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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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毎日献立を考えるお母さんは偉い!

誤字脱字報告いつもありがとうございます。

”深化”と”進化”についてですが、この世界におけるレベルの奪い合いの結果生まれるレベルの上昇を、この世界で”深化”という風に呼んでいるのを、ツチノコが”進化”と勘違いしている、という設定にしてます。ですので、スネークが”深化”、それ以外が”進化”と書いていたら誤字脱字ということです。

この設定、使うかなとも思いましたが……どこかで使うよな…… こうして深みにはまっていくような

(;'∀')


 昼食を食い終わったのはボルちゃんだけではなかった。と、いうか、援軍でいまだに食っていたのはエマさんだけで、あとはハンナちゃんは里のエルフのお姉さんたちと調理をし、ヒーちゃんカーちゃんリーちゃんのヒカリ娘は次々とやってくる里のエルフに料理を配っていた。里の守備隊も食事は済んだようです。竹が襲撃してきたときは里に避難していた女性や子供達、あと戦いの不得手な開墾部隊も戻ってきました。あと、広場に来れない人の分も調理して、食事が終わった人たちに持っていってもらいます。


「夕飯のメニューはどうしますか? 」


お姉さんエルフがお伺いを立ててきましたよ。えーと、下拵したごしらえができているのが、ハオスエンテニクだな。唐揚げでもいっとく?


「いっとけいっとけーーー! 」


エマさんがご機嫌です。


「リーズィッヒ・コーイの切り身があるのですが、あれはどうしましょう? 」


「コーイはちょっとねぇ?」


「ねぇ!」


「あれは食べ慣れているので…… 」


お姉さま方がひそひそ話しています。ああ、この辺の食材でしたな。どうやって食べてたん?


「どうやってって、焼くか煮るしかないでしょう? 」


ああ、ここもそんな感じですか。それでは南蛮漬けでもつくってみるか。


「キタ――(゜∀゜)――!! 」


ハンナちゃんが大声を出した!


「新たなるスネークレシピ! ”ナンバンズーケー”ささ、早う、早う教えてたもれーーーー!」


どこぞの花魁かよ。作るのは夕食前だから5時間ぐらい後だぞ!


「で、ではせめて、”ナンバンズーケー”の本質を教えてください! ”チーキンナンバン”という料理が勇者レシピにありましたが、それと同じものでしょうか!? 」


え? チキン南蛮は勇者レシピにあったの? そんでアジの南蛮漬けはなかったの?


「なるほど! ”ナンバン”にはいろいろな種類があるのですね! ( ..)φメモメモ!」


いや、我が知ってるのはチキン南蛮とアジの南蛮漬けだけだぞ? だいたい、南蛮って南の外人が持ってきた料理、ぐらいの意味だからな?


”南の外国というと、メディター海の向こう側の国とかですか?”


どうして急に額金通信にした?


”いや、変なことは里の方々には聞かせられないじゃないですか”


「それでは、師匠先生には、新しいコーイ料理をご教授していただけるんですね! 」


とお姉さんエルフの一人がのたまいます。まあ南蛮漬けじゃなくても白身なら竜田揚げでもいけるし、夕食を揚げ物にするんなら効率いいしね。


「ダメですよ、きっちり教えていただきますからね? 」


ニコニコ顔の目の奥に嫌とは言わせない強制力を放つレシピマニアなのであった。世のお母さんたちは毎日献立を考えるのに大変なんだなと思った我であった……



本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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