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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
396/786

どんどんどんより土用日だ~♪

短く締めた><


 雨は止んでいるので、メルちゃんは歩いて、婆は自分の馬に乗ってそれぞれ目的地に向かった。さて、こっちはこっちで作業しますか。まず必要なものは作業スペースです。雨が降っても大丈夫なように屋根付きの作業台作ってもいいか?


「そりゃ頼んだ手前、やっていいけどよ? そんなに大規模にするつもりか?」


いやいや、せいぜい2坪(約6.6平方メートル)ぐらい使えれば! あと、この辺りのご近所さんってなに? 匂いが結構広がっても大丈夫? だめ? そしたら煙突を高めに建てますか…… 本来ならウナギのかば焼きの焼けた匂いで客を引き付ける戦法なのだが…… まあ近所迷惑になるのもまずいしな。それでは作業開始。土魔法Lv.18土石変換アーストゥストーンで天井となる石を作成、その後3面を土魔法Lv.26土壁アースウォールで覆い、土魔法Lv.18土石変換アーストゥストーンで土壁を石に。あとはこまごましたものを土魔法で作っていって、最後に高い煙突作って、野外販売店ウナギ屋の完成です。水出したりするところは自分で水魔道具を持ってきてくれ。焼くところはここの足の着いた壺で、この中で炭を火熾しして調理するんや。捌くところは奥の方な!おっさんの背丈に合わせて作ったがどうだ?


「ナーギーを捌くのには木の台の方がいいんだが……石だと固定できなくってよ 」


さよか。そしたら、外に大きな木を吐き出しますけん、ボルちゃん適当な大きさにカットしてあげてな。おぇえええええぇええぇええおぉぉおぉぇえええええーーーーー。生木を吐き出した後、金魔法で水分を抽出。まな板にちょうど良い大きさにボルちゃんがカットしていく。


「たくさんできたからあとは予備としてとっておくとよい」


我、木工技術があったら木のカップとか作るんですけどねぇ。


「時間はあるので私が作ってもよいぞ。そういうのは得意だからな」


そうなのか? 何でもずばずば切るだけだと思ってた。ま、作らなくてもいいんじゃない? これで準備は整いました。あ、まだか。ボルちゃん、さっき作った基本タレを持ってきてはいよ。あとは…… そうさね、刷毛…… ハンナちゃんが買った筆の毛の部分が横につけられたやつってあるかな? なけりゃ筆でもいいけどさ。


「筆か? そんなもんうちにゃねーな。でも、雑貨屋に行ったらあるからちょいと買ってくるぜ! 留守番よろしく!」


ちょっと、大将! あんたが出かけたらあんたんちの一家総出でいないじゃんか! 不用心だぞ! 戸締り用心、火の用心! どろんこつちのこ元気な子~ どんどんどんより土用日だ~♪ お父さんお母さんを大切にしよう!


本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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