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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
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またまたランクアップ!

済まぬ…… 報酬金額の修正でござる…… なぜ魔石代金を入れなかったのか……orz



 広い倉庫に連れられてきましたよ。馬たちもついでに。まあ入り口は馬車とかも入れそうな感じに作ってありますので馬なんか余裕でしょう。中央の大きくて広いテーブルに素材を出すように促されます。


「それではまずは幼体からお願いします」


幼体は我が丸呑みしているので、ぉえぇえおっぇえええっぇえぇえええええええぇええぇおぇぇおぉぉぉぉぇぇぇぇぇぇおっぇぇぇぇえっぇっぇえええぇえぇぇっぇぇぇっぇぇーーーーーーーーーーー! すべて吐き切った! 幼体を全員で並べて数を勘定していきます……


「この、大きさの違うやつは女王蜂候補の幼体だと思うのですが、これは分けた方がいいのでは?」


そんなことをハンナちゃんが言うので大き目の幼虫は別にして勘定しますと普通のやつが853体、大きいやつが10体ありました。


「これだけでとんでもない数だねぇ…… これは全部ギルドに売却でいいんだよね? 」


確認を取った後、魔道冷蔵庫に全部保管します…… ハンナちゃんとエマさんとこここのスタッフさん3人がせっせと冷蔵庫へ格納しますよ。その間に、今度は荷鞍に入っている収納箱を取り出しまして、その中に入っている兵隊蜂を出します。


「えー、狩りをしたのは昨日、でよかったんですよね? 」


スタッフさんの一人が蜂を見てつぶやきます。昨日買ったにしては切り口が乾いてないし、死骸も新鮮だなぁ…… などと言ってますが、無視して並べていきます。胴と頭のわかれた奴は、それらしい大きさのやつと合わせて…… 453体、そのうち28体がちょっと大きめの兵長蜂というやつでした。そして近衛蜂が18体、女王蜂が4体。


「はい、確認しますね。女王蜂が4体、近衛蜂が18体、兵隊蜂が453体。その中でグループリーダーを務める兵長蜂が28体。幼体蜂が853体。そのうち女王候補幼体蜂が10体ということですね。討伐証明は魔物の死骸で確認されました。売却金額についてはまた明日でよろしいですか?」


「討伐証明はそれでいいさ。だけどもアルコホール漬けは鮮度が高いうちにやってしまいたいね。持ってきてもらって言うのもなんだが、解体を手伝ってもらえるかい? 」


「どれくらいの時間かかりそうなんだ? 」


「そうさな、7人もいたら2時間ぐらいで終わるかな? 」


「宿の飯の時間に間に合うかな? 」


「それでしたら、私が連絡して食事の時間を遅らせるように言っておきます。それとお三方のギルドカードをお借りしてもよろしいですか? 」


3人のギルドカードを受け取ると、受付のお姉さんはその場を去りました…… あとは無心に解体するのみですな! 我はやらないけどな! あ、保存瓶は何個必要なんだ?


「あるだけ買うよ! いくつもってんだい?」


えーーー? 豪気やね! 大きいのが100個。小さいのが1000個あるけど?


「くっ…… ギルマスと相談させてくれ…… 大きいの4つはそっちで使うんだよね? 」


「そうだな」


「それじゃあ、女王蜂から解体するか。魔石と針、毒腺袋を抜いて、それ以外は容器につける。それでいいね? 」


「それでいい」


「お前ら、よく見てなさい! ツァオバーべスぺは腹部に毒腺がある。それを破らないように腹の真ん中の上から刃物の先を入れて、2㎝ぐらいの厚みで腹を開いて針部分まで切る。そして毒腺袋と針を一緒に取り出すんだ。あとで兵隊蜂でたんまり練習できるから、ここではよく見てな! 次は胸部にある魔石だ!これは他の魔物と一緒だね。胸部を開いて……取り出す! ツァオバーべスぺの魔石だよ! 兵隊蜂はもう少し小さいが要領は一緒だ! 必要なものを取り出したら死骸を瓶に放り込み、アルコホールを入れていく。お? そっちも終わったかい? みんなうまいもんだねぇ! 特に小っちゃい嬢ちゃん、あんたのは私と変わらないくらいうまいね!」


「たくさん解体しましたので! 」


「そうさ、解体のコツはたくさんやることさ! それで要領を得ていくんだ! お前ら、まずは兵隊蜂で練習! うまくなったら近衛蜂をやらせてやるよ! あんたらは蜂を瓶に入れて私について来て! 」


瓶をもってアフロおばさんについていくと大きなタンクのところで止まった。アルコホール溶液タンクですな! おばさん、計量容器でタンクにアルコホールを詰めていきます。1杯、2杯……8杯、9杯、10杯、今なん時だい? いま19時だねぇ! …… 20杯…… まてまてぃ! 何で10杯から20杯になる?


「ばれたかw。11杯、12杯………… 20杯、21杯。この辺で全部満杯だね。アルコホール1斗で大銅貨1枚だから銀貨2枚と大銅貨1枚分は払ってもらうことになるね」


「わかった」


「それで全部献上品ならこの容器分は買取しなくてもいいんだね?」


「ああ、献上品だからな」


「それと輸送量だが、一つはギルマスだからただ、一つは州都の領主宛だから大銅貨3枚、アプフェル王国はうちのギルマスに払ってもらおうかね? あと一つはお前さんところの実家か」


「それは私が送ることにするので持っていく。あと近衛の3つも同じだな。部下二人にもそれぞれひとつづつ与えるのでアルコホールの量を勘定していただく」


「ん。わかったよ。それじゃ、先に近衛蜂の解体をやるかね。おーいお前ら、先に近衛蜂を解体しておくれ!」


「「「了解しました」」」


先に近衛蜂が解体されました。そのうち、5つを大きいガラス容器に詰めてアルコホールを入れていきます。1杯、2杯、……、29杯、30杯。銀貨3枚分のお支払です。


「あとは買取ということでいいかい?」


「ああ、お願いします」


「それじゃあ買取の一覧だ。確認してほしい」


買取表

ツァオバーべスぺ 女王蜂の魔石  4  銀貨1枚×4=銀貨4枚

         女王蜂の毒腺袋 4  大銅貨5枚×4=銀貨2枚

         女王蜂の針   4  大銅貨5枚×4=銀貨2枚

         近衛蜂の本体  13  銀貨4枚×13=銀貨52枚

         近衛蜂の魔石  18  銀貨4枚×18=銀貨72枚

         近衛蜂の毒腺袋 18  大銅貨5枚×18=銀貨9枚

         近衛蜂の針   18  大銅貨5枚×18=銀貨9枚

         兵長蜂の本体  28  銀貨2枚×28=銀貨56枚

         兵長蜂の魔石  28  銀貨2枚×28=銀貨56枚

         兵長蜂の毒腺袋 28  銀貨2枚×28=銀貨56枚

         兵長蜂の針   28  銀貨2枚×28=銀貨56枚

         兵隊蜂の本体  425 銀貨1枚×425=銀貨425枚

         兵隊蜂の魔石  425 銀貨1枚×425=銀貨425枚

         兵隊蜂の毒腺袋 425 銀貨2枚×425=銀貨850枚

         兵隊蜂の針   425 銀貨2枚×425=銀貨850枚

         幼体(女王候補)10  大銅貨3枚×10=銀貨3枚

         幼体843  大銅貨1枚銅貨5枚×843=銀貨126枚大銅貨4枚銅貨5枚

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

合計 銀貨4752枚大銅貨4枚銅貨5枚


販売料 アルコホール 51斗 銀貨5枚大銅貨1枚


「こんな感じだね」


「わかった。金貨47枚と銀貨でいい。あとは作業員の残業代にあててくれ」


「豪気だね。輸送料金はまけとくよ。それじゃ、会計課に行ってこの紙渡してきな!わたしはここでさぎょうしているから!」


ボルちゃん、買取表と販売料の紙2枚を受け取るとその場を離れた。ハンナちゃんとエマさんは引き続き解体のお手伝いだ。我はボルちゃんについていくで!


ボルちゃんの頭に乗っかり再び受付のある広場へ戻ってきた。受付の端っこに会計課がありますな。どこも同じ仕組みなのな。人がいないのでベルを鳴らします。べるるるる! べるるるる! 2回もならせばよいでしょう。


「あ! ボルドウィン様。先にこちらに来てもらえますか? 」 


先ほどの受付のお姉さんがボルちゃんを呼びますよ。そっちにボルちゃんがいきますと


「まずはギルドカードの返却です。この度、ミア・ボルドウィン様はツァオバーべスぺの巣の複数討伐により、ギルドランク6にランクアップしました。あと少しでランク7になります。あと少し魔物討伐をなさいますとランク7の昇格審査を受けることができます。それとお連れ様のエマ・バウアー、ハンナ・ヴィンデルバンド様はランク4になりました」


「実は先ほどは言わなかったのだが、こちらに来る途中、変な魔物を討伐したのだが…… 今日は蜂の数があまりに多かったので言わなかったのだ。明日またそのはなしをしてもよろしいか?」


「まだ討伐魔物があるんですね…… すごいというかなんというか…… あ、その件はまた明日ということで。それではそちらの用紙をもって会計課の方へ行きましょう」


「あなたが会計もやるのか?」


「まあこれくらいは」


「それではこれをお願いする」


「あー、支払いの硬貨についてのご要望がありましたら今お願いします」


ボルちゃん顎に手を当てて考えます……


「そうだな、金貨20枚分は銀貨100枚ずつを袋に入れていただきたい。あとは普通に金貨27枚と銀貨、大銅貨、銅貨でお願いする」


「銀貨100枚を20個の袋に入れると袋代と手数料で銀貨1枚いただくことになりますが……」


「ああ、かまわない。ついでにこの街の地図もくれないか? 先ほどの宿所の場所とポーション販売所の場所に不如意でな」


「街の地図は銅貨3枚になります。それではしばらくお待ちください…… 」


そういうと解体部屋とは別の扉を開いて、シンディさんだっけ? は去っていった。銀貨を2000枚用意するんは大変やろな! その間、掲示板でも見てみようぜ!


「なにか気になるのか?」


いやいや、どんな依頼があるかは気になるだろ?


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