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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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バンブー軍は優秀な人材をお待ちしています!

今回はお竹さん視点です。


 私は意識を別のところに移す…… あ、エルフさん達がたくさんいるわね。それと、ぴょんぴょん跳ねてる生き物・・・・・・ 


あれってもしかして、てゅーてぃーのーこー? てゅてぃのこ? てゅちのこ? つちのこ? 


 前世では未確認生物とか言われていたけど、たしか剛田武という人が発見したって大ニュースになってたわね…… この世界では普通にいる生き物なのかしら? そもそもあれってヘビなのかしら? この世界ではヘビすら見たことない私…… あ! 魔法を使ってる! 絶対普通にはいないわね! あー、エルフさん達と一緒にいるっていうことは、私の敵ってことよねぇ…… あれ、私と契約してくれないかしら? 


 あ…… 意識が途切れた・・・・・・ ってことは、刈られたってことね。まずいわね。刈られる前に例のマルス・プミラさんから魔力をいただかないといけないわ。こうなったら戦力温存して一気に攻めるしかないわね…… 広く繁茂させたのは間違いだったかしら? ちょっと自分に遠いところから魔力を吸い取ってしまいましょう。撤収ですよ。そして近くの根に魔力を込めてあの川を越えちゃいましょう。最初っから根に魔力を込めた方がよかったわね。タマにはエルフさん達の動きをけん制してもらわないと。


 さてと、タマちゃんはどこにいるのかしらね? ちょっと目を借りるわよ? あー、私から遠いところにいたわね…… ん? さっきのエルフさん達とは違う感じがするわね…… 蛇さんもいないし。って、どうしたの? 急上昇して? あれれ? あのエルフさん達を食べようって言うの? …… ま、いいけどさ? あの女性のエルフさんを狙ってるの? 男より、女の方がやわらかそう? そりゃそうだけどさ、ってあの人、こっちに蹴り入れようとしてるわよ! 距離感が全然違うんだけど!? あれれー、蹴りの位置じゃないのにんどうして視界がぶれてるの! ちょっと!一旦引き返しなさい! けられてないのにどうして頭が動いたの?? くぉーーーんって、泣いてる場合じゃないわよ!!! ここは危ないから急上昇よ! なに? もう一回やらせて? うーん、向こうの方が力量が上なんじゃないの? って、えええええええええ? 


エルフさんが空飛んでこっちに来たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー! 


この世界はエルフは空を飛ぶのね、そうなのね! ちょっと、タマ! 自分で戦ってみなさい! 



 私は意識をタマからホトケへ移す。ホトケの周りには何体かゴーレムがいますね…… 私はホトケのいる場所を特定し急いで根を向かわせ、そこから竹を生やす。竹の先端部分から癒しの水を出してホトケのすり鉢部分に蓄えさせます。あんた、そのまま行ったらこぼれちゃうからどうにかなんない? そう言ったら、周りのゴーレム・・・・・・ゴレいくつ?が自分の頭から石の板を取り出してホトケの頭にくっつけました。それでホトケは手で頭を押さえて、もしタマが怪我をしたら、傷にその水を振りかけて! って言ってるそばから地の雨降ってきたーーーーーーーーーーーーーーー!あ、タマがやられる! やっぱりあの空飛ぶエルフ、強かったんだわ! もう! タマったらしょうのないコね! あのエルフさん…… は味方にはならないよね。さんざんエルフさんを養分にしたから。


本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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