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クールな女神様と一緒に住んだら、甘やかしすぎてポンコツにしてしまった件について【C5が2/12に発売!】  作者: 軽井広@北欧美少女コミカライズ連載開始!
第二部

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書籍化記念SS② コーラを飲む?

 これは遠見の屋敷の離れに引っ越しした日のこと。


「離れだけでもこんなに広いんだ……!」


「うちのアパートとは違うわね」


 夏帆と雨音姉さんが離れのダイニングで楽しそうに言う。


 俺と玲衣さん、夏帆、そして雨音姉さんの四人が、この離れにそれぞれ部屋を与えられている。食事は一緒のダイニングで四人で摂るけれど、なんと遠見家の料理人が用意してくれるらしい


 至れり尽くせりだけれど、あまりにも急な話で驚きの連続だったし、引っ越し作業のせいでかなりの疲労感がある。

 俺がふうっと息を吐くと、夏帆がくすっと笑う。


「晴人、お疲れだね」


「そうかもしれない……」


「はい。コーラ、買ってきたの。飲む?」


 夏帆が俺にコーラのペットボトルを差し出した。ちょうど冷たい飲み物を飲みたい気分だったので助かる。


「ありがとう」


「どういたしまして」


 俺のお礼に夏帆は嬉しそうに微笑んだ。俺は蓋を開けて、冷たいコーラを飲む。甘さと炭酸が、心地よい。

 冬場とはいえ、部屋は暖房が効いていて、いろいろ作業したら喉が乾いてしまっていた。

 玲衣さんは自分の部屋に行き、荷物を置いているみたいだった。

 

 夏帆が俺をじーっと大きな瞳で見つめる。


「夏帆? どうしたの?」


「え? ううん。なんでもない」


 夏帆が顔を赤くした。なんでも無いという感じではないから、どうしたんだろう?


「ね、それより晴人。ここってすごく広い大浴場があるんだよね?」


「らしいね」


「ちょっと楽しみ!」


 夏帆はわくわくという感じで、顔を輝かせる。

この街は大して有名ではないけれど、いちおう温泉が湧いている。

 遠見家は温泉旅館のようなものも運営していたし、それを自分の屋敷の浴場にも引いているようだった。


「晴人、さっそく入ってきたら?」


「え、でも……」


 そんなにすぐに使えるのだろうか? 雨音姉さんが横から口を挟む。


「もう使える状態だって、メイドの渡会さんが言ってたわ」


「そうなんだ……」


 まあ、たしかに疲れたし、ちょうどいいのかもしれない。一通り引っ越しの整理も済んでいるし。俺も夏帆と同じで、実は大浴場を楽しみにしていた。


 普通の家には、温泉なんてないし。

 結局、俺は夏帆の提案に乗った。


 夏帆がくすっと笑う。


「上がってきたら、冷たい飲み物、用意しといてあげる」


「ありがと」


「ついでに、あたし、も用意しておこうか?」


「え?」


「お風呂にする、ご飯にする、それともあたし?……ってやつ」


 俺が頬を赤くすると、夏帆はいたずらっぽく目を輝かせた。




<あとがき>


書籍一巻予約受付中です! 続刊のためにも予約、待ってます!


公式サイト等では可愛い夏帆たちの口絵やキャラ紹介も掲載されていますので、ぜひご覧くださいね!

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