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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
328/786

順調にカウントダウンが進んでいます

通貨設定を間違えてた・・・orz

銀貨→大銀貨



 頭を抱えるエマさんは珍しいな。いつもならお腹を抱えて、はぁお腹いっぱいで幸せです~といってそうだが。朝飯食いそびれて動けなくなったとか?


「フーム。これは軽い恐慌状態ですね。ツァオバーべスぺの呪文にやられたのかもしれません。ツァオバーべスぺはその名の通り、呪文を使って相手を一時的に動けなくさせ、毒針で体を麻痺させてから生きたまま巣に獲物を運ぶのです。呪文の後遺症なのではないでしょうか」


その割には馬には乗れてたようだが?


「あくまでも私の意見ですので…… そうですね、呪文に勝てるような意思によって動いたというしか説明ができませんが」


そうか、ハンナちゃんでもわからんことがあるのか。でも仮説とはいえ当たっていそうだな…… 恐慌というのはなんだろうか?


「状態異常の一種ですね。スネークちゃんのやる麻痺魔法のようなものです」


ん? そしたら我の青魔法が効くのかな? 試しにやってみますか。


”青魔法Lv.2 回復リカバー

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと95!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと95!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと95!】


「…… あぁぁ…… なんだか落ち着きましたぁ。ふーー。スネークさんお水ください」


”水魔法Lv.1 飲水ドリンク

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと94!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと94!】

【WARNING!WARNING!WARNING!】

【水魔法消滅まであと94!】


魔力を膨大に使う青魔法Lv.7とLv.2で違いがないのがよくわからんが、やはりカウントダウンは進むようだ。


「落ち着いたらお腹が空きましたー。あたし達、朝ごはん食べてないですよねー。ここ食堂だし、隊長ー、ここでご飯食べませんかー?」


「スネークよ…… 水魔法は消滅するまであと何回使えるんだ? 」


「消滅まであと94回と言われている」


「それならば、光るスネークンとやらの状態異常からの回復バージョンを作った方が今後よさそうだと思うが…… 」


それもそうね。それじゃ町を出てから作りますか。もうエマさんがそわそわしてるし、ボルちゃんも朝飯食ってないだろう?


♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦


 食堂に来て、我らが持ってきたものを食べるのも気が引けるので、ここの食べ物を注文することにした。


「朝は、ブロートとスープしかありませんが、それでいいですか? 」


「えー、オニクは出ないのですかー? 」


「朝からオニク食べてくれる冒険者の方はあんまりいませんが…… 干し肉なら」


「いや、ニクは出さなくってもいい…… 何かブロートと一緒に食べるものはないか?」


「それでしたらホーニッヒが…… って、やだ、切れてるの忘れてた」


「他には? ブッターやケーゼは? 」


「あれは貴重品で、ここではだれも食べません。お金がかかりますから」


ブッタやケーゼ? ホーニッヒ?


”バターとチーズ、ハチミツのことですよ”


どうやらこの辺だと乳製品はお高いようです。ハチミツが特産品なのかな? それにしては切れていると言っていたが。


「あの~、隊長、ホーニッヒなら私たち持ってますよ? 」


「ああ、そうだったな。それでは自前で付けるとするか。ブロートはヴァイツェン? 」


「いえ、ローゲンです。うちのはクルミ入りで好評ですよ…… それと、お客様は冒険者の方ですよね? できたら、その…… ホーニッヒを売ってもらうことは可能でしょうか? どうも最近気候のせいかホーニッヒの入手ができなくなってるようで」


「量にもよるが…… 」


「どのくらいお持ちでしょうか? 」


「それは言えないが…… そうだな、1斗ぐらいだったら大丈夫だぞ」


「そんなに? それでおいくら払えば? 」


「そうだな…… スネーク、いくらもらえばいいと思う?」


えーーー? 我に振るのー? 蜂蜜ってまとめ買いしたときの価格が確か1石金貨1枚じゃなかったっけ? その1/10だから大銀貨1枚…… 手間賃考えて銀貨2枚付けてもらうとか?


「…… なるほど。 大銀貨1枚銀貨2枚でどうか?」


「それで是非!」


「それではヴィンとバウアーは、荷鞍からホーニッヒを用意してきてくれ。私は受付に行ってくる。ああ、君たちのギルド証をあずかっていくぞ! スネークはどうする? 留守番しておくか? 」


冗談ではない。我も受付に行くのだ! 


「それではこちらの席は予約席とさせていただきます。ご用が済みましたらこちらへお戻りください」



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