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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第1章 大きな神樹の木の下で
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ツチノコVSキノコ おいしいのは、どっち?



 白く輝く巨大エリンギがそこにあった!もしやこいつがデスなんとかか?許せん!神樹先生の寿命を奪いやがって!しかし待て、あれはどうやって倒せるのか?我、返り討ちにされるかもしらん。まずは情報・・・と、思ってたらエリンギ、こっちを向きやがった!いや、どっちがこっちかといわれたらあっちがこっちかもしれないし、そっちがこっちかも、こっちがえっちじゃないことは確かだ・・・とにかく、発見された!どうする?


 逡巡していると、エリンギ、ぱふょん!と白い粉を吹き出した。我、とっさに外に飛び跳ねる。なんかあれはまずい感じ。いったん離れよう!


 我、倒木から少し離れたところに穴を掘り全身が隠れるように土で埋める。頭の方にかぶせた土は、万が一に備え、石にしておいた。石のヘルメットだ。目だけは出せるようにしておいて身を潜める・・・


 しばらく経ったころ、またマギがやってきた。何か大きな音を引き連れてますな。


びょんびょんびょんびょん!


何やらでかいウサギさんです!

ウサギさんって光るやつ食べるんかしらん?

あ、食べた!苦くないのかね?

パーーーーーッ!光りましたな!

あれ食べると光るのかしら?我も光ってたのかな?

しかし、神樹さまの光り方とは違う感じが・・・何というか、自然の光と蛍光灯ぐらい違います。


 ウサギさん食べ終わったら鼻をヒクヒクさせてます!やばい!我の方に来た!…と思ったら、我スルーされた!ウサギさん、倒木の上にジャンプ!うろを発見したようです。頭を突っ込んでますよ。我の行動とおんなじやね。と思ったら、動かなくなった・・・ウサギさんどうしたんだろ?我、穴から這い出すと、ウサギさんのところへ行く。恐る恐る触ってみる・・・ふわふわやね。もふもふやね。ふわもふふわもふ・・・堪能しとる場合か!


 とりあえず生きてるようだ。よだれを垂らして寝ている・・・そうか、あの白い粉は眠り薬のようだな、よかった起きっぱなしの白い粉じゃなくって!あれを吸うと眠りにつくのか、それなら、先手必勝!あれをパフられる前に攻撃だ!


 我、下の土をふわふわにして、ウサギさんに体当たりする。ウサギさん、ずるりと落ちるが土が柔らかいので眠ったまま落ちてた。助けたお代はたっぷり返してもふるぜ。


 我、再び倒木に立つ。勝負は一瞬。頭を突っ込んで、ターゲット発見!ロックオン!!


礫弾ストーンショット!”“礫弾ストーンショット!”“礫弾ストーンショット!”


とりあえず、3発放り込んでみる。シュウ~~~・・・なんだかグリングリン動いてますな・・・あ、軸が木から外れた!奴め、足ができてる!逃げだした!どこかに別の出口があるのか!我、うろから頭を戻すとあたりを見回す・・・光ってるからすぐわかる。しかしだいぶ遠くに行ったな!これこそ狙撃の出番だ!我、足に狙いを定めて・・・フーーーーッ


狙撃弾スナイプショット!”

ターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!


やったか?←フラグじゃないよね?


“ビローン”


脳内でなんか変な音がした。魔法のレベルが上がった時の感じだけど、音が違うな。確認のため獲物の場所へ行ったらちゃんと仕留めてた。さて、このエリンギ、どうしよう?




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