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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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我、神樹さまの喪に服す



 我がやること。まず、目の前の火結晶だ。これ、光の実と同じ扱いでいいのかな?

とりあえず、丸呑み~パクリ!


からーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!


うぉっふぉう!ふぁおうふぁおう!水くれ~!顔から口から火が出る~><



“テロリン”


我、うろの中に入ろうとしたら、うろの中、水浸し。全部樹液になっとるがな!なんでもいいから水~!うろの中に飛び込んで水がぶ飲み。溺れる~!


慌ててうろから外に出る・・・考えなしに突っ込むのは止めよう・・・

それにしても、あー辛かった・・・魔法の方はどうなったかな?


“火魔法Lv.1”


おう、ちゃんととれてる。レベル1だから大したことはないんだろうけど。


“火魔法Lv.1 火を点ける”

なるほどね。まあ今すぐいるものでもないし、しばらく放っておこう。


 落ち着いた我。とりあえず・・・赤い実はどのくらいあるかな?籠がもう一つ増えてて、二つとも籠いっぱいあった。これを食べて、種まきしている間、光魔法と水魔法、緑魔法のレベルを上げておくか・・・土魔法は、どうしよう?ほどほどにしておこう。



さてと。

本日の分の赤い実を食べる。相変わらず甘くておいしい。食べ終わったら、新芽ちゃんのところで水・光魔法のレベル上げ。といっても1度魔法をかけるだけだ。我、近くの新芽ちゃんから順番に魔法をかけていく・・・途中で


“テロリン”“テロリン”

音が2回聞こえた。レベルが上がったな。


“水魔法Lv.2”“光魔法Lv.2”

二つ一度にか。


“水魔法Lv.2 水が出る”

“光魔法Lv.2 擦り傷を癒す”


水魔法は出る水の量が増えたようだ。光魔法は・・・傷をいやす魔法か・・・そんな魔法、植物にあてていいのかな?特に問題はないようだけど・・・そんなことを考えてたら、


“テロリン”

“緑魔法Lv.2”


緑魔法のレベルが上がった。光魔法と水魔法のレベルに依存するのかな?合成した魔法のレベルに依存するとか?とりあえず緑魔法の内容を見ると


“緑魔法Lv.2 移植する”

・・・


ご都合展開真っ盛りですな。




 我、今までお花を摘んだところを全部回って、あとは新しくお花摘むところを探すことにする。神樹さまみたいに大きくなるには、ある程度ばらけないといけないでしょう。最初のうちはほかの木々に負けそうだから、光がよくあたるところを探しましょう。エリンギがいたところは・・・あそこはだめだ。他の生き物が出てきて、新芽とかすぐ食われそうだ。うーん、どうしよう?まずは、もう少し密集させてもいいかな?我、土魔法の練習をしたところでお花を摘む。摘んだ後は緑魔法Lv.1をかける・・・そのあとはまだ地上に目は出てないけど水魔法、ついでに光魔法をかけておく・・・


“テロリン”“テロリン”

再び音が鳴る。お、またレベルが上がった。


“水魔法Lv.3”“光魔法Lv.3”


今度はなんだ?


“水魔法Lv.3 たくさん水が出る”

“光魔法Lv.3 切り傷を癒すことができる”


水魔法ぇ・・・たくさんってどのくらいさ?光魔法に関しては、効果のほどがわからない。とりあえず新芽にかける以外にないな。あとは、少しだが光量があがった・・・気がする。

とまあ、考えているうちに


“テロリン”

“緑魔法Lv.3”


やはり水魔法と光魔法のレベルが上がると、緑魔法もあがる、で間違いないようだ。


“緑魔法Lv.3 養分を吸収する”


うむ、植物としては当たり前のような気がするが・・・魔法をかけるとそれが早まったりするのだろうか? 


さてと、これからどうしよう?やりすぎないくらいに土魔法の練習する?目標にした木ってどうなった?我、森の淵まで行ってみると・・・我の放った土魔法LV.24で、木が倒れていた。この木で火魔法の練習してみる?そうしましょう。

点火イグニッション”“点火イグニッション” “点火イグニッション”“点火イグニッション” “点火イグニッション”“点火イグニッション” “点火イグニッション”“点火イグニッション点火イグニッション”“点火イグニッション

何回やっても成功しない。木は倒れてすぐは水分を含んでいるため燃えません。そんなことに気づかず、我、火魔法の練習を続けるのであった。



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