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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第3章 風の谷、ナウ危機!
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成敗ッ!



「ポルティエさん、あまり挑発しないでくださいよ。バドエル様は冒険者ギルドにとって最重要人物の一人なんですよ。この方と繋がりがあるため、うちのギルドも面目が保たれているのです。だから・・・」


「だからなんだ?重要人物は特別扱い、一般人は一般扱い?へぇ、そうかい。冒険者ギルドってのは貴族も平民もルールは平等に適応されるって規則だったと思ったけど、書き換えられたんだな?わかったわかった、そうするといい。そのおっさんの言うようにエルフさん達を成敗したら?ここの冒険者ギルドの建物はつぶれて、組織もなくなるな!種族差別をした愚かなギルドとして名を遺すかもしれん。ランドルド、残念だったな?お前の息子はここで落ちぶれるのがお望みだそうだぞ!」


「なに、家出同然からここまで来れたのじゃ、よくやったなと褒めてやるわ。ま、この辺が限界なんじゃろう・・・骨は拾ってやる。うちの墓に入れんがな」


「なんじゃ?ノルトマルクよ、この基本人族二人はお主の知り合いか?」


「私の実父と実父のご友人です・・・」


「貴様の親父殿とその友人・・・どっちが親父殿か?まさか口の悪い方か?それともより口の悪い方か?」


「どちらも口は悪い方ですが、そのような表現は控えられてください。このまえだって、獣人族の王家と揉めて、こちらの王家に面倒事を持ち込まれていたでしょう?」


「獣人はケモノ臭くてかなわないので、ちょいと文句言ったらあのざまじゃ。基本人族にはいろいろ便宜を図っておるし、文句も言われんだろうとお持っとったら、エルフと仲良くなった基本人族が吹いておるわ!」


「おい、おっさん!基本人族がエルフと仲良くなっちゃいけないのかよ!頭おかしーんじゃねーの?」


「さっきから、アンタ!ドワーフ以外の人族をけなしてばっかりだなぁ!くるってるとしか思えないよぅ!」


「まあ、エルフ族の中にも排他的な方はいらっしゃいますから、それは仕方ないですね」


「やっぱり、タウルスを燻製肉にしてもらった方がいいですねぇ・・・ベアはいまいちでしたか・・・」


一人だけなんだか違う世界に・・・あ!我も違う世界だから一人と一匹だ!さて、事の顛末はどう迎えるのでしょうね?





「あの、バドエル様・・・この場における者たちに、何をお望みなのでしょうか・・・?」


「ノルトマルクよ、貴様儂のいくことを聞いとったか?とりあえず基本人族は置いておくぞ?エルフの連中にはうちの娘が迷惑をかけたので謝罪した。しかしそこの魔物が娘に暴行を加えた。よってその魔物に成敗を加える!そう言ったはずだ」


ギルドマスター、アンタどういう報告したの?・・・――――ん?我、暴行したように見えた?水魔法ぶっかけたね、そう言えば。アレを暴行っていうのかね?お仕置きのつもりだったのだが・・・お仕置きも暴行か・・・ギルド内って魔法禁止って、そうなん?怪我したときはどうするの?そういう時は、ポーション、もしくは診療所へ行く?光魔法は使わんの?そういうのは基本人族は使えないから鼻っから考えに入れてない?へー、そうなんだー。


「ここで成敗してやってもよいが、お主らにも迷惑がかかろうから、訓練場を使わせてもらうぞ!」

こっちを成敗する気ってことは、逆に成敗されても文句は言わないってことでよろしいのでしょうかねぇ?


「あ!スネークちゃんがやる気になってる!」


「ノルトマルク殿?あなたはどのような連絡を親ばか殿にしたのですかな?無茶な願い事を聞かないと解放されないような人物を寝かしつけたことを暴行と呼ぶなら、私も否定はしないが?」


「認めおったか?なら、その魔物が成敗でき次第、次は貴様だな!」


「アホ糞オヤジ!やめろ!もとはと言えば、てめぇの首飾りが悪いんだよ!」


「あー、ドンちゃん?その話は後で聞くね?来い、魔物!貴様を青龍刀の錆にしてやるわ!」


あー、青龍刀・・・あ!ブルードラゴンがこんなところにいたよ!^^。それはそれとして・・・アレを暴行と呼びますかな?なるほど、我、今大暴れしたい気分・・・この建物、壊してもええ?


「なにやらスネークが怒っているぞ。この建物ぶっ壊したいそうだ。成敗されるかするかはわからんが、途中で壊れても、エルフ族は無関係だからな。スネークには一応自重するように言っとくが」


「スネークならやっちゃうよな?もう冒険者ギルド、一部のお偉い方々の私物になるんなら俺らにゃかんけーないな!もうここで活動するのやめるか?」


「まあ仕方がない。うちから出ていったバカ息子がうちをつぶさずギルドをつぶしたとは愉快な話になりそうだ!」


おじさんさんさんとルナ姉さんは冷や汗をかいてますな!かわいそうだが仕方ない。これ、戦争なのよね!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


なんだかんだで、あとは流れで冒険者ギルドの建物の奥にある訓練場とやらにはいってしまった。さて、ここはどんなところかな?やたらと高い天井ですね・・・天井自体が光ってますな?あれは何?魔道具?付与魔法?違いが判らん・・・魔道具は調節ができて持ち運び可能?なるほど。あ、くそ髭オヤジ、真ん中に立ったよ?指で来い来いしてますな・・・


「貴様はこのギルドでワシの娘に狼藉を加えた魔物として今ここで成敗されるのだ。何か言い残すことはないか?魔物だから喋らんか、ハハ!」


本気で成敗する気なら、こっちも本気を出しましょうかね。一応、娘にも聞いとくか?あれ、ぶっ殺しますがよいですね?


「スネークが確認をとっているな?鑑定士殿、アレを殺しても構わんか?と聞いてるが」


「バカで後先を考えない糞野郎ですが、私のたった一人の肉親です。殺すのは止めていだたきたい・・・というか、あのヘビが負けるとは思っていないのか?」


「ああ、あの程度なら、私でも勝てる。そしてあれは私のはるか上を行く強さだ。万が一にも不覚をとることはあるまいて。おーい、スネークよ。殺すのはなしだ、娘が悲しむぞ!」


そんじゃ、再起不能は?どこまでならいいの?


「どこまでならやっていいのかと聞いてるな!」


「鍛冶師なので手が動かなくなるのはちょっと・・・他人の痛みがわかる程度に痛めつけて欲しい!」


あいあい!それじゃあちょっと揉んであげましょう!





「覚悟はできたようだな!それでは、死にさらせぃ!」


糞オヤジ、問答無用で青龍刀を振りかざしてきた。あの刀・・・魔力が宿ってるな!受けてはいかんざき!我、大蛇ンプで斜め後ろに下がる!まっすぐ下がるとボルちゃんの風魔法のような刃が来るかもしらん!そう思ったら、案の定、我のいたところの真後ろに一条の刀痕が残った。


「なるほど、察しは良さそうだな!これは楽しめそうだ!」


さて、こちらも楽しませてもらいましょうかね・・・まず、状態異常魔法は効くのかね?


“赤魔法Lv.1入眠スリープ

“ブブー”


この音は失敗した音かな?特に何も変わらないようだ。


“赤魔法Lv.2麻痺パラライズ

“ブブー”


「ブハハハハ!なにやら、魔法をかけているようだが、ワシには効かんわ!」


娘同様に、何やら首飾りのような状態異常が無効になる魔道具を身につけているようだ。

それなら、おっと、またこっちに向かってきたな!今度はやたらと刀を振リ回してきた。これは、ボルちゃんの鎌鼬みたいなのが飛んで来るのか?


“風魔法Lv.4空気壁エアウォール


からの~大蛇ンプ!背後に付けた!


“水魔法Lv.7水弾!大きさ普通でたくさん!”


あまり威力はないが、牽制には使える。青龍刀の柄で弾いている隙に近づいて、


“火魔法Lv.5火炎放射ファイアフレーム!”




ちょっとびっくりしたようだ。のけぞりやがったが、そのため髭がチリチリ焼けてますな!ヒゲチリや!


「貴様!よくも儂の自慢の髭を燃やしてくれたな!本気で成敗してくれるわ!」


あれ?今までのは本気じゃなかったんですか?まあ、我もぜんぜん本気じゃないんですけどね?それじゃ、魔法のレベルを上げますか!馬鹿みたいにまた突っ込んできたから


“土魔法Lv.25礫弾ストーンショット


カン!おお、また柄で避けますか!そしたらたくさん撃ってみましょう


礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット” “礫弾ストーンショット


おっと、防御一辺倒になりましたな!20発でそうなりますか。


そんじゃ、目先を変えて、無魔法Lv.3でしっぽをゴム化。ジャンプジャンプ!ジャンプしている間に


“水魔法Lv.7水弾ウォーターショット

水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット” “水弾ウォーターショット


水弾ウォーターショットを髭オヤジが避けている間に、ジャンプで急接近して、顔に近づいたら


“土魔法Lv.20砂弾サンドショット


見事に顔に命中!目をつぶすことに成功しましたな!ついでに、顔に丸まって無魔法Lv.1全身硬化ハードボディでドーン!倒れましたな!これくらいでは我の乱れた心は収まりませんな!そうだ!髭を焼いてやりましょう!


“火魔法Lv.2ファイア!”


低レベル火魔法の方が効率よく髭を焼けますな!ついでに髪も燃やしときましょうね!あ!起きてきた!タフガイ~!目を瞑りながらも、青龍刀をやたらと振り回していますな!あの刀はちょっとやばめですな!やいばだけにか?めがいになって入れ替わっただけや~!もういいか!手は鍛冶師だからやめとくとすると、足をつぶしますかな!




太ももを狙って・・・大きく息を吐いて、フーーーーッ


“土魔法Lv.25狙撃弾スナイプショット!”

ターーーーーーーーーーーーーーーーーン!


見事ヒット!もう一発反対の足に、大きく息を吐いて、フーーーーッ


“土魔法Lv.25狙撃弾スナイプショット!”

ターーーーーーーーーーーーーーーーーン!


見事糞オヤジは崩れ落ちたのだった・・・我、大勝利!糞オヤジの腹に乗って、ジャンプジャンプ!勝ったどーーーーー!


さて、どうやって成敗しようか、グフフフフ!


本日はこれにて。

お読みいただきありがとうございます。

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