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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
30/782

我、エルフさんに襲われる

今日はどこまで?

一旦離れます・・・


 今日も今日とてお花摘み。お花を摘んだら土かぶせ、光と水をあげましょう。ふぉふぉふぉ、大きくなれよ!“成長促進プラントグロース!”種を植えたその日にかけた緑魔法Lv.4では、神樹さまの樹種では、我の背丈くらいしか伸びません。さて、それ以外だと・・・うーむ、生い茂ってますなぁ・・・


 さて、朽ち木の広場はどうですかな?我、前に作った石柱を目印にして森の中に侵入する・・・ホントにここ、ケモノがいませんな。いるのは虫、大きくても鳥ぐらい。こいつら何喰ってるんだ・・・あたりをきょろきょろしながら進んでいると・・・出たよ、白骨!大きなケモノのようだった。他にもいたるところ骨がある。服を着た骨もあった。これは間違いなく人やね。これが普通サイズの人だとすると、我その半分より少し小さいくらいかな?びょーんと伸びたら人の股下くらいまでは届きそう。我の胴体の太さはまさに太ももくらいだ。もしかして、ここいらの虫って生きてる動物食べてるのか・・・?それとも死骸を食べているのか?今のところ虫には襲われていないが・・・気をつけておこう。。。


 朽ち木広場へ着いてみれば白いケモノが倒れてた巨木に寄りかかって眠っている・・・ん?脇で何やらうごめく生き物が・・・人やな!ウサギさんをモフってます!モフモフ好きに悪い人はいません!我、うかつにもにょろにょろと近づいていった・・・


ハッ!殺気! 


 ガバッと起き上がったその人は、さっとウサギさんから離れるとトゥ!

ジャンプして朽ち木の上に立ち上がった!


すごい運動能力!我、発見されたなり!


見つかったと思ったら、その人矢を射ろうとしているよ


!やばっ!我、横に飛ぶ!


間一髪で避けます、避けます!次の矢が早い!


普通の矢じゃない!魔力の矢か!


大きくよけずに細かくよける!相手のワンツー、のツーが早い!細かく・鋭くよけるんじゃ!マイボーイ!もっと頭を振って横八文字を描くんじゃーーーー!


 何本矢を射かけられたか数えてないが、だんだん射かけられる間が長くなってきた。今がチャンス!我、タイミングを見計らい、ジャンプしてとんだ間に


全身伸縮ラバーボディ


いったん跳ねて着地してそいつに向かってジャンプ!

体を丸めて


全身硬化ハードボディ!”


見事にそいつの腹にボディブローを決めてやった!地に沈むそいつ!我、大勝利~!カンカンカンカン!ウサギさんは我らが戦っている間、ずっとお休みだった・・・大物や・・・

 

 我、動かなくするため赤魔法Lv.1


睡眠スリープ


をかける。うつぶせになったまま眠ったようだ。緑と黒の入り混じった服を着ています。軍人?危ない弓矢は朽ち木のうろに隠さないと・・・弓だけしかないな。ま、いいでしょう。あと、腰の剣も危ないですな。うつぶせになってるので息が苦しかろうと、我、頭を押し付けてひっくり返す。あ、胸部に膨らみが・・・女性だったようです。ご尊顔を拝見。整ったお顔です。お若いですな。お耳がとんがってますな。お話に聞いたエルフさんですな。


 さて、話をしたいのですが、果たして意思疎通(コミュ二ケーション)できるのだろうか?我、話したことがあるの、神樹さまとトリ野郎だけだな。起こしていいものやら・・・とりあえず、自由に動けないように赤魔法Lv.2の実験用にしびれさせておきましょう^^。

 

 我がエルフさんに魔法をかけてるときに、ウサギさんが起きてきた。ウサギさん跳ねる。我も跳ねる。跳ねるのがあいさつなのかしら??なぜあそこで寝てたのだろう?よくはわからんが、食べかけの大根があった・・・大根食べて寝てたのか?



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