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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第4章 ドラゴンへの道
317/786

ボルちゃん専用武器作成

サブタイトル変わりました

結晶石代わりの宝玉→ボルちゃん専用武器作成


 6回目の襲歩を終えたとき、気が付けば日が傾こうとしていた。


「おお、もうここまで来たか! 」


ここまでって、ここどこや?


「こ、ここは…… メルゼブルグの隣の町の近くですね。ということは、たった半日で200㎞近く移動したということですか! 」


「汗血馬とスネークの魔法の賜物だな! これなら5日と言わず、3日で着くかもしれないな! 」


「たいちょ~今日の移動はこれくらいにしませんか~? もうあたしバテバテ、あたしバテバテです」


なぜ2回言った?


「そうだな、それではグレービッツで1泊するか!」


ちょっと待った。その町は土はむき出しであるかな? ここで作業をしたいのだが?


「作業とは何をするんだ? 」


髭おやじが言ってたろ? 武器の強化のために我の作る石が使えるそうだ。


「そうか、それでは頼むぞ!」


作業する前に、お馬さんたちにお水をあげて、お塩をあげてっと。ついでにニンジン食べる? そうか食べるか! よしよし、たんと食えよ! お馬さんの世話をした後は、土魔法で結晶石もどきをつくりましょう。


”土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン、青く、今日の空のように澄み切った青色の宝玉を…… 真球状に…… ”


できた! 手のひらに乗るくらいの大きさの真っ青な宝玉! 蒼天の剣にふさわしい澄青色! 宝石のことはよく知らんが、青と言えばサファイア…… でいいのかな? よし! あとはハンナちゃんとエマさん用に


”土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン、夏の日差しを反射する誰もいない海を掬いとったような宝玉を…… 真球状に…… ”


”土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン、燃え滾る溶岩のように、赤く輝く宝玉を…… 真球状に…… ”


”土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーン、堅く、何よりも輝く無色の宝玉を…… 真球状に…… しなくっていいか! とりあえず、でっかくなれよ! ”


先ほどできた青の宝玉よりは小振りの、水色の宝玉と赤い宝玉、不定形の透明な何やら固そうな石ができたぞ!


「おお、美しい宝石ができたな!」


「隊長! この大きいのはダイアモンドのクリーベッジですよ! こっちの赤いのはルビーで、水色のがアクアマリン、青いのはスカイブルーのトパーズですか?」


「いや、宝石のことは私にはわからない」


「わぁ、きれいですねー! 」


うむ、喜んでいるところ悪いけど、青の大きいのはボルちゃん用や!ちょっと今日貰った剣を出してくれるか?


「蒼天とこの宝玉を…… 」


うむ、一つにするのだ! いくぞ! うなれ、我の金魔法!


”金魔法Lv.3合成”

“何を合成しますか?”

“この剣と青い宝石を合成してくれます?”

ぽわんぽわんぽわんぽわわわわん!


剣の柄部分に先ほどの大きな青いトパーズががっしりと組み込まれていた。

ボルちゃんよ、これから祝福魔法をかけるのだが…… 強いのと弱いの、どっちがいい?


「それはもちろん強い方で!」


強い方だと個人の持ち物としては一度しかかけられないみたいだが……


「強い方で!」


わかり申した…… それでは参ります……


“青魔法Lv.7 祝う(セレブレーション)・強”

”ブブブブブブブブブ!”

何やら音が大きく煩くなった!

“どのような祝福を施しますか?”

“宝石に魔力を蓄えられるようにして、蓄えた魔力を剣で使えるようにして!”

”バババババババババ!”


____________ 音が変わったなぁと思いながら、我、暗闇の中に意識が沈んでいった___________



本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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