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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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金魔法・鍛錬成とな? 


 我が魔法で開けた地割れを一旦閉じます。土魔法Lv.28地封じ(アースデクラック)! ゴゴゴゴゴゴゴゴ……… いつ見てもよくわからない魔法です。どこから動いているんでしょうね? ピタッと閉じましたらばその次は


”長城作成! 北側砦まで!”


幅10m高さ10mの土壌がもりもりもりもりっと盛り上がって来まして、それが砦に向かいます。さらに、土でできた長城を、土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーンで大理石に変換します…… これはどこまでが大理石なんすかね? と思って境目のところに来たら、地上部は大理石、その下はそのまま土になってました。これでは再び地下茎が伸びないとも限らないので、再び土魔法Lv.27地割れ(アースクラック)で長城の下に裂け目を作り、大理石でできた長城が7mくらい沈むようにしました。


「スネーク殿はまだまだ魔力はありますかな? 」


そうだね、全然減った感じがしないね。


「それでは、一度トンネルに戻り、東西方向にも同じ試みをやられてはいかがでしょうか? 」


そうした方がよい理由はなんでしょか?


「南側砦は、基本人族との通商用にあります。同様に北側砦は獣人族との通商用なのです」


ふんふん、それで?


「東側砦、西側砦は特にどことも道が開けてはおりませんが、砦のある峠の向こうに我らの農地がありまして、しばらくそちらに行けておりませんでしたので」


フーン………… いや、ちょっと待って。聞き逃すところだったけど、獣人族? 獣人族と取引してんの?


「そうです。スネーク殿は、あまり世事をご存じない? 」


そりゃあーた、産まれて2ヶ月ぐらいですからな。それで獣人族さん達とは何を取引してるんだ? つか、獣人族さん達は顔まで毛が生えてる方の獣人族さん? 人の姿でケモミミがついてるほう? 二足歩行するタイプ? 四つ足で人の顔がくっついてるタイプ?


「一応、人なので二本足で歩きますよwww」


普通に人の形にケモミミがついているパターンなのね?


「ケモミミが何なのかよくわかりませんが…… とにかく東西方向へ地下壕をお願いしたいのです」


そんじゃあ、北側砦まで長城トンネルを延ばしまして、念のため、北側砦まで行きます。ここも合言葉はアレ?


「そうです、”開けドア”ですが…… 中に入る必要がありますか? 」


いや、ないね。戻りますか。

♦♦♦♦♦


 クラさんとトンネル中央まで一緒に戻った我。人を連れてくると言ったから、我は東西方向のトンネルを延ばすことにします。まずは東側。距離がいまいちつかめないが…… 勘でやるしかないですね。ん? 待てよ? 風魔法に確か音波を出す魔法があったような…… 風魔法Lv.11だったか…… 超音波にして水にぶつけて炭酸を作ったことはあるが…… 反響音を聞いたらわかるかも? というわけで、一旦北側の出口まで戻りまして土魔法Lv.26土壁で出口をふさぎます。そのあと、再び十字路まで戻り、北側通路に向けて風魔法Lv.11音の波…… 探信音と命名しましょう。北側砦の方向に、探信音、打ちます!


”探信音、を登録いたしました”


ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………カーン! 


反射音が聞こえましたな。なるほど、このくらいで到達するようですね。そんじゃ、途中まで掘っていたトンネルに向かって、”探信音!”


ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………カーン! 


あ、半分ぐらいで音が帰ってきた。そしたらもう半分ですな。


”坑道生成!”


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! このくらいだな。今度は反対側の西側にも


”坑道生成!”


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ! できたかな? でっきたかな、でっきたかな、さてさてふふーん、さてさてほほーん~♪ でっきーーーーたっかーーーなーーーーー? できたかな? 一応、単信音ピンを打ってみます…… 東側に


ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………カーン!


だいじょーⅤ。西側にも


ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………ピーン…………ピーン………カーン!


同じくらいの距離ですな。あとは、まあとりあえず東側から地上に出ましょうね。我、、ぴょん跳ねして東側の一番奥まで来て、そこから斜めにトンネルを掘りまして、竹の地下茎が出てきました! うーん、ここからどうせ竹が蔓延はびこってるんだから、枯らしときますか。唸れ、我の金魔法!


金魔法Lv.1抽出!


“ン デデデデーン”

“なにをどうされますか?”

ここから先、100m四方の土壌水分を抽出して!

“テ・テ・テ・テーン! テテテテンテテテテンテテテテンテテテテン テ・テ・テ・テーン テレレレレレ……………………………………………………………………“


やはり広範囲になればなるほど、ミュージックが流れる時間も多くなるようですね。魔力の方は……特に減った感じもしませんな……


”テロリン”


あれ―――、こんなところでレベルアップ?


”金魔法Lv.4”


金魔法は中々レベルアップしなかったけど、やっとレベル4か。


”金魔法Lv.4 鍛錬成たんれんせい


また聞いたこともない言葉がでてきたよ、おい…… 何ですかその魔法は?


”金属を鍛え、想い通りの形に加工する魔法です”


えっ? 金属加工ができるの? 


”是。土魔法で出した原石から金部分を取り出せば、金属製品を自在に作ることが可能”


あら~、そりゃ便利なお魔法で^^。魔法の声の人、教えてくれてあざした。


不要在意ぷーようざぁいいー


なぜに…… 言葉が違うのだろうか…… ま、金魔法を試すのは後やな。



本日は一話のみ。

お読みいただきありがとうございます。

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