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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第3章 風の谷、ナウ危機!
301/786

シチュー引き回しの上 味付け、黒糖?

そろそろこの章も終わりが見えてきたかな…… 

と見せかけてもう少しだけ続くんじゃパターン?



 たくさん料理するので1石鍋を野外にもっていきまして外で料理することにします。1石壺が二つだけでは全然足りない…… あと6個使いますかね…… ニンジン・ジャガイモ・玉ねぎ・しょうが・にんにくの余分なところをカットしたものを入れまして、3つビーフシチュー用に赤ワインをドバドバ入れます。もうひとつはお湯のまま先ほどの野菜をドバドバ入れまして、ワイン煮の方には直接タウルスニクを投入。ビーフシチューのほうは…… でっかいフライパンを用意して、バターを投入します。ジャンジャンタウルスニク焼いていくでー! 焼いた端から鍋に入れていきまして、ビーフシチュー用の壺にどんどん入れていきます。溶けたバターを使ってブラウンソースを作っていきます。星のついていない袋に入った小麦粉を炒めていきまして…… バターが足りんな…… 追いバターや! どんどん炒めるでー! 炒たまれなくなったらケチャップと赤ワインを追加していきまして…… ここでも赤ワイン使うのな? 赤ワイン煮とシチューの違いは小麦粉をバターで炒めたものを使うだけ? そんなら、最初にタウルスニクを赤ワインで煮て、そのあとブラウンソースを追加で入れれば2つメニューができるんでない? 違いをつけるために赤ワイン煮の方にはサルバイとかの香辛料をいれるか? それとも赤ワイン煮の方にはもっと野菜を添えるとかするとちがいがでるかもしらんね。それか、赤ワイン煮を作り、それとは別にブラウンソースや、ホワイトソースを作れば、赤ワイン煮→ビーフシチュー→クリームシチュー……シチュー引き回しやな! お子様用には甘めに黒糖を使うといいかも知らん!


…… なるほど、メモメモ!」

♦♦♦♦♦♦

 

 煮込み中の間、ジンセンの糖煮を作ってみる……糖でコーティングしたらカビとかも生えないだろうから、元気がなくなったときに食べてもらうとよい。焦げ付かないように弱火でじっくり。煮物関係だと、ヴァニラビーンズも煮込んでおきましょう。あとは、そうですね、唐辛子、胡椒、マスタードシード、ショウガ、ウコン、クミン、カルダモンを、ゴリゴリすり鉢で細かくしまして1斗壺に3つ分、一つはハンナちゃんに、一つは村に、もう一つは調理室に置いておきました。そう言えば、酢とかハチミツとかは貰いましたか?


「それはもう。スネークちゃんの大好きなゾヤゾーゼも1石分いただいています」


そうですか、それなら安心……あとは、お米ですなぁ……なんとかならんもんか。


「す、すねーくぅ! 光を!」


「おねげーしますだぁ!」


黄昏ていたら、ヴァッへ君とヴェヒター君が、光魔法を求めてやってきた。そう言えば、今日はこれが初めてですな。光魔法で二人を治癒した後で、お外を見やると、ポルちゃんが無双していた。あれ? ボルちゃんは?


「隊長は、両替商に行くってでていきましたよー?」


ああ、やっぱり銀貨は使いにくかったのかな? たくさんあったもんね!


”いや、さっき村長さんから大金貨を4枚渡されていました。やはり使い道がないですよねー、大金貨って! 建物とか土地とか買わないと使う場所がありませんもんねー”

いつ来るかわからん奴を待つ時間を無駄にしないのな! 時は金なり、です! で、エマさんはみんなに交じって稽古はせんの?


”剣の稽古はやめときますー! ” 


そうかそうか、それじゃあ相撲の稽古するか?


”もっとやめときますー! ”


街から出たらおもいっきりやっちゃる! いや、もう市中でやらかすのもいいかもしらん、首輪をつけてすり足で移動するのじゃー、市中引き回し!


「スネークさーん、無茶言わないでくださーい!」


そして昼食になったら、ニクにたっぷり糖をかけて食わせちゃる。味付け、黒糖!


「やーめーてー! オニクがお肉の味じゃなくなっちゃうー!」




本日はこれにて。

一件落着ーー!


お読みいただきありがとうございます。

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