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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第5章 ツチノコの証明 神樹さま、我のあの背負子、どうしたんでしょうね・・・ええ、夏にグラニーラムゼースミスの谷底で落とした、あの背負子ですよ
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我の異常な魔力量(土魔法編)


 ううーん、どうするかな? 刈ってもすぐに生えてくるのか……


「スネークの土魔法でどうにかならないか? 」


土魔法でねぇ…… それしかなさそうですな。竹っつーのは地下茎もとから立たなきゃダメだしね。しかし、動かす土の量が多くなると我、魔力が足りるかちょいと心配……


「何を言っている? 明け方にあれだけの広さの斜面を平らにしたのに全然疲れた素振りを見せていないではないか? 私は思うに、この2日間で魔力の底上げをしていただろう? 相当魔力量が上がったとみているが、いかに? 」


言われてみればそうやね。全然疲れてないし。そしたらお試しでやってみますか。


”土魔法Lv.30 地形操作アースコントロール

広場まで、幅10mの厚みの土壌を岩盤から10m持ち上げてくれ!”


グググガガガゴゴゴゴゴゴゴゴ! 耳をつんざく音がしたかと思うと、眼下には赤壁が一直線に広場に向かっていく様子が見えた…… まるで長城やな! よし、これを長城グレートウォールと名付けよう!


長城グレートウォールを登録いたしました”


「「「「…………」」」」


「スネークよ、体調の方はどうだ? 眠くなったりはしてないか? 」


ウン、全然平気!


「そうか、相当な魔力を使ったと思ったのだが、腕をあげてるな。ところで、長城の上に生えているバンブーの根が、長城の横から垂れ下がっているのだが。あれを始末しないことには長城の上にあるバンブーも退治できないのではないかな? 」


そうさね、ボルちゃん長城の右側の地下茎をボル・イタチに刈ってもらって。左側は我の鎌鼬で刈っていく。


「よし、ミィアちゃん頼むぞ! 私の魔力も上がっているし、まだまだ大丈夫だ!

空よ、無限の風を生み出す母よ、汝の子たる者の力を我に貸し給え。汝の子はわが魔力マナを与えさらに力をまさんことを欲す。その名は鎌鼬、そらから生まれ、くうを切り裂くものなり、その名は鎌鼬。行け、ミィアちゃん! 地上に現れたマギ・バンブーの根を刈り取ってくれ! 」


みぃあ~~~~!


ボルちゃんの持つ蒼天からイタチが現れて天に向かって雄叫おたけびをあげる! 雄かどうかわからんから雌叫めたけびかもしらん。イケー! ボル・イタチ! どこまで狩り取れるかわからんが。 我も続くぞ! 風魔法Lv.10 鎌鼬! 縦に刃を起こして根っこを切っていってくれ! シュパパパパパパパパパパパパパパパパパパ! あー、見えなくなっちゃったけどどこまで刈れたかな?


「あーーー、長城の向こうまで刈り取れたようだな。あとは頂上に乗っている奴をどうにかすればいいかな。スネークは土を砂に変えれるだろ? あれを使った後、風魔法で砂を吹き飛ばせば、マギ・バンブーの地下茎があらわになるのではないか? 」


なるほど。無策かと思ったけどいろいろ考えてたのね。ところで、さっきから口開きっぱなしの人たちがいるのだが、口を閉じておかないと砂埃が口に入ってひどいことになるよ!


短く切ったからもう一話、いけるか?

寝落ちしてたらごめんなさい。

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