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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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やって来た!やっと来た!

今日は一気に話が進みます・・・



それにしても、すごい振動だなぁ・・・地面が揺れますな!

どっしーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!

よいしょーーーーーーー!と掛け声をかけてあげていると、



「スネークはいるかーー!」


あー、ボルちゃん達が帰って来た。こっちこっちー!ボルちゃん以外みんなへとへとになってる。我、エマさんに稽古を止めてもらって、ジョッキを人数分出します。そしてその中に水魔法でお水を出してあげます・・・ついでにここにテーブルも作っておきましょう!その上にジョッキをポン!まあ、置くのはエマさんですが!


“うぉーい、お疲れさまでした!まずは水でも飲んで、ちょっとしたら村長宅で飯だな!エールも作っといたから飲んでくれ!”


「飲んでくれ~といってますね~」


「水を飲んだらエールがうまく感じられなくなるんじゃないか?」


とボルちゃんは言うがね!もう、皆ゴキュゴキュ飲んでますよ!


「ぷはー!なんだこの水は?すげー元気になる!これもポーションの類か、スネークよ!」


いや、これは蛇の天然水です、あ、これは訳さなくってもダイジョーV!ガルスガルスを早いとこ解放してあげて!そしてご飯を食べさせよう!


「ん?バウアー、お前魔力が使えるようになってるな?」


「えーー?そうですかぁ?あたし、全然きづかないんですけども~?」


「いや、感じる。見えないが魔力は感知できるのだ。スネークが何かしたのか?」


“何かしたのかと言われたら、稽古はしたと答えます!”


我も、エマさんを見てみる・・・ツチノコ・アイ!キュピーン!

ふむぅ・・・確かに目に見えないが見える!何を言っているかわからないと思うが・・・

これ、無魔法じゃね?我も無魔法を試しに使ってみる・・・どれでもいいが、


無魔法Lv.3身体伸縮ラバーボディ


どうですか、ボルちゃん!


「そうだな、バウアーと同じ感じだ・・・これが無魔法というやつか?」


”そうです、これが無魔法です!変な魔法!変な魔法!変な変な変な変な変な魔法!“


「それで、無魔法とは何ができるのだ?」


“我にもよくわからないけど・・・今のは力が強くなった感じがする”


「そう言われれば、そう感じますねぇ」


“いろいろ鍛えれば、足が速くなったり、体全体を硬化するとかもできるかも!天下をとれるかもしれん!”


「本当ですか~?」



師匠である我を疑うのか!そういうやつは肉抜きジャ!でんぷん抜きお助けイモをたんと食わせてやる!


「それはそうと、こいつらをどうにかしてくれ・・・あ、巣は持って帰って来たぞ!」


“わかった、村の皆さんには村長さん宅に向かってくれと伝えてくれ!あとは我らでやった方が早い!”


「・・・と、いうわけだ。村長宅で打ち上げをやると言っているのでそっちに戻ってくれ。本日はお疲れ

さまでした!」


ポルちゃん以外はもうバテバテで、我のお水飲んでも回復しなかったのか・・・引率はポルちゃんだな!


我はララァを呼び、痺れているガルスメスたちを目の前で青魔法Lv.1回復リカバーを使う。ララァが一番でかいので彼女がリーダーに決まったみたいだ。みんなの前で黒麦を出すとすげー勢いでついばんでいく。お腹空いていたのね、慌てないで落ち着いて食べなさい。桃の実も生らして置きましょう。水を飲む石箱も作っておきましょう!そして水を入れておきましょう!


緑魔法Lv.4成長促進プラントグロース

土魔法Lv.13土石変換アーストゥストーンLv.18石細工ストーンワークス

水魔法Lv.2ウォーター


水魔法だけしょぼい名前だな・・・Lv.1が飲み水、Lv.2が水、Lv.3が沢山の水、だもんな・・・いいや、お腹が落ち着いたら、君たちにはあの塔に住んでもらいます!そして毎日ご飯を貰う代わりに卵を産んでもらいます!ようがすね!すね?それでは皆さんの巣を、あの塔に置いておきますので、巣を置かれたガルスさんはそこに住んでください。雄の方はどこか適当に住まれてください!


ボルちゃんに塔に行ってもらって卵を半分だけもらって巣を置いていった。12羽の雌の巣から100個の卵が手に入りました。さて、この卵、どうしましょうかね?



日が沈む前に村長宅へ帰って来た我ら。昨日と同じように篝火かがりびを五つ、焚いてあった。


「あーボルドウィン殿、帰ってこられたか!それでは今日は収穫祭をすることにする!ボルドウィン殿達と従魔のおかげで、今年は干ばつになりそうだったが、今年分までの食糧庫がいっぱいになった。さらに、従魔のスネーク殿から、酒と甘みをいただけた。今日は新しい料理、“はんばあぐ”というものを皆で食べて、スネーク殿のつくった酒を味わってくれ。挨拶はボルドウィン殿にお願いする」


エマさんに持ってきてもらった壺とジョッキを出してもらって、ジョッキは一人にひとつづつ、壺の液体を入れてもらう。もうちょっとどうにかしたかった・・・蛇口は作れないしな、ヘビだけど><。子供らには、つぶしただけの桃果汁に我の水魔法で出した水を入れます・・・悪ガキ三人は飲んだら麻痺るけどな!


「それでは、本日もお疲れさまでした。乾杯!」


ボルちゃんの簡単なあいさつの後、皆で黒パンとハンバーグ、付け合わせの野菜を食べだす・・・うん、やはり、あれだね!トマトがいるよね。


“ボルちゃん、神樹さまのところで、赤い実を捥いでたでしょう?あれ出してちょーだい!”


“ん?あれか?・・・これをどうするのだ?”


“ちょっくら植えてくるわ!”


我、トマトを受け取って、通いなれた村長畑へジャンプ!緑魔法のコンボ技です。

緑魔法Lv.1発芽スプラウトLv.2移植トランスプラント。水魔法Lv.2水をはさんで、緑魔法Lv.3養分吸収アブサープション。もう夜だから光魔法を同時に使いながら緑魔法Lv.4成長促進。トマトの実が沢山なりました。明日また種まきする分を残して全部もいで帰ります・・・





帰ってきたら・・・村長宅に大きな馬車が3台止まっていた・・・




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