コミック1巻本日発売! 告知SS お蕎麦屋さんと橋本さん
コミックス1巻が本日発売!
詳細は→https://www.ganganonline.com/title/1761
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URL:https://twitter.com/karuihiroF/status/1766409944163840092
そんなこんなで、俺たちは大晦日を迎えてしまった。
そして、なぜか、俺、玲衣さん、夏帆、琴音、そして雨音さんの三人でお出かけをしている。
行き先は――お蕎麦屋さんだ。
四人で夕方の町を歩きながら、玲衣さんが首をかしげる。
「年越し蕎麦なら、屋敷で食べても良かったんじゃないんの? 毎年、お祖父様の知り合いの高級そば店から出前を取っているんでしょう?」
そんなもっともな疑問に、琴音がくすりと笑って答える。
「今年はそのお蕎麦屋さんが、高齢だから引退されたんだそうですよ。お祖父様も別で会食があるみたいですし」
夏帆がその続きを引き取る。
「ずっと家に引きこもってばかりだとつまらないじゃん。たまには外食もいいでしょ?」
そして、夏帆と琴音が顔を見合わせ、「「ねー!」」と言う。
うーん。二人とも仲良しだ……。
いつものことながら、どうもこの二人は気が合うらしい。
「晴人もその方が良いよね?」
なんていいながら、夏帆が自然に俺と腕を組む。
ふにゃっと夏帆の胸があたり、俺は頬が熱くなるのを感じた。琴音が「ずるーい」なんて言いながら、俺にぴたっと寄り添う。これはこれで心臓に悪い。
玲衣さんの前で、あまり情けない顔はできないのだけれど。玲衣さんもむうっと頬を膨らませている。
本音を言えば、玲衣さんと二人きりが良いのだけれど、そういう機会はなかなかなさそうだ……。
「ついたわ。ここ、ここ。美味しいのよねー!」
雨音さんが足を止めて、蕎麦屋の看板を指差す。我関せず、という感じで俺たちのじゃれ合いには参加していない。
大人の余裕(?)なのか、それとも目の前の蕎麦のことに頭が占められているのか……。もともと雨音さんも食い意地が張っているタイプだ。
蕎麦屋は和風でいかにもな見た目。看板は「蕎麦 はしもと」と書かれている。はしもと……?
なんとなく嫌な予感がしたが、雨音さんがさっと扉を開けてしまう。
夕方だからか、年の瀬とはいえ、思ったほど混んでいない。
「いらっしゃいませー!」
明るく甲高い声が響く。
声の主は、和服の少女だった。
背が高い美人だが、俺たちと同じぐらいの年齢……というか。
「は、橋本さん!?」
「あれ? 秋原じゃん! それに、夏帆と水琴さんと……えっと、大人の美人と謎の年下美少女? ハーレム? ハーレムなわけ?」
橋本さん――俺たちのクラス委員長が目を爛々と輝かせ、身を乗り出していた。
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