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クールな女神様と一緒に住んだら、甘やかしすぎてポンコツにしてしまった件について【C5が2/12に発売!】  作者: 軽井広@北欧美少女コミカライズ連載開始!
第四部

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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コミックス5巻発売記念SS「バレンタインでモテまくる晴人」

クールな女神様、コミカライズの5巻発売です! 今回はユキが表紙! 早めにお買い上げいただけると続刊につながるかも? 感想や布教はもちろん、購入報告だけSNSでツイート等していただけると売上向上につながりますので、よければぜひ!


書影はこちら!

https://x.com/karuihiroF/status/2021793093851418748/photo/1

「はい、晴人くん! チョコレート!」


 クラスメイトで、今は同居している女の子でもある玲衣さんが、満面の笑みでラッピングされたチョコレートを俺に渡してくれる。

 バレンタインに玲衣さんからチョコレートをもらえるなんて、感謝感激だ。


 とはいえ、なぜ家ではなく朝、ホームルーム前の教室なのか。

 周りの視線が気になる。


「だって、晴人くんはわたしのものだってアピールしないとね?」


「そ、それ、必要?」


 玲衣さんはジト目になる。


「去年だって、佐々木さんやユキさんや、雨音さんからもチョコをもらっていたんだよね?」


「ま、まあね」


「去年のわたしは、晴人くんにチョコを渡せなかったから悔しい……」


 一年前は、俺たちはまだ中学生だ。

 高校で初めて俺達は同じ学校になったから、出会ってもいない。


 だから、玲衣さんからもらうチョコはこれが初めてだ。

 俺は微笑む。


「玲衣さんからもらえるチョコは、玲衣さんからしかもらえないからね」


「なにそれ。変な言い方」


 くすりと玲衣さんが笑う。


「それだけ大事だってことだよ。ありがとう、玲衣さん」


「う、うん……」


 玲衣さんが恥ずかしそうに、けれど嬉しそうにはにかむ。


「でも、今年も晴人くんにチョコを渡す女の子、たくさんいそう……。琴音だって、今朝、渡してたでしょ?」


「そうだけど。他は夏帆とユキと雨音姉さんぐらいで……」


 いや、十分多いな。あと、夏帆のお母さんも去年もわざわざ俺にチョコをくれていたし、ありがたいことだ……。

 とはいえ、他にはいないはず。


 ところが、昼休みに廊下に出た直後。

 曲がり角で、俺の周りに女子が複数人現れた。


 クラス委員の元気いっぱいの橋本さん、それにその友達のおとなしい性格の久留島莉子さんだ。

 二人とも美少女で、人気者だと思う。

 

 そんな二人が俺に何の用事なのか。


「秋原! ほら、チョコあげる!」


「へ!?」


「特別なんだからね! 義理チョコだけどお返し待ってるから!」


 俺は手渡されたチョコを見て、苦笑する。ブラック◯ンダーだったからだ。

 言われなくても義理チョコだとわかる。


「ありがとう。ホワイトデーには蒲焼さ◯太郎を十枚あげるよ」


「あはは。せめて甘い物にしてよ~」


 これなら玲衣さんから嫉妬されることもないな。

 俺がホッとしていると、久留島さんももじもじした様子だった。


 彼女もブラックサ◯ダーをくれるのか、と思ってみると、久留島さんは豪華なラッピングをした大きなチョコを俺に渡す。

 しかも、ハートマーク。

 

「く、久留島さん?」


「ぎ、義理チョコなんだからね?」


「ありがとう。でも、これ……」


 久留島さんは顔を真っ赤にすると、そのまま逃げ帰っていった。

 俺と橋本さんは顔を見合わせる。


 橋本さんはにやりと笑った。


「モテる男はつらいね」


「からかわないでよ……」


 そこにもう一人女性が現れた。といっても、生徒ではない。

 佐々木先生……夏帆の叔母。叔母といっても、まだ若い二十代の美人教師だ。


 佐々木先生はニコニコとした様子で俺に近づいてくる。


「秋原くん、チョコレート上げる」


 なぜか俺はこの先生に気に入られてしまっているみたいだ。

 

「ええと、ありがとうございます。でも、これ、高そうですけど、本当にもらっていいんですか?」


「大人の資金力があるから平気平気! 大事に食べてね!」


 佐々木先生はそれで立ち去っていった。

 橋本さんが感心した様子になる。


「秋原ってほんとにモテるね」


「いや、そんなことないけど……」


 俺がつぶやいたあとに、さらにクラスの女子の数人が俺にチョコを手渡して去っていった。

 橋本さんは面白がっているだけだったが、それでは済まない人もいる。


 視線を感じて振り返ると、玲衣さんがじーっと曲がり角の陰からこちらを見ていた。


「は、る、と、くん~」


「玲衣さん、見てたの?」


「全部。ばっちり」


 ヤキモチで頬を膨らませる玲衣さんに、俺は肩をすくめ、彼女のもとへ歩み寄る。

 そして、玲衣さんの銀色の髪を撫でた。


「玲衣さんのチョコが一番俺は嬉しいよ」


「そ、そんな言葉で誤魔化されないんだから」


 そう言いながらも、まんざらでもなさそうに玲衣さんが俺を上目遣いに見る。


「来年も……絶対、わたしは晴人くんの一番になってみせるから」


 玲衣さんは綺麗な声で、嬉しそうにつぶやいた。

 








クールな女神様、コミカライズの5巻、あらためてよろしくです! 雨音さんもついに初登場&玲衣さんの夜這いサービスシーンなどもあります!!!!! また、北欧美少女のクラスメイトコミックス1巻もあわせてよろしくです!

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