか日当たりのよい場所にいってみる。ゴーレム達がいる場所って言うのが最初に私がいた場所のようです。おじいさんにもらった、今はもう魔力の無い石があるからね。それで、今騒がしいところが二カ所あって、一カ所はエルフさん達がたくさんいる場所ね。もう一カ所がマルス・プミラの大木が生えてる場所。ツバロが空をぐるぐる回っているのが見える。ちょっと休んでていいわよ? でも監視は続けててね? マルス・プミラの木の枝に止まってればいいわよ。



さて、と。現状確認よ。エルフさん達は2カ所に分かれているわね。それで人数の少ない方にマルス・プミラがあるわけね。人数多い方は・・・・・・ どうも弱っちいのしかいないようね。逆に人数少ない方は、空飛ぶエルフさんがいるわけね。どうやって空飛んでたのかしら? もう一度、この目でじっくり見たいわね・・・・・・ と言うわけで、精霊状態の私、マルス・プミラのある方に現れるわよ。たくさん竹を生やしたから、こっちには気づかれないわよね。でも、竹を生やす前の状態見ると、竹棹をすっぱり刈り取られてるわね・・・・・・ あのコ、確か剣を使ってなかったかしら? ・・・・・・ タマと向かい合っ

ていたとき、大きな剣を使っていたわね。


あれれ? あんな所から剣を振りかぶってるわね?


「ミィアちゃん! 頼む! ・・・・・・ 行け! マギ・バンブーを根から刈り取れ! 」


剣を振り下ろしたーーー! あんなところで? と思ってたら、透明のなにかがこっち向かってきたーーーー! ミィアちゃん? みゃーーーーーーーとか言ってるわーーーーーーー!! ネコ? ネコが鎌持ってるの? ああっ! せっかく生やした竹を刈り取られたわ! 私のいるところを突き抜けて、今度は後ろからこっちに向かってくる! まずいわよ!? 風魔法! 横風の突風! ああ、逸れてった・・・・・・ 




 それにしても、マギ・バンブー? 私のことかしらね? そんな名前がついてるの? 私はカグヤよ! それで、ミィアちゃんだっけ? また出てきたわね! みぃあ~!!って叫んでるわ、あらかわいい・・・・・・ って、武器が変わってるような? 槍? 槍を持ってるの? ネコが槍を持つなんて!? 突っ

込んできたーー! せっかくの竹林が! あ! 今度は後ろからまたキターーー! 横からキターーーー! 反対の横からもキターーーーー! あ。消えた・・・・・・ 大きなコが倒れたわ・・・・・・ あれも魔法かしら? ・・・・・・ いまのうちにまた竹を生やして・・・・・・ あれ? もうあのコ回復してるの? 



 おっと、もう一人来たようね? あれも、女のコみたいね。男のエルフって、いたけど、こっちに向かってこないから顔がよく見えないのよね~、エルフは美男子って異世界ものにはあるけれど・・・・・・ 女の子を見るとその可能性は高いわね! おっと! あのコが合流するとやっかいだから、笹の葉っぱを風に乗せて・・・・・・ あっさり倒せたわ! でも胸辺りには刺さらなかったわね。刺さったけど落ちたのかしら? ふふっ。さてと、一人戦力外になったけど・・・・・・ ん? なんだか輝いてる点があるわ・・・・・・ 何かしら・・・・・・ 光る玉? タマのアゴの所についてるタマのようね。ツバロ、様子をさりげなくうかがっ

てみて? ピピピピ言ってるんじゃないわよ?


「あれはスネークちゃんの光魔法を込めた水晶玉でしたよね? スネークちゃんの光魔法を取り込んで、実体化したのでしょうか・・・・・・ そんなことがありえるのでしょうか・・・・・・ もはや、これは風魔法の一種と言うより、召喚魔法と呼んだ方がいいのでは・・・・・・ って、隊長! ミィアちゃんをなでている場合ではありませんよ! 」



ん?! 何やら重要な情報をゲットしたわよ! 


その1.光魔法が玉に込められてる。

その2.それをやったのはスネークちゃん。スネークちゃんって・・・・・・ ちょ

っと前に見たツチノコのことだよね?

その3.ミィアちゃんは風魔法でできている。

その4.召喚魔法が存在する。

その5.大きいコは隊長で、ネコが好き・・・・・・


 またあのネコ来るの? ネコじゃないわね! だってあのネコ、風魔法の一種って言ってたもん! わーーーー! 槍から鎌に武器が変わったーーーーー! せっかく頑張って生やしたのに、もう! あら?  また誰か来たわね? これ以上人が増えたらまずいわね。また笹の葉飛ばし! あら? 止められた? 何今の? 砂の幕? あれも魔法なの? そういえば、タマが大きなコに突っ込んでいったときも、なんだか邪魔が入ったようだけど・・・・・・ あ、新しく来た人も女のコね? ん? 何か投げようとして キターーーーー! 火の玉! 竹竿に当たるーーーーー! しかもくるくる回って回って回るーーーーーー! たくさん投げてきたーーーーー! あれに当たったら焦げちゃう! つーか、灰になるーーー! 水、水! 燃えた所に癒やしの水! 白い煙が沸き立ちました! ああ、水が足りない! そう言えば、あの水血さ

ん、水からできてるようね・・・・・・ たくさんあるから、根っこをあそこまで伸ばして・・・・・・ えい! 吸い取っちゃえ! 


果たして、続きは今日中にできるのか?!

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