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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
3/783

ここはきのなかだった

めがさめる

みずをのむ

すこしあかるい

うえをみる

もっとあかるいところがある・・・

あそこへいきたい


はねてみる

はねられる

もっとはねてみる

もっとはねられる

もっともっと・・・


あかるいあながある!


もっともっともっとはねる


あたまぶつける、いたたたた!


みずをのむ

げんきになる

すこしかげんしてはねてみる

あかるいあなのふちにへばりつく

まぶしーーーーーーーーーーーーーーーい!

ひかりにめがなれる・・・


したをみる

つちがある


うえをみる

えだがある


よこをみる

えだがある

あかいみがある

あれ、たべたい!

われ、えだをはう・・・はう?

われ、てはどこいった?

そういえば、あしもなくない?

とりあえず、はう・・・はってあかいみにちかづく・・・

あかいみ、あたまのうえにきた

われ、おきあがる!

くちのところにあかいみくる!

われ、あかいみをまるのみする!

あかいみ、えだからはなれる!


われ、おちる!

おちてもわれ、あかいみはなさない!

われ、つちにおちる!

おちたときにはねてみる!

ぴょーーーーーん、ぴょーーーーん、ぴょーーーん、ぴょーーん、ぴょーん、ぴょん!

われ、つちにたつ!


われ、あかいみをのみこむ!

あまーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!


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