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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
353/786

日下開山・バウアー山

本投稿は

宇宙刑事ネタと相撲ネタの合体技だ、ダダッダー、ガッキーン、アタック♪

こんなことやっていいのかな?



 我らが水晶玉に魔力の話をしてたら、エマさんがむくりと起きた。


「ふぁ~ぁあー、おはようございますー。スネークさーん、お水くださいなー?」  


我、水魔法Lv.1飲水ドリンクをぴゅーーーーっとエマさんの口に投げ込む。もう察してるかのように口をあんぐり開けてますね。


【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと84!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと84!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと84!】


「あ~おいしかったー。あと何回、水魔法って使えますかー?」


あと84回って言ってるね?


「うーん、そうですかぁ。残念ですねー」


よし、力水ちからみずを飲んだからには、稽古けいこじゃ! 蛇の山部屋は昼寝が終わったら即稽古!


「でたー!スモーのケーコ!!」


貴様はわが蛇の山部屋始まって以来、いや、この世で初めて生まれた横綱なのジャ! 日下開山ひのしたかいざん! 天下無双てんかむそう! 木鶏もっけい足りえず! まずは綱と帯をだせぃ! 


「なんかよくわかりませーんーーーー!」


「スネークが意味不明なことは時々ある、気にするな!」


「とりあえず、綱と帯を出してみましょうよ! 」


エマさん、ハンナちゃんに言われるがまま、ポーチからしぶしぶ綱と絹を出します! あれは自動装着にしたのだが、キーワードを言えばいいのだ!


「キーワードとは? 」


”エマさんよ、<蒸着じょうちゃく!>と言って、右手で体を捻りながら斜め上の空を切った後、両手を前に突き出し、今度は左手を右足に触るようにしゃがむのだ! それが終わったら上を向き右手を天高くつきあげて、一瞬間を開けて右手を降ろし、両手を開いて構えるがよい! よいか?


①叫ぶ

②右手で斜め上を切る

③両手を前に突き出す

④左手を右足につける

⑤立ち上がって右手を上げる

⑥右手を降ろして両手を開く


「なんだか赤白旗揚げの遊びみたいですね? 赤あげて、白あげないで、赤下げない!」


あの遊び、こっちでもあるのか!


「スネークさーん、覚えられないですーーーー><」


まあ、<蒸着じょうちゃく>って言えば、自動で装着できるんですけどね。


「そういうことだ、やってみろ、バウアー!」


「どういうことか、全然わかりませーんよーーーー! 」


「エマさん! 1回! 1回だけやってみましょー? 」


えーーーーーー? やだーーーーっと駄々こねるエマさんをなだめすかし、あのセリフを言わせる! 

ぷぷっ!


「あーーーーー、スネークさん! 今笑ったでしょー!! 」


笑ってません!きりっ! さっさとキーワードを言う!


「もーーーー、なんとでもなれ! 蒸着じょうーちゃく-----------!」


デレレレレーーーン!カシッ・ピーン!キュィイン!ツゥーン!テレレレン・バーン!ツワワワワァン……パーン…テーーーンテレレンテーーーンテレレレレン……


”貴様、何者だ!” 


日下開山・バウワー山!


”日下開山・バウアー山はコンバットスーツを蒸着するタイムは、わずか、0.05秒にすぎない! では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!”


「なんですか~ その解説はー? 」


”蒸着…… ピカッゴロゴロ… デゥエンデゥエンデゥエン…… リョーカイ! コンバットスーツ・テンソーシマス! ”


「…… こっ、これは? 」


「こ、これがコンバットスーツ?」


「はっ! なんですか、これはーーー--------------?」


そこにあったのは紛れもない、迷彩服の上から化粧廻しと真っ白な綱にこれまた真っ白な紙垂しでを付けた力士であった。横綱・バウアー山の完成や! 土俵入りはまずは雲竜型だな! まずは両足を肩幅より少し広めに開いて、腰を落とし、柏手かしわでを2回打つ! そして四股を踏んでみよ!


「えーーーーい、もう、自棄やけですーーーーーーーー! 」


横綱バウアー山、右足を天高く上げ、そして踏み下ろす! よいしょーーーーーー!

大地が揺れた…… あたりに潜んでいた鳥たちが一斉に羽ばたいていきます。バサバサバサバサーーーーー。もういっちょー、よいしょーーーーーーー! 大地を揺るがす、チョー強力な四股! しかもよどみなく美しい…… そういう風に自動でできる機能付きなんですけどね、てへっ! 


本日はこれにて。

およみいただきありがとうございました。

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