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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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我、エルフさんの話を聞く その2




”3人で来たのならあと2人はどうしたん?”


「迷い惑わしの森ですね?」


「そうです、あの森がある場所の手前の村で、二人には待ってもらうことにしてます、何しろ新兵と衛生兵だから足手まといになるので。あの森は入ったらほぼ抜けられない、という話でしたので・・・」


「何か気になる点でも?」


「はい、話によると、森に入ると森の木によって魔力が散乱し、探知系の魔法・技能が使えないと聞きました。ですが、私はうっすらとアナーキン・ラビットの魔力を感じることができたのです。そのせいで、スネークに見つけられ、ここにこれたというわけですが・・・」


「惑い迷わしの森に何事かが起きているということですか?先代から聞いた話では、あの森は、我らアシアティカに近づけぬように植えられた結界のようなものと聞きましたが?」


“森の木自体が結界なの?”


”神の御子は何か知っているのですか“


“いや、ここからその森に入るところで、1本木を倒してしまって。それと、デス・ファンガスをやっつけたとき、やつは大きな倒木を根城にしてたけど、それ、関係あるのかな?あそこらへん広場になってたけど?”


我とボルちゃんが戦ったところやで。覚えてるやろ?そう言えば、あのあたり、ボルちゃんの“鎌鼬”で広場が広がったけど、大丈夫か?


“大きな木というのはどのくらいの大きさですか?”


“んー、先代と同じくらいはあったかなぁ?他の木々(やつ)に比べると三回りぐらいは違ったかな?”

“神の子よ、それです。その木が迷い惑わしの効果を高めていたのでしょう。そしてそれがデス・ファンガスによって倒されたので、アナーキンラビットの魔力をボルドウィンが感じられるようになったのでしょう”

“あの森の迷い惑わしの効果、今後も必要ですか?我、勝手に森の中に目印おいてきたけど?”


神樹さま、腕組みして考える・・・


“どうなんでしょうね?先代が作っていたからにはそれなりに有用だったと思うのですが・・・”

“もし、あの森がなかったら、どうなってます?”

“エルフや魔物がたくさんやってきて、私を散々使いまわしたあげく、私は枯れてしまうでしょう。エルフの場合は、枯れないようにするでしょうけど”

「いやいやいやいや、我らエルフは決して世界樹を粗末にすることなどありえません」




本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。


こうしてみると、週末に考えて、平日に投稿するパターンになってき・・・てるのか?

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