37/786
神樹さまの代替わり
我、水を飲んでちょっと休んでから元に戻ると、誰かが立っていた・・・少女のようだ・・・もしかして、もしかしますか?世界樹の精霊?
あのー・・・新しい神樹さまで間違いないですか?
我、恐る恐る尋ねてみる・・・
「この姿では初めまして。神の御子さま。私は貴方に、植え、育てられたものです。先代からの引継ぎ、ありがとうございました」
深々とお辞儀をされた・・・
というか、お辞儀はお礼の所作なのか?
先代さまとは人(人か?精霊だっけ?霊?)格は違うのですか?
「先代から少し記憶は引き継ぎました。神の御子様が私を育てている間、先代と少しだけお話できていたのです。人格は同じではありません。私の人格はこれから作られていくことになります」
もしかして、ステータス魔法はもう使えます?
「あれはもっと格が上がらないとだめですね」
あ、そうだ。先代を訪ねてきた人がいるのですがどうしましょう?
「会いましょう。こちらへ連れてきてもらえますか?」
あいあい。
ということで、我、エルフさんを青魔法Lv.1と水魔法Lv.3で叩き起こし、キリキリ連れてきた。




