我、旅に出る
これで一区切りです。はてさて、この旅はいかなることになりましょうか・・・
ツチノコちゃんはエルフの里を救い出せるのか、別の展開になるのか、乞うご期待!
(何も考えてない><)
神樹さまの元に帰って来た我とアナ。神樹さまの方のでは準備万端だったようですでに籠というか背負子はできていて、中身は桃と栗と柿で満たされていた。
“これは神の御子の分です”
と言って渡されたのは赤い実が入った小さ目の背負子。
“しっぽの方からこのわっかをくぐり、この部分を口に咥えてください”
なるほど、安定しますな。赤い実が1つ入ります。残りの赤い実はアナさんにあげましょう。アナさんや、あなたにお役目を与えましょう。赤い実がここにあと4つ残ってます。これを食べた後、1日経ったらお花を摘みに行きたくなります。お花を摘んだら土をかぶせてください。そのあとは水をかけるのです。水かけは神樹さまの木達にもお願いします。真珠様が育ってきて、赤い実が成りだしたらまた食べていいですよ。ちゃんと神樹さまのお世話をお願いしますね。
「アナちゃんは連れて行かないのか?私の癒しが~あ~ぁ・・・」
“当たり前じゃ、ボルちゃんが癒されるために森を出るのではないぞよ!”
”お母様”、お任せください。お母様が帰ってこられるまで立派にお役目を果たします!“
それでは・・・出発する前に樹液を飲んでいきますか。
我、樹液の池に潜り込み、ごくごくごくごく飲んでいく・・・はーーーーっあいかわらずうんまい。しばらく飲めないからたっぷり飲んでおこう。ごくごくごくごく。ん?いくらでも飲めるな?この際飲み溜めしておくか・・・体力、魔力両方回復したが、何だかまだ飲める。この時、我は飲み溜め食い溜めが技能として加わっていることに気づかなかったのだった。すべてを飲み干し、我は皆から心配されるのであった・・・
神樹さまとアナは、森の淵までお見送りに来た。神樹さまは、マルス・プミラの木があるところには移動できるようだ・・・
「それではアシアティカ様、スネーク殿のお力をお借りします。この度は誠にありがとうございます。アナちゃん、私、いってくるね!」
“神樹さま、行ってきます。問題解決したら帰ってきます。アナ、神樹さまのお世話よろしくね!”
「ご無事のお帰りをお待ちしております」ニコッ
“お母様、お元気で!お母様に何かあったらエルフ・・・どうなるかみてろよ!”お鼻ヒクヒク
我々は迷い惑わしの森の淵で別れた。しばしの別れです。また戻ってきます!アイルビーバック!
デデンデデン!
我、道の途中、旧名・朽ち木の広場、現在・迷い惑わしの大樹のところに一か所だけ広場を作り、その中心で花摘みをした。ここに神樹さまが来れるように。緑魔法Lv.1“発芽”そして水魔法と光魔法をかけた後、もう一度緑魔法Lv.4“成長促進”をかける。苗木程度までに神樹さまの若木は伸びた・・・これでよし、と。
それでは本日はこれにて。
お読みいただきありがとうございます。




