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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
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学習しないやつがいる



「スネークちゃーん、お話は終わりましたかー?」


ドアの向こうからハンナちゃんの声がする。ひとまず中断だな。なにするにせよ、昼飯食ってからだ。


「まだ途中だが、どうした? 休憩か?」


「お昼食べながら、スネークちゃんに相談したいことがあるそうですよ?」


台所に行くか。昼飯に何作ったんだ? ブタニクで料理したのか? とってきた鯉を料理したのか? 我ら、ハンナちゃんに連れられて食堂へ移動した。


「あれ? マイハニー、いつこっちに来たんだ?」


ばばあ、宿の大将のところに行って抱き着きました! なにしとんねん? 熱い抱擁とともにマシンガンヴェーゼ! おやめなさい! 子供が見てるでしょ!って、メルジーナちゃんが腰に手を当ててやれやれとあきれた表情をしてますな。まさか、いつもこの調子なの?


「さっきエルフさんたちに拉致られて、店から連れてこられたのー。ここがエルフさんたちの本拠地なんだってー。はっ! ということは、マイダーリンが私を拉致した影の首謀者? 怖ーーーい、私を拉致してどうする気? 」


「それはね、かわいいお前を食べてしまうのさー! 」


がおーっと吠えて、大将、ババアに抱き着いた。なに? この茶番劇…… ボルちゃんが、いちゃついている二人を放っておいて店の看板娘に話しかける。


「あの二人はいつもこうなのか? 放っておいて大丈夫か? 」


「ああ、お母さん、川の近くでポーション売ってるんですけど、時々帰ってきてああなります。放っておくとだめな時がありますので」


メルジーナちゃん、ほうきを大将のお尻に、エイ! 一撃で敏感な部分に刺さったようです!


「む、娘よ…… 腕を上げたな…… まったく気配が感じられなかった……」


おっさん! 色ボケしてるからだぞ! このままだと話ができないから、光魔法…… カンチョーされたときの痛みって、なんだろね? 打ち身と一緒でいいのかな? よくわからないときはレベル最大で! 


”光魔法Lv.7離の癒し”


まばゆいばかりの光が我から放たれる…… おっさん、急に元気になった。


「おっ? なんだなんだ? 急に元気になったぞ? 」


「やったねダーリン! これで今夜も頑張れるね!」


「おうともよ! お? 蛇公来たか! さっそくで悪いんだが! 」


ほんまにさっそくやな! なんか言うことはないんかい?


「スネーク君たら、あたし達がラブラブしてるところが気に食わないみたいなの! 」


「そうかぁ、気に食わんかったか! すまねぇな! こいつは配慮が足らんかった! 蛇公はまだまだ交尾をしたことがないんだな? ドーテーだったのか! そりゃ目に毒だったな。悪い悪い! 」


誰がドーテージャ!


「あのー、ドーテーってなんでしょう? 」


でたー、人工学習知能よりも天然学習知能! 余計なことを学習するな!


「ドーテーというのは、オスがまだおし〇こ以外にお×ん×んを使ってない状態のことですよ~♪ 」


そして、また出た! 空気を読まない人、エマ・バウアー! 大事なことだから何度も言うね? 周りの空気、読んで? そう、これが空気…… く・う・き。A・I・R。わかる? 空気はとても大事なの。人が生きていくうえでとても大切なもの。


「…… スネークさん、それまえにも聞きました~! 」


覚えとったんかい! なら学習しなさい!


「ああ、わかりました。射精未経験の雄のことですね。蛇はお〇っこにはぺ〇ス使いませんから。スネークちゃんの童貞は私がいただくのです!」


我の体をまさぐろうとしたので問答無用の


“赤魔法Lv.2麻痺パラライズ


こいつも違った意味で学習しないやつだった……



最近、投降後に眠くなることが多々。

たぶん今日もこれでお開きです。

お読みいただきありがとうございます。

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