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我、思う・・・ゆえに我ある
ここで一区切りします。
目が覚めたら知らない天井・・・天井じゃなかった。
うす暗い空間。だけど見えることは見える。
あれは木ですな。そして、いつもの水のはねる音。
とりあえず、水を飲んで落ち着こう。
相変わらず、ここのうろにたまっている水はうまい。
水を飲んで落ち着いた我は前の記憶をたどる。
我、高いところから落ちて死んでね?
もしかして転生したのか?
しかもこの体・・・ヘビになっとるがな!
どんなヘビかというと、頭のわりに胴体が短いですな。
3頭身といったところですか。
そんなヘビっておるか?
もしかして異世界転生で魔物になっちゃったとか?
異世界転生物なら我も前世で読んだよ。
ステータス、といえば現在の状態がわかるんだよね^^?
とりあえす、言ってみる!
「シューシュスー!」
ヘビだから発音できねぇーー!
発音にならない発音をすると、大きな声で
マボロシ~!
オカマの野太い声が聞こえた・・・ような?
もう一回、
「シューシュスー!」
マボロシ~!
間違いない!幻聴じゃないぞ、はっきり聞こえた!
何だよ、マボロシって? イラっときた!