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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
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あっという間の冷しゃぶ完成!


ババァが冷凍したブタニクをその旦那が薄切りスライスする…… 今度はうまく行ったようだ。お湯に入れてしゃぶしゃぶ泳がせたらすぐに食べられる状態になりますな! そしたら、ハンナちゃんにはタレを作ってもらいますか。


「{冷しゃぶ}用のタレですか?」


うん。タレの味付けを変えると食欲がなくてもちょっとずつ箸……フォークが進むからね。まずは基本のタレ、醤油……ゾヤゾーゼと黒糖、味醂があったらなぁ……蜂蜜でいいか。ゾヤゾーゼは1合、黒糖は50gぐらいか? 蜂蜜もそんくらいで。小さなフライパンで加熱して一煮立ちしたらおしまい。エルフの人たちは嫌うけど、クノープラウホをみじん切り。


「クノープラウホはメルジーナちゃんにやってもらいます!」


あ、はい。そしたらショウガ……イングウェアもみじん切り。レモンもみじん切り。ああ、皮もいれて。ついでにミスペルは皮剥いて種とってすりつぶして。お試しだから全部1つづつでいいか。あとは……胡麻……村では微小種っていってたっけか? ハンナちゃん達はなんていうんだ?


”セサムのことですね? これをどうします?”


そうだなぁ……炒ってもらって軽く色がついたら擦る! あ、お湯が沸いたようですな! ボルちゃんの方は準備できたかな? そしたら、ハンナちゃん、1枚1枚薄切り肉を沸騰したお湯に入れて! あんまり長く入れたらオニクが固くなるから。色が変わったら茹で終わり。掬って氷水で冷やします。これをたくさん繰り返して……冷えた奴は別のお皿に盛りつけて! おっさん! 要領はわかったか? あとは自分でやってみろ! メルちゃんはサラダはできたかな?大根おろしは別にして! ツヴィーベルは薄切りにしたら水につけてて! お酢とオリーブオイルと塩・胡椒で味付けして……あとはタレだが、ゼンフってまだある? マヨは? 今あるタレは、基本タレ、ニンニク醤油、おろし醤油、マヨ、からしマヨ…… このくらいか? ああ、ミスペルを使って甘醤油というのもありますな。


「蛇公よぅ…… これ、うまそうだけど作る人は大変だな! 」


まあねぇ……熱気むわむわで大変かもねぇ…… あ、玉ねぎの薄切りはそろそろ上げてもいいかな? 水気を取って冷やしたブタニクの上にのっけて…… はい、できあがりー。冷しゃぶの完成ですー! それでは昼飯がてらの味見と行きますか。食堂の方に運んではいよ? そういや、ばばあよ。氷魔法使えるんなら、果物冷やしてそれのジュースつくればいいんじゃね?


「ああ、それはいつもやってるわよ。うちの家族限定で」


家族限定なのかい!


「だってそうしないと、私いつもここにいるわけじゃないから!」


凍らせてから保存庫に入れとけばいいんじゃね? いや、むしろジュースを作ってから凍らせて保存庫に入れればいいんじゃね?


「そんなにたくさん入る保存庫なんてないわよっ!」


氷魔法の使い方教えてくれたら、その保存庫一つやるけど? どーよ!


「でも、氷魔法…… そうねぇ。スネーク君なら使えるかな? あと、そこの小さい子も。いいわ、教えたげる! その代わり、私のお願い聞いてよね?」


あんたのお願いは、ちゃんと家族と相談してからでないとできないぞ? 何せ死ぬかもしれんのだからな。ちゃんと話し合いしときなさい! できた奴は持ってって! あ、バウアー関に全部食べられないようにボルちゃんが抑えてて!


 できた冷しゃぶをみんなで試食。ついでにエマさんは冷しゃぶの前に食べたブタ揚げで結構満足してたようで、冷しゃぶもたれを一通り試した後で手を出すのをやめた。


「このたれはいいですねー。お腹いっぱい出なかったらもっと食べられたのに~……」


という遺言を残してお昼のシエスタのため、ベッドに帰っていった……どこまでも自由奔放なやつだ。



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