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        7 拠点の拡大

 火薬玉と言う新たな武器を得て拠点を広げる。6つ目の拠点作りの魔獣討伐は見事にはまって、火薬玉が役に立った。

          7  拠点の拡大


 火薬は翌週から提供された。宰相はアイテムボックスに時間経過がない事を知っているのだろう。マリエールは職人に金属の球体を作り、火魔法で爆発する火薬玉を作るように指示した。側にいたニコライに

「火薬玉が上手く行けば、この拠点も早くできると思うわ。」

ニコライも嬉しそうに

「いい武器に成りそうですね。」

と言う。

 数日後、とりあえず試作品1000個を出撃前の仲間達に渡し、説明した。火薬玉を風魔法で敵側に運び火魔法で爆発させるか、フライで飛び、火薬玉を落して火魔法で爆発させる。と言う指示を出して自分でも幾つか持った。

 仲間達と出撃した。6つ目の拠点を作るための魔獣討伐だ。5つ目の魔獣よりも強い。連携もいい。早急、火薬玉を使った。フライで上空上がり、風魔法で運んで火魔法を放った。予想以上の大爆発だ。次々に火薬玉を使いかなりの魔獣を倒した。近くにいたニコライに

「これは行けるのではないか。量産させよう。ニコライ指示を出しに行ってくれるかい。」

ニコライは

「承知しました。今から行って来ます。」

火薬玉はもうないようだか、残りの魔獣も少なく、6つ目の拠点の魔獣討伐は5つ目の拠点の魔獣討伐よりも遥かに速やかに討伐を完了出来た。

 火薬玉を使うデメリットは、魔石ぐらいしか残らない事だ。共有アイテムボックスに蓄えは十分あるし、火薬玉を使わないデメリットの方が大きい。

 6つ目の拠点が出来て、7つ目の拠点の魔獣討伐だ。魔獣達を見て不味いと思った。3分の1程度が有翼の魔獣なのだ。有翼の魔獣には火薬玉が効き難いのだ。ニコライに声を掛ける。

「ニコライ、各隊長に指示を出せ。取り敢えず火薬玉で通常の魔獣を殲滅せよ。有翼魔獣には貫通魔法を使え。レベル上げしておく。」

戦いには、明確な指示が必要だ。判り難い指示は禁物だ。

 戦いが始まった。火薬玉で攻撃だ。通常魔獣には有効だが有翼魔獣には効果はない。有翼魔獣から攻撃される。ドラゴンではないがブレスのような火魔法だ。火魔法で傷つくものはいないが、爪や嘴は鋭いようだ。何人かが襲われ負傷した。直ちにフィールを掛けた。有翼魔獣には貫通魔法というのは効くが、一撃必殺にはなっていない。レベルアップしたが強烈な一発程度だ。急所に受けて落下するものも居るが、大抵のものは逃げていく。襲われないという意味合いでは成功たが、勝利には程遠い。

 火薬玉で通常魔獣はほぼ殲滅したが、有翼魔獣はほぼ残っている。逃げ出したので、貫通魔法が届かない遠くにいる。殲滅することは難しいので前進して作業を進めながら、守備しよう。

 前進して通常魔獣を倒しながら、魔獣を回収して、作業に入る。作業を妨害しようと有翼魔獣が襲って来るが、貫通魔法を受けて、墜落するもの、逃げ出すものがいる。墜落したものは回収した。ただその繰り返しだ。有翼魔獣はその数を減らしながらも激的には変わらないまま7つ目の拠点が完成した。有翼魔獣は半数ほどに数を減らしながらも飛び去った。 

 有翼魔獣には火薬玉は効かない。貫通魔法のレベルアップをして7つ目の拠点を作った。

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