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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第2章 機動戦士ツチノコ
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やること同じ!スネークです!

早朝の投稿・・・


昼飯も終わり、再び収穫作業を行う村人たち。柿の木桃の木に再び緑魔法Lv.4をかけて実を実らせておく。桃はおやつ用、柿は渋柿が保存用、甘柿はおやつ用です。桃も保存できないかな?砂糖漬けにすれば長持ちするか。やはり糖が足りない。あと酒と酢があれば、調味料になるのに・・・それと塩!これが一番大事や!塩はこの村ではどうしてるんだ?


「塩や酒なんかは4か月に一度町まででて、乳製品を売った後で購入している。酢は高いので買わないな。

酒が酸っぱくなったらそれを代わりに使うぞ」


“塩がたくさん使えれば保存のできる食べ物が増えるんだが?”


「無い袖は振れないなぁ。それよりあの甘い粉をたくさん作ってくれ」


“自分らでつくる気はないか?桃を煮詰めればそれなりのものはできるぞ?あと酒もな!”


村長、ニヤリと笑う。酒は飲みたいようだな!


「酒が俺たちで作れるのか?それにしても、白い粉は作ってもらうが!」


“白い粉は”原料ができてからだよ~ん!まずは黒麦を収穫してからだな。そのあとお助けイモを植えるので、それをみんなに収穫してもらってくれ。その間に、我が酒の作り方を教えよう。村長とハンナちゃん、エマさんとあと誰か数人、食糧貯蔵庫の隣に来てくれ。あそこに小屋を建てたから“


我、ジャンプする直前に思い出した。


“あ、そうそう、貯水池のところにオリーブの林を作ったんだ。そこでオリーブオイルが取れたので、絞って油を出してちょ。搾りかすは牛さんにでも食べさせるとよい!”


おぇえええええええええええええ!テーブルの上にオリーブの実を吐き出していく・・・ボロボロ出てくるオリーブの実。たくさん出過ぎてテーブルからはみ出ようとするので、我、別のテーブルに吐き出す。


途中でアーダちゃんが


「すねぇくちゃん、吐いてるの?気持ち悪いの?」


心配そうに我を見てる・・・ダイジョーV!我は心の中で親指を立てます。全部吐き終わった後すっきりするのは・・・気のせいなんでしょうね!





我、オリーブの実を吐き出した後、再び、貯水池へ。桃の林のところに行くと、牛さん達が寝そべっていた。お腹いっぱいになったのかな?我、緑魔法Lv.4で再び桃の実を成らします。コロコロと落ちていく桃・・・地面に着く前に我、飲み込む!飲み込む!なんかそういゲームみたい!飲み込む・・・落ちる前に飲む!桃は胃腸薬ではありません!口を広げて漏斗型にして緑魔法Lv.4をかけ続ける・・・たくさん集まった気がします。桃はそろそろいいか・・・ここに来たならオリーブの実も茶の葉もたくさん集めておきましょう^^。



さて、帰り道すがらに、畑と牧草地の様子を見ています。牧草地は水撒いたところは青々としていますが、そうでないところはうーん・・・ヤギも見かけない。ここはそのままでいいか。そのまま食糧貯蔵庫へジャンプしながら村人たちの作業を見やる。うん、皆さんまじめに働いとりますな!お、悪ガキ三人組発見!


“赤魔法Lv.4付呪スペル!”

“プップ~”

“どのような付呪を施しますか?”

“成人するまで甘味を食べたら1時間の全身麻痺。果物も同等とする!成人したら自動的に解呪すること!”

“パヤヤヤ~ン”


がんばれ、名も知らぬ少年たちよ!我に因縁吹っ掛けたのが間違いだったな!





我、貯蔵庫へ到着。村人たちがどんどんと黒麦藁を運んできますな。それはほっといてもいいでしょう。隣に建てた作業+貯蔵庫小屋へ案内しましょ。


「いつの間にかこんなの建ててたのか」


ウム!建ててたのですよ。中には作業台とその他もろもろが。村長の家で作業するには手狭なので、ここでいろいろ作るから、お助けイモはここに持ってきてもらって!あ、その前に我、イモを植えてこないといけないな!エマさんはお助けイモ、持ってる?持ってるなら、我についてきて、その間、黒麦の方をお願いね。いや、待て!最初に桃を壺の中に仕込んでおきましょう!小屋の奥においてある大きな壺に我桃を吐きだす、おぇぇぇええぇえぇえ!全部で10壺出来上がり。これの実の部分を叩いて潰しといてくれる?潰す道具?そうね、そう言えば作ってなかったね・・・床の石を土に変換して、土から再び石を作り土魔法Lv.18石細工ストーンワークスを使って10本ほど縦に長い杵を作る。これならできるっしょ?そんじゃ、あとよろしく!




我、エマさんを連れて、黒麦畑へ。そう言えば、エマさんは黒麦畑の場所知ってるの?


「スネークさーん、あたし村の畑の場所全部知ってるよ」


そんじゃあ、トレーニングのため走っていきますか?


「え~本当に~?」


冗談です。我にイモをくれ。そしたら、一番近い畑から順番に収穫しに来て。例のポーチは持ってるよね?我、イモを貰って銜えると、一番近い畑にジャンプ。一番近い畑の麦はすでに持ち運ばれていた。よし、それじゃあ、畑に黒土を加えて・・・先に緑魔法Lv.5品種改良ブリーディングをやっときましょう。


緑魔法Lv.5品種改良ブリーディング


“プップー”


“どのような改良を施しますか?”


多産冨栄養で大型化。


“パヤヤヤ~ン”


”品種改良に成功しました”




この一個の種イモからたくさん実を付けさせます。


緑魔法Lv.1発芽スプラウト


イモのくぼみから芽がにょきにょきと生え出します・・・いくつか分かれたところで


風魔法Lv.10大鎌鼬!できるだけ最小スケールで!


芽の部分がシュパパパパッと切れたので、それを


緑魔法Lv.2移植トランスプラント


それから緑魔法Lv.3栄養吸収アブサープション+緑魔法Lv.4成長促進プラントグロース


これは花実を付けることに専念してもらいましょう。種を作ったところにエマさんが追いついてきた。おーい!こっちこっちーーーー!うーん!遅い!一生懸命走ってるのに遅い!なんだこの現象は?




「ひゃー着いたーーー!あー疲れたー、スネークさんお水ちょーだいーーー!」


我、エマさんの口に水魔法Lv.1で飲み水を射出。待ってたかのように口をあんぐり開けていました。


「いや~スネークさんの出すお水は冷たくておいしいですねぇ!もう一杯!」


ぴゃーーーーー!たんとお飲み!呼吸が整ったエマさんに、イモの種を回収してもらい、その辺り一面にぶちまけてもらう。その後は我の仕事!


緑魔法Lv.1Lv.2Lv.3Lv.4連続コンボ!エマさんは畑から出てて!


芽がでて浮いたと思ったら、一斉に均等に並んで地面に接地。その後はにょきにょき芽から若苗、そして立派な茎ができたと思ったらたくさん葉が茂りだす。やがて葉が萎れると収穫できますな。我、収穫しやすいように、イモの横を土魔法Lv.9横長側溝を掘っていく。ドーンと畑の端から端までイモの植わっている列の横に掘っていく。試しに一株抜いてみてちょ!


「わ~抜きやすいですねぇ。さすがはスネークさんの魔法はすごいですねぇ」


そんじゃ、全部抜いていって!我、一株分だけ次の畑に持っていくから!





こうして黒麦の植わっていた畑に我はお助けイモを植えていくのであった・・・





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