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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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我、ウサギさんと再会する



 我、うかつにも生木を燃やそうとしてた、てへっ!舌をペロペロ出しながら反省する。さてと、乾燥した木は、、、あれしかないな、エリンギが生えてた倒木。ちょっと遠いけど、あそこまで行ってみますか。


 日中なお薄暗い森の中、我、以前につけた道標に従って進んでいく。っていくよりねていった方が早いのは言うまでもない。特に生き物にぶち当たることもなく、我、倒木のところに到着した。というか、どうしてこんなに生き物がいないの?どこかに隠れているの?クマとか、イノシシとかはいないのかな?まさか、このウサギさんがエリアボス?


 倒木にたどり着いた我は、一応うろのなかを確認する・・・なにもいな・・・いる!何か動いている!暗くってよくわからない!エリンギの分身か?いや、ちがうなぁ・・・確かエリンギが逃げてるときに使ったうろがあるはずだ。それを探してみよう。我、倒木の周りをうろうろする。根っこの方により大きなうろを見つける。ちょうど地面に接しているし、ここから出入りしたんだな。よし!潜入するぞ!と、気合を入れてたらうろの奥から動くものが近づいてきて・・・目が合った!お前はウサギさん!うおおお、大きい!いや、我が小さいのか?いまいちこの世界の基準がよくわからん・・・エリンギ基準だと我=エリンギ<<ウサギさんだ。エリンギが元の世界の大きさだとしたらこのウサギさんがでかいことになる・・・というか、我小っちゃーい。赤い実基準にしたら、赤いリンゴくらい<<我<<ウサギさん。どのみち、ウサギさんはでっかいことになる。ウサギさんはここを住家にしたのか。そしたら勝手に燃やせないなぁ・・・


 我、思案してるとウサギさんがうろから出てきた。我、飛び跳ねる。あわせてウサギさん飛び跳ねる。ひとしきり飛び回った後、どうしよう?見つめあう2匹のケモノ・・・って、我、毛がないんですけどね。毛があるからケモノなんですよ^^。



 馬鹿なこと考えてたら、ウサギさんのお腹から音が鳴ってきた。ああ、腹が減ってる、と。わかった、それで何か食い物を探しに来たんでしょ?エリンギがあったところに、また生えてきてないかと思ったんだ!


 ウサギさん、コクコク首を縦に振る。この子も我の思うことがわかるのかな?赤い実でよければ、あげるけど、山登りする?ウサギさん、ブンブン首を横に振る。あー、山登りはめんどいもんね。一緒に食べるもの探すか?コクコク。我も食べ物は神樹さまに頼りっぱなしだったから、ちょうどよい機会だ。この世界で食べられるものを探そう・・・そう言えば、我、木の実とキノコしか食べてないな。ウサギの肉・・・ん?お肉食べたいと思わないな?なんでだろう?



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