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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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鳥先生の異世界講座



まずはトリ先生のお名前を教えてください。

“うむ。わしはコウじゃ!”


コウ・・・ですか。それは種族名?

“そうじゃ、名前はタロウという”


コウのタロウさんですか。わかりました。鳥先生とお呼びします。鳥先生がここに来たのは赤い実を食べに来た、ということでよろしいですね?

“そうじゃ。我らは初夏になる前に赤道に向かい、初冬に入る前に極へ向かう。その途中、魔力を補うためいくつかの寄り所がある。ここもその一つだったのじゃが、世界樹が枯れてしまっては仕方がない。ここはもう使えんな”


神樹さま・・・世界樹はこの世界に何本も生えているのでしょうか?

“世界樹はそう数はないぞ。エルフ族が管理しているため、ワシらが自由に食べれるのは、ここだけだったのじゃ!”


どうしてここだけは自由に食べることができたんですか?

“ここは地を這う者どもにはたどり着きにくいところらしい。下の森が道を迷わすようになっているそうじゃ。空からくる我らには関係ないしな”


そうですか。ところで神樹さま、いえ世界樹はどのくらい育てば実をつけることになります?

“知らん!ある程度幹が太くなったら実ができるのではないか?”


それでは世界樹はどのくらい長生きしますか?

“ワシが聞いた話によると、エルフ族の管理する木はもう1万年は優に超えておるらしい。ここの木もそれに負けないくらい生きとったらしいぞ”


鳥先生は、この実以外に何を食べて生きているのですか?

“我らは魔力のあるものなら何でも食うぞ。植物はもちろん動物もな。ん?お主、魔石がないではないか?魔力を持てないはずなのになぜ魔法を使える?”


それは後でステータス魔法を使っていただくことにして、エルフ族以外の人について教えてください。

“なんじゃ、お主そんなことも知らんのか?”


何しろ、生まれてまだ2か月くらい、ここ以外にどこにもでかけたことがないので。

“エルフ族以外にも人はいるぞ。ドワーフ族、魔人族、獣人族、基本人族、こんなもんか”


基本人族とは何ですか?

“魔石を持たない人のことじゃ。他の種族は魔石を持ち魔法を使うが、基本人族は魔石を持たない。ただの人族ともいう”


へぇ、さいですか。

“しかしこやつらの中に魔石を持たないにもかかわらず、魔法を使えるやつがたまに現れるのじゃ。そやつらの魔法はほかの種族を凌駕する”


そうなんですね、なるほど。







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