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        8  魔王との対立

 魔王はマリエール達を意識した。第4魔将のグレーデビルの派遣を決定した。

          8  魔王との対立


 魔王は自分に贖う存在を要約認識した。たかが人間が自分に敵うわけがない。産まれたての頃なら勇者と聖女という存在に討伐されることもあるそうだ。だが自分は其れを倒し100年の時を生きた。魔王として一番勢いのある時、人間なんかに負ける筈もない。しかし魔獣を倒して近く迄やって来た。其れは認めるしかない。この国の魔獣に命令して自分の近辺に魔力を集めた。国中の魔獣は数倍強くなり数も増えた。魔王城とその周辺は、はるに強力だ。近くにいる宰相のジークリフに尋ねる。

「不快な人間共が近づいている。ジークリフあの人間共を始末せよ。」

ジークリフはニタリと笑い、

「それでは第4魔将グレーデビルに始末させましょう。あ奴なら見事に人間達を見事に始末してくれるでしょう。」

魔王もニタリと笑った。

「あれは残忍だからな。人間共一人残らず始末してくれるだろう。」

 マリエール達は8つ目の拠点の魔獣討伐を開始していた。魔獣の構成は7つ目の魔獣達と同じだ。通常魔獣は火薬玉、有翼魔獣には貫通魔法で対処してきた。そろそろ班を前進させようとした時、新たな一団が現れた。これまでの魔獣とは違う精鋭達だ。まるで軍隊の動き。統率とれ一手一手が意味のある手にみえた。班を下げ一度拠点迄下げた。マリエールはニコライに挽回の策を尋ねる。

「少数の仲間に万全の貫通魔法を纏わせ出撃させてください。ロイドに敵将を狙わせましょう。」

50人に万全の貫通魔法を与えバラバラに送り出した。ロイドを呼び様々な能力を与え敵将を撃つ事を命令した。

 50人は上空に上がり、火薬玉や貫通魔法で攻撃した。新しい魔獣達は魔法を打ち込むが結界があるので被害はない。貫通魔法を万全にし各自結界が張れるようにレベルアップするのは50人ぐらいだと判断した。マリエールも出て攻撃した。有翼魔獣も固まっているので火薬玉が効果的だ。前に出ようとする集団にはマリエールの強力な貫通魔法が入るので前進出来ない。ニコライに状況判断してもらう。

「完全にマリエール様の作戦勝ち。敵に手はありません。このまま押し切りましょう。」

マリエールと仲間達は火薬玉と貫通魔法で圧倒し続けだ。

 一方ロイドは、敵将に向けて移動を始めた。透明化の魔法で誰にも気付かれず移動した。敵将は魔王城と拠点の中間の陣地で護衛達に守られて座っていた。人間の様な姿で残忍そうな顔をしている。護衛達も人間風だ。護衛とは違う姿の美しい女性が敵将に酌をする。

「部下どもは何やっている。人間風情に何をグズグズしている。やはり自分が出撃しないと行けないか。」

隣美女が止めた。

「お待ちなさいグレーデビル様。部下達はあなたの期待に応えて侵略中です。今あなたが出て行かれると部下達の面子が潰れて仕舞います。今暫くお待ち下さい。」

人間と似ていると言うが、グレーデビルは体長3メートル金の目と牙、手が4本ある事から人間でない事は判る。魔人だ。護衛も美女も全て魔人だ。魔王は魔人の主人か。

 

 戦線はマリエールに有利。ロイドはグレーデビルの元に潜入する。

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