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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第3章 風の谷、ナウ危機!
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成敗とお仕置きは何が違うのか?



親を思う子の気持ちを考えない我ではない・・・はて?しかし、再び起き上がって成敗をしようとしても困るわけだが・・・むしろそっちの方が可能性が高くね?


「スネークちゃんは後で報復されるのを嫌がってますね。そのドワーフさんの性格ならやりそうです!」


いやまてよ、魔道具が外れるんなら、赤魔法をかけられるかな?大丈夫か。ならやるか!


「・・・ですが、スネークちゃんがやる気を出したみたいです!」


ほいさ、やりますよ!


“光魔法Lv.いくつがいいの?とりあえず最大で!”



「スネークちゃんが光りました!みてください!あれがスネークちゃんの治癒魔法ですよ!」


「あれ?いつもより明るくねーか?」


「そうだなぁ、それにいつもより光の量がすごいんだよぅ!」


「あれ?酔っ払いにやさしい魔法なんじゃなかったのか?」





今度は弾かれもせず、そのまま髭オヤジに吸い込まれていった・・・あれ?ドンちゃんにも吸い込まれてませんか?つーか。ドンちゃんの方にほとんど吸い込まれていくよ!君、なにしとるねん!


「え?え?なに?何が起きてる?」


本人もわからないのか?


「えと、スネークちゃんの魔法を鑑定士さんの首飾りが吸い取っているようですね!」


ジャラッ、ジャラジャラジャラン!何やら音がした。見ると首飾りが落ちてますな・・・えっと、魔力を吸収して状態異常耐性を付けてる人に施す首飾りだったかな?落ちたということは外れたってことでいいのかしら?あ、糞オヤジの方はもういいのかな?髭と髪は燃えたままだけど?あ、オヤジ起きた!


「ドンちゃん!せっかく付けた首飾り、どうして外したの!」


「うるせい!お前の付けた首飾りが原因でこんなことになったんだ!反省しろ!」


「あっ!儂の首飾りも取れている!あの魔物がやったんだな!今度こそ、成敗してくれるわ!」


立ち上がって獲物をきょろきょろ探す糞オヤジ・・・に、エマさんがとことこと近づいていった・・・何するのかな?と思ったら、胸ぐらを左手でつかみ、右張り手!糞オヤジ、何事が起きたかと呆けていますな!


「へー、娘よりは頑丈にできていますねぇ。同じくらいの力で叩いたのに。それじゃ体の方はどうですかねぇ?」


右ストレートをみぞおちに一発!糞オヤジ、床に揉んどりをうつ。それを無理やり叩き起こして、今度は右手で首周りの服を掴み、左手でビンタ!


ばしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!


いい音が響きますなぁ!


「ちょっとアナタ、いい加減にしてほしいですねぇ」


ばしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!


「もう本来なら晩御飯の時間なんですよ?」


ばしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!


エマさん?もしかして、晩御飯の時間が遅くなってるのを怒ってる?


「娘さんが、せっかくとりなしてくれたのに、まだ成敗とか言ってるのですか?」


ばしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!


「アナタの身勝手のために、どれだけ回りが迷惑したと思ってるのですか?」


ばしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!


飯の時間に怒ってるのではなさそうかな?


「アナタのせいで、もうお腹と背中がくっつきそうなんですよ?どう責任をとってくれるのですか?」


あ!やっぱり腹減って怒ってた!ちょっと加減がわからないのか?糞オヤジの体がだんだん全身だらりとしてきたぞ?あれやばくね?


“光魔法Lv.最大!”


「あ・あ・あ・・・」


あ、まだ生きてた!よかったね!


「アナタが反省するまで、あたしがアナタにお仕置きします!覚悟してね~」


緊張感のないセリフから、繰り出される往復ビンタ!えげつね~><

ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!ビタン!

ビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタ!

あ!やべぇ!気を失ってる!


“光魔法.Lv7+青魔法Lv.1覚醒アウェイク


復活した!^^


「気を失ったら、正気に戻して、回復させてまたお仕置き・・・怖え―コンボだな!」


「ホントだよぅ!」



「はあ、ちょっと疲れちゃいました。スネークさんお水頂戴!」


力水ちからみずですな。ほい!水魔法Lv.1飲水ドリンク!エマさんの口に飲み水をを注ぎます!


「はぁー、スネークさんのお水は美味しいですねー!さてと、続きをやりますか!」


「・・・も・もう・・・やめ・・・やめて・・・」


「どうして止めなきゃならないんですか~?反省したんですか?」


「・・・」


「痛いのを避けるために止めろと言っているようですので、続けますねぇ!」


ビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタ!

ビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタ!

ビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタビタ!

あ、また気絶した!


“光魔法.Lv7+青魔法Lv.1覚醒アウェイク


復活した!^^


「スネークさーん、このコ、どうしましょう?あたしもうお腹減っちゃったんで動けないんですけど~?」


あんだけ動いてるのにか?とりあえず、我の魔法が効くからもう放してあげて!燻製肉でも齧っててちょ!我、糞オヤジの前に立つ!問答無用の赤魔法!


“赤魔法Lv.2麻痺パラライズ!足だけ!”


「あ・あ・あ・・・」


さて、我のことを成敗してくれると言われておりました。この状況をどう思いますか?


「この足が・・・痺れていなければ・・・」


なるほど、まだ勝てると思っているようで!これは全身麻痺らせておきましょう!


“赤魔法Lv.2麻痺パラライズ!”


「あ・あ・あ・・・」


さて、これはほっておいて。首飾りの取れたドンちゃんはどうなりましたかな?



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