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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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河原の広場で待っている

誤字脱字報告ありがとうございます。

ご指摘を受け修正させていただきました。

相変わらず打ち間違いがひどい><


 はてさて、約束は一時間後とか言っていたが、早く来てしまったようですな。そしたら、長城をトンネルにして、外壁と床の岩盤を大理石にして、馬が走りやすいように道路には土を敷き詰めておきましょう。土魔法Lv.9横長抗ロングトンネル、土魔法Lv.13土石変換で壁面床面を大理石に、仕上げは土魔法Lv.14石土変換ストーントゥアース! 長城の上半分近くは砂となってどこかへ飛んでいったが、それでも5mくらいの高さのトンネルができました。これならマギ・バンブーもトンネル内に侵入はできまい!


「スネークは何をやっているのだ? 」


ああ、さっき作った長城を輸送路にしたのだ! これで馬や人がマギ・バンブーに通行を阻害されないようになったと思うぞ。どうせついでだから、エマさんを呼んで馬できてもらおうぜ! んで、ハート様よぅ、ここには誰が来るんだっけ?


「ん? ここに来るのはカール・レイハー通信部隊長とハンス・クラインガルデン開墾部隊長だな。ひょっとしたらまだ来るかもしれないが」


それならこの辺の広場を少し広げて建物作って作戦会議室を作らないか? 砦でやってもいいけど、里と離れているより近い方がいいだろう? ホントは里の中でやるのが一番いいと思うのだが。


「我々は里に入れてくれないだろうな…… 前回が前回だけに」


前回何やったのさ?


「こちらに到着して早々、食糧供出を求められてな。私は出してもよいと思ったのだが、部下の一部が反発をしてな。共同作戦を取るのも拒否して、勝手に戦端を開いて、自滅して戻ってきて援軍要請したんだ。目も当てられないひどい状況だったよ。私も初めての指揮でどうしていいか決断し損ねた。もう少し、私に威厳があったら部下たちも言うことを聞いてくれたんじゃないかと後悔しきりだ」


「ボルドウィン殿は40歳で援軍の将を任されているのだろう? 威厳はともかく、強さで言ったら相当なものだ。里で一番のオレでも引き分けに持っていくのがせいぜいだよ。前回の場合は指示を聞かなかったやつが悪かったのさ」


「だが、統率が取れず、指揮が乱れ、そこから戦線崩壊しましたからな……」


んーー、負けることはあると思うが、それだけで里に入れてくれないって言うのは変だと思うのだが……


「それに関しては申し開きもない!」


「うちのバカ息子が、意固地になってしもうてよぅ…… 王里の援軍などいらん! とかあほなこと言いおってからに!  グラニーラムゼースミスの里だけで問題解決できなかったから援軍を頼んだのに。正常な判断ができなくなって……」


ん? その割には通信さんから早いところ来てくれって要請されてたような……


「ありゃ、親父以外の里の要望だな! 」


なんだよ、それ? 


「自分らでは討伐ができず、生活必需品も不足してはや2ヶ月近く。一刻も早く魔物討伐を成し遂げて必要物資を手に入れたいのさ! 」


「順番は後先になるが、必要物資ならこちらに運んできているぞ。あとは里へもっていくだけなのだが…… 」


「親父が許可しないだろうから、この広場においてくれないか。あとは我らが持ち運ぶから。ああ、代金はちゃんと支払わせてもらう」


「ま、その辺は要相談と先ほど申しました。それでは物資を運ばせます。スネークがここに建物を作りたいと言っていたが構いませんか? 」


「スネーク殿、どのくらいの広さを使われるか、教えてくれないか? 」


ああ、そこまで大きな物は作らないよ? 1階に馬小屋とトイレ、銭湯、2回に物資置き場、3階に会議室だ。南砦の半分くらいかな?


「銭湯というのは? 」


「大きな桶に湯を張って、そこに体を温めるというものだ。私らも基本人族のところで何度か入ったが、疲れが取れるし、いい習慣になると思う」


「なんだかよくわかりませんが、いいものなら構いません」


「それではスネーク、建物は頼む。私はバウアーに連絡をする」


そんじゃ、我は建物を作ります。


”構造物生成! 1階は馬小屋、トイレ、銭湯。2階は貯蔵室。3階会議室” 


ゴゴゴゴゴゴ……土がせり出し建物ができつつあります。それにしてもまだ人が来ませんね……


河原の広場で~会いましょうと~♪

あなたのことばを~ 思ーい出すぅ♪

最初の建物 もうすぐできるのに~♪

いつまでも いつまでーもー

フンフン フフ―フフーン♪


本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。


明日はたぶんお休みします^^


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